駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

外国人嫌いの波紋

2024年05月08日 | 小考
          

 バイデン大統領が日本経済停滞の原因の一つに外国人嫌いがあり、移民が進まないからだと述べたことに関し色々な反応がある。多くは誤認識だと反論するもので日本政府も正確な理解に基づいたものではないと反論した模様だ。
 半数程度の日本人は比較的外国人に寛容で、日本の伝統に溶け込み日本の社会をかき乱さなければ受け入れようとしているように見える。唯、現実には流暢に日本語を話し日本文化に馴染むのは容易ではないようだ。逆に少数だが物凄く外国人を嫌い、問答無用で排除しようとする人達が居る。
 どちらの人も結構外見に捉われるところがあり、色白金髪の欧米系の人には甘い傾向があり、アジア系の人には外見の違和感は少ないのだが能力を低く見がちで厳しい。いづれの人も移民導入には慎重あるいは否定的と見える。実際に日本国籍取得のハードルは諸外国よりも高いようだ。
 だから不正確で飛躍はあるとしてもバイデン大統領の指摘はある程度当たっていると思う。尤も、ではアメリカが移民に寛容か言えばそうでもないのではと思う。
 
 諸外国、主として欧米、を旅して感じるのは日本人の評価が割と高いということだ。これは先人の功績で、この有難い評価を下げてはならないと思う。
コメント
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