高尾山などの「寅太の山野草」

中越地震で被災した小千谷市と長岡市にある戊辰史跡の復興を応援しています。
山野草を中心にしたブログです。

ヌマトラノオ

2014-07-21 05:36:36 | 山野草
虎の尾に親しみを持ち、庭でオカトラノオ(岡虎の尾)とヌマトラノオ(沼虎の尾)を育てたが、湿地の環境が造れずヌマトラノオはやがて消えた。
先日、近くの公園に行ったら、園内にオカトラノオとヌマトラノオの雑種と言われるイヌヌマトラノオ(犬沼虎の尾)が自生していた。双方の特徴を併せ持ち、穂の先が垂れることはオカトラノオ、葉が細いのはヌマトラノオに似ていた。 じつは昨日ヌマトラノオを載せるべきところを、イヌヌマトラノオを先に載せてしまった。


(沼地に咲くヌマトラノオ)

 
(花序はまっすぐ伸びる)

 
(オカトラノオと中間種のイヌヌマトラノオ)

沼虎の尾/サクラソウ科/オカトラノオ属。
湿地に生える多年草。
葉は互生し倒披針状楕円形で先端は尖る。茎の先に総状花序を直立し、白い小さな花を多数付ける。
名前の由来:トラノオの仲間で沼地に生えることからこの名が付いた。
花期:7~8月。
(多摩丘陵)
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イヌヌマトラノオ

2014-07-20 00:03:58 | 山野草
オカトラノオ(丘虎の尾)とヌマトラノオ(沼虎の尾)の雑種があることを知り、ネットで調べると国立科学博物館自然教育園に群生していることが分かった。
花穂はオカトラノオに似て垂れ、葉はヌマトラノオに似て細く、花弁はヌマトラノオに似て短い。


(花穂はオカトラノオに似て垂れる)

 
(葉はヌマトラノオに似て細い)

 
(オカトラノオとヌマトラノオ)

犬沼虎の尾/サクラソウ科/オカトラノオ属。
湿地に生える多年草。オカトラノオとヌマトラノオの雑種。
葉は長楕円形で互生する。茎先に総状花序を出し、5弁の花をたくさん付ける。
名前の由来:ヌマトラノオに似ることからこの名が付いた。
花期:6~7月。
(国立科学博物館自然教育園)
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ミズオオバコ

2014-07-19 00:05:11 | 山野草


(水面に花が咲く)

 
(花は葉の下から出てくる)

水大葉子/トチカガミ科/ミズオオバコ属。
水田や溝に生える1年草。東京都では絶滅危惧種。
葉は水中にあり広披針形で長い柄があり、ふちは波状に縮れる。水面に直径2~3cmの白色または淡紅紫色を帯びた花を開く。
名前の由来:水の中にあり葉の形がオオバコ(大葉子)に似ていることからこの名が付いた。
花期:8~10月。
(多摩丘陵)
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夏の花Ⅱ(その9)

2014-07-18 00:32:43 | 四季


(アズマカモメヅル)

 
(オオカモメヅルとコバノカモメヅル)

 
(ザクロソウとミヤマナミキ)


(オカトラノオにとまるベニシジミ)

 
(サワヒヨドリとオトコエシ)


(キツリフネ)

 
(ハグロソウとミゾホオズキ)

 
(ソバナの蕾とヤマシャクヤクの実)


(どこからきたのかノハラナデシコ)

(高尾山)

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夏の花Ⅱ(その8)

2014-07-17 00:46:23 | 四季
【ベニシュスラン】
お宝の一つです鉢植えのベニシュスラン(紅繻子蘭)が、今年は元気がありません。
代役は昨年大和市民まつりの植木市で手に入れたもので、小さな鉢に植えてあります。我が家にきて初めての開花です。


(ベニシュスラン)

 
(花の拡大)

(寅太の庭)

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夏の花Ⅱ(その7)

2014-07-16 00:20:54 | 四季


(ミヤマタニワタシ)

 
(ミツモトソウとダイコンソウ)

 
(トモエソウとオトギリソウ)

 
(マルバノホロシとヒヨドリジョウゴ)


(ママコノシリヌグイ)

 
(少し遅れて咲いたサワギクとサツキヒナノウスツボ)

 
(フジウツギとヤマハ○コ)


(ヤマホタルブクロ)

一部の植物名の文字を○にしています(「○」は「ハ」)。
(高尾山)

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アリノトウグサ

2014-07-15 05:56:28 | 山野草


(小さな花でカメラマン泣かせである)

 
(花弁は4枚で反り返ると8個の雄蕊が現れる)


(花は雄性期からやがて雌性期に移る)

蟻の塔草/アリノトウグサ科/アリノトウグサ属。
山野の日当たりがよく、やや湿ったところに生える多年草。
茎は4陵形でしばしば赤褐色を帯び、下部は分岐して地をはう。葉は楕円形で鈍い鋸歯があり対生する。花は茎の上に付き、下向きに咲く。雄花の時期と雌花の時期があり、先に雄花が咲きガク片と花片4個で雄しべは8個、花弁が落ちると雌性期に移る。
名前の由来:小さな花をアリに、草全体をアリの塔に例えてこの名が付いた。
花期:7~9月。
(多摩丘陵)
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夏の花Ⅱ(その6)

2014-07-14 00:16:31 | 四季
【ヤマユリ】


(咲きはじめたヤマユリ:2014.07.13)

画像が1枚ではさびしいので、珍しい画像を追加しまた。
7月11日am9時20分、ふだんは観光客でごった返すケーブルカー「清滝駅」、快晴ですが人っ子一人いません。左端に人の影が見えますが、北島三郎新曲「高尾山」発表のポスターです。台風8号が朝早く関東を通過したために起った珍事です。


(7月11日の珍事、無人のケーブルカー「清滝駅」)

 
(7時20分を示す時計と北島三郎「高尾山」発表のポスター)

(高尾山)

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夏の花Ⅱ(その5)

2014-07-13 00:24:49 | 四季


(薬王院のボダイジュ)

 
(たくさんの昆虫が集まります)


(花序の付き方が面白い)

 
(マタタビの実)

江戸城の築城で有名な太田 道灌は、「山吹伝説」でも知られています。「七重八重 花は咲けども 山吹の 実の一つだに なきぞ悲しき」。でも一重のヤマブキ(山吹)には、こんな実が付くんです。


(ヤマブキの実)

(高尾山)

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夏の花Ⅱ(その4)

2014-07-12 00:27:18 | 四季


(オニシバリの熟した実は、美味しそうでも毒です)

 
(遠くに1輪だけ咲いていたイワタバコ。右は家の庭)

 
(オオバウマノスズウサの花と実)

 
(マルミノヤマゴボウの実)

 
(サルトリイバラとヤマガシュウ?の実)

 
(キノコの女王「キヌガ○タケ」)

 
(奇妙な形のサンコタケと右のキノコははてな?)


(コブシの実)

7月11日は悲しく憤しい光景に出合いました。みんなが楽しみにしていたシロテ○マが、地面に捨てられていたのです。先端まで開花した、近年に見ない見事な花でした。これから花が終わり実がみのり、植物にとっては子孫を残す大事な時期に入ります。最近高尾山でよく見られます、写真を撮ってその後は不要になった被写体を壊す、悲しいことです。


(引き抜かれて子孫を残せなかったシロテ○マ)

(高尾山)   名前を一部○にしてあります。

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