高尾山などの「寅太の山野草」

中越地震で被災した小千谷市と長岡市にある戊辰史跡の復興を応援しています。
山野草を中心にしたブログです。

お盆の時期に咲くサギソウ

2007-08-15 12:08:20 | 四季

連日、記録的な暑さが続いている。田舎では旧暦の今がお盆である。
お盆の風習は地域により差はあるようだが、寅太の田舎では13日の夜に集落のほとんどの人が墓地に集まり、墓の前にたくさんの蝋燭の灯かりを燈して先祖を迎える。
お盆が先祖を迎える行事であるとともに、街を離れた人にとっては、墓地に出かけることが懐かしい人との再会が楽しみな日でもある。
江戸時代の複雑な藩の支配関係や宗派の違いもあるのか、隣り合った女房の集落では江戸と同じ7月15日がお盆で、また家族全員で墓参りをする風習もない。
以前住んでいた東京の府中市では、きうりとなすの馬で作った馬を門の所に置いてあるのをよく見た。
きうりとなすが使われるのは、先祖の霊が13日の夕方に、一刻も早く戻れるように「きゅうりの馬」に乗り、お盆が終わる16日の夕刻には「なすの馬」でゆっくり帰って欲しいとの願いが込められているという。
お盆の頃に咲く花がサギソウである。白鷺が両翼を広げて舞っているような姿のこの花は、夏の暑さにを忘れさせてくれる爽やかさがある。
昨年までは開花に失敗したり、開花しても4~5個のことが多かったが、今年はたくさんの花が咲いた。
来年のお盆の季節には、今年以上の花の数を付けてほしいものである。

  

  

【サギソウへ】
コメント (4)
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