【ハチオウジアザミと多摩丘陵で見られるアザミの仲間】八王子の地名の高尾、恩方、陣馬そして多摩などの名前が付いた植物はいくつかあります。八王子の名前が付いた植物は2012年に新種として発表されたハチオウジアザミ(八王子薊)しかありません。今回はハチオウジアザミと多摩丘陵で見られますアザミの仲間です。
(八王子で最初に見つかったハチオウジアザミ)
ハチオウジアザミの特徴は、①湿地に生え、頭花は多数下向きに咲く。②総苞がやや細長い。③総苞片がトネアザミより短く、反り返りが弱い。④葉が柔らかく切れ込みが浅い。などがあります。ここでは総苞片で比べてみましょう。ハチオウジアザミが見つかったのは多摩丘陵の西部です。湿地では似たようなアザミを見ますが、素人には断定が難しいようです。おまけはタカオヒゴタイ(高尾平江帯)とオヤマボクチ(雄山火口)です。(多摩丘陵)