昨日、コメリに出かけたら違和感のある田んぼがあった。
ぽっかりと??
手前の緑の植物は、出穂が始まった稲です。実ってお米になるんだけどさ〜??
あ〜れ〜??
自転車を降りて田んぼを覗き込んで見れば。
ピンクの卵塊発見!
あ!犯人も発見!!
わかりますか?水中に散らばる丸いもの。これが悪名高きジャンボタニシことスクミリンゴガイです。
うわ〜、ジャンボタニシの入った田んぼはこうなるのか〜。
ぽっかりとしてるのは、ジャンボタニシに食べられてしまったからだ。webや印刷物で見たことはあったけど、実際やられてるのを見るとインパクトが大きいわ。
この後、コメリに寄ってからスーパーに向かって農道を自転車で走ってると、やけに分蘖してない田んぼを見かけたので再び自転車を止める。
先程の田んぼは農道から段差が大きくて上から見下ろしてたのですが、今度の田んぼは高低差のほとんどないところです。
うわっ!
ここにもピンクの卵塊がついとるやないかいっ!
高低差がないので水面を観察してみれば。
いましたわ〜。
ジャンボタニシです。
アップで。黒く長いツノが悪魔的。
畦と田んぼを区切る波板に、びっしりとついてる卵塊。所々こそぎ落とした跡がありますね。でも全く追いつかない様子。
NOSAI香川から配布されるチラシによりますと?
「ジャンボタニシ(スクミリンゴガイ)は気温15〜35度で活発に活動し、14度以下では休眠する。
寿命は3〜5年。大きいものは殻高7センチ以上。
貝は土の表面から5センチ以内の浅い部分に潜って越冬する。
寒さに弱いが、暖冬の年は越冬しやすく、発生が多くなる。」だそうです。
「貝は17度以上で摂食活動を開始する」
ちなみに、ジャンボタニシは水稲、つまりお米の苗を食べます。田植え後、約3週間までの柔らかく小さな苗が大好物。農家さんは防除対策に努めます。
防除対策の秘訣。
入れない&広げない。水口からの侵入を防止。水路の貝を防除する。
食べさせない。水稲田植え後2〜3週間の浅水管理(水深4センチ程度) 水田での農薬防除(農薬の効果の特性を踏まえて散布)
越冬させない。土壌中の越冬貝の防除(冬期の耕運、秋期の石灰窒素施用)
とありますが、食害された田んぼを見たら心折れるよな〜。でも、頑張ってジャンボタニシをやっつけて欲しい。最悪、被害を受けた田んぼから出さないように勤めて欲しいです。お願いっ。