駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

野党に付ける薬

2020年01月22日 | 政治経済

             

 

 立憲民主と国民民主の合流は不調に終わった。数あわせという批判は批判の常套手段で、そうした批判を恐れることはない。与党こそ数あわせの本家なのだが、気付かせないし強いから恐いから批判されないだけだ。

 合流は政策ではなく政略なのを玉木さんは理解されていないように見える。なぜ安倍さんが強いのか政策に強いからではない、政略に優れているからだ。不祥事から目を逸らさせ、巧みな言葉遣いで人気を勝ち取ってゆく。ご本人は政策に強くなくても、政策では謙虚に周りの優れた意見を取り入れるから、大企業や恵まれた人そして変化を嫌い安定を望む人から支持される政策を打ち出すことが出来てきた。

 しかしながら、ここに来て安倍政権には人気取り政策の副作用や長期政権の弛みや歪みが出てきている。それでも野党が支持を得られないのは政略で劣るからだ。安倍政権の隠蔽と誤魔化しを弱い野党が突くのは当然で理解できるが、あげつらうばかりという常套の切り返しがあり、何処まで効果があるか疑問だ。多くの人は理屈や事実では動かない。目先の損得と好き嫌いで動く人が多い。野党には安倍さんに負けない政略が必要だと思う。

 政策は分かりにくい。政策を説く時は、繰り返し笑顔で分かり易く語ることだ。恵まれない人達や弱い立場の人達の立場と現実を、恨み辛みなく染み通るように伝える能力が求められる。少数野党がいがみ合うなと申し上げたい。いがみ合うと余計小さくなる。決裂しても睨み合わず笑顔で握手して別れることだ。山口代表と志位委員長からは学ぶものがあるだろう。

 偉そうに書いたが、こんなことは分かっておられるかも知れない。分かっていてできない?、長過ぎる政権は腐敗し政治不信と無関心を招く、首相を交代させるのは野党最優先の仕事と申し上げたい。

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