人類はアフリカで生まれたとされている。色々紆余曲折があったとしても我々はアフリカで生まれた祖先X子さんの遺伝子の一部を受け継いで持っているわけだ。私は色白でアフリカ人の血が流れているわけがないと抗議されても細胞の中のミトコンドリアの一部に痕跡が残っている。
そうした遠い遠い遠い昔の故郷アフリカ諸国はアルジェリアや南アフリカなど一部除いて近代では進歩の波に乗り遅れた後進国になってしまっていた。ところが二十世紀後半、目を見張る近代化を成し遂げGDP世界第二位まで伸し上った日本が、慢心してうつつを抜かしてGDP世界第四位に転落している間にアフリカ諸国は着実に力を付けてきている。
ユーチューブでアフリカ諸国の首都の映像を見ると近代的な高層ビルが立ち並び、ハイウエイを車が縦横に走り回ってアメリカの大都市と見分けがつかないくらいだ。勿論、庶民の生活レベルや産業技術はまだまだのようだが、未開の後進国という認識は改めなければならない。