夏が近づくと、柏崎市と柿崎町(いまは上越市)の境にある米山によく登った。
標高993mだからさして高くないが、海抜0mから上り始めるのでかなりきつい山である。
三階節や米山甚句に歌われ、地元では信仰の山として、「米山さん」と親しみを込めて呼ばれている。
米山に登るというと、必ずトウキ(当帰)を買ってきてくれと言われるほど、米山に自生するトウキは有名である。
軒先に吊るして魔よけにしたことしか知らなかったが、婦人病にも効くようなので、重宝されていたのかも知れない。 当帰/セリ科/シシウド属。
高山帯に生えるセリ科の多年草。
葉は羽状複葉で光沢があり、茎は直立してよく分枝し、散形花序に白い微小な五弁花を多数付け臭気を放つ。
乾かした根は生薬の当帰として婦人薬に使われる。
名前の由来:漢方からきた名前であろうが、日本では、病気の嫁が実家に戻って静養し、トウキを煎じて飲んだところ全快して戻ったので「当(まさ)に帰る」から当帰と付いたとの説もある。
花期6~8月。
(東京都薬用植物園)
【山野草の索引(2)へ】
標高993mだからさして高くないが、海抜0mから上り始めるのでかなりきつい山である。
三階節や米山甚句に歌われ、地元では信仰の山として、「米山さん」と親しみを込めて呼ばれている。
米山に登るというと、必ずトウキ(当帰)を買ってきてくれと言われるほど、米山に自生するトウキは有名である。
軒先に吊るして魔よけにしたことしか知らなかったが、婦人病にも効くようなので、重宝されていたのかも知れない。 当帰/セリ科/シシウド属。
高山帯に生えるセリ科の多年草。
葉は羽状複葉で光沢があり、茎は直立してよく分枝し、散形花序に白い微小な五弁花を多数付け臭気を放つ。
乾かした根は生薬の当帰として婦人薬に使われる。
名前の由来:漢方からきた名前であろうが、日本では、病気の嫁が実家に戻って静養し、トウキを煎じて飲んだところ全快して戻ったので「当(まさ)に帰る」から当帰と付いたとの説もある。
花期6~8月。
(東京都薬用植物園)
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セリ科もたくさんあり、単独で生えていたら区別がつきません。
薬用植物園はみんな名前付きですから、正しい名前がわかります。
魚沼は近くに八海山という信仰の山がありますが、平野部に入ると米山さんが見えてきて、こちらが信仰の山です。
そしてここの植物がトウキです。漢字では当帰と書き、闘牙ではありません。
また信徳さんは嫁を実家に返すことがないので、無縁の植物と言うことです。
本来なら花の拡大も欲しいところですが、これではよくわかりません。
やむを得ず、上から取ることにしています。
しかし、寅太さんは上手いです。両画像とも素晴らしいと思います。