はれの日の社長がどういう人物か知らない、写真と黄色いブレザー、ベンツ、二十代妻と中国進出という見出しを見ただけだ。それでも大体どういう人物かわかる、同じ系列の人物を何十人も知っているからだ。
精力的で積極的、活動的(異性にも)、攻撃的で自己肯定的だから、うまくゆかなくても悪いのは相手や状況で、自分の非を中々認めない。学歴や成績はともかく頭の回転は速く弁が立つから、人を引っ張る力がある。こうした資質はリーダーに向いているので、名脇役参謀が居たり、学び反省する能力を兼ね備えていれば優れたリーダにもなれる。男が殆どだが、女性にも居ないわけではない。
ただ、間違いや厄介を起こす可能性も大きいわけで、適当に距離を保ってお付き合いするのがよいかもしれない。ではなぜ、そういう人物に追随する人が後を絶たないかというと、多くの人は自分で決断するのが苦手、新しいことを始めるのも苦手だからだと思う。
人間は一人では生きてゆけない。仲間や社会がなければ生き残れない。そこには必ず大きくても小さくても組織ができて、しばしばぎくしゃくしながらものごとを決めて進まねばならない。
余りにも簡単極端なまとめだが、こうした人物を取り上げたのは、こうした人物の耳の垢を苛めにあっても助けを呼んだり反抗できない人や間違いや失敗を自分のせいにして自分を過剰に責めてしまう人達に分けてあげられないかと思うからだ。日本人に多い?泣き寝入りしやすい人達にはれの社長的資質を贈りたい、何だか飛躍した暴論になってしまった。