駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

夏休みを休もう

2012年08月23日 | 身辺記

    

 夏休みというかお盆休みを三日間取った。休み明けは受診患者数が四、五日の間二割増しになる。これをこなすのが最近は骨になってきた。昨日は水曜で半日、患者数は通常に戻ったのだが、午後は介護保険の審査会と歯科受診で、帰宅が五時過ぎになってしまった。ゆっくりしたいが、延び延びになっていた机の周りの整理をした。日本医事新報も内科学会も日本医師会も内科臨床雑誌・・・も夏休みを取っていないようで、この二週間ばかりの間に届いたのが山積みになっていた。精読するわけではないが、一通り目を通さねばならない。こちらの遅れを挽回するのもしんどくなった。

 晴れれば農作業をし、雨が降れば読書をして過ごす悠々自適の晴耕雨読のような生活は望むべくもないが、せめて午前中に十数人の患者を診て、午後は一人か二人を往診して、それでお仕舞いの医業で暮らせたらと思う。現在はその五倍の患者さんを診て、審査や書類書きまでしている。おまけに脳力も体力も落ちてきているから、どうしても余裕がなくなってしまう。

 休んだ付けが回ってこないように、国中丸ごと夏休みにして呉れい。

 

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