高尾山などの「寅太の山野草」

中越地震で被災した小千谷市と長岡市にある戊辰史跡の復興を応援しています。
山野草を中心にしたブログです。

陣馬から高尾へ縦走(その2)

2010-09-14 06:31:09 | ぶらりと奥高尾
(つづき)
今回は陣馬山の山頂から景信山までです。ところどころにツルリンドウ(蔓竜胆)の白い花が咲き始めていましたが、目新しい植物はありませんでした。
ボタンズル(牡丹蔓)とセンニンソウ(仙人草)の花はたいへん似ています。これは葉に鋸歯があるのがボタンヅルで、ない(全縁)のがセンニンソウなので、見分けることができます。
むしろ高尾近辺では、ボタンズルとコボタンズル(小葉牡丹蔓)が紛らわしいのではないでしょうか。
私のようなにわか植物愛好者には、両者を統一して欲しいところですが、専門家には全く別の品種に見えるのでしょう。今回の画像は陣馬山を下り景信山までです。

和田(バス)~陣馬山~明王峠~堂所山~景信山~小仏峠~小仏城山~一丁平~高尾山~琵琶滝~高尾山口駅


(高尾でよく見られる白いツルリンドウ

 
(満開のキバナアキギリ)        (まだ蕾のクサボタン

 
ダンドボロギク)          (ベニバナボロギク

堂所山の近くでは、ダンドボロギク(段戸襤褸菊)とベニバナボロギク(紅花襤褸菊)が多く見られました。さて肝心のボタンヅズルとコボタンヅルの見分け方は、3出複葉(小葉が3枚)ならボタンズル、2回3出複葉ならコボタンヅルです。単純には葉が3枚がボタンヅズル、葉が9枚ならコボタンヅルと覚えましょう。
さらにややこしくなると、コバノボタンズル(小葉の牡丹蔓)という品種があり、9枚の小葉がやや小さく、先端にやや丸みがあるものもあります。でもあまりくどく説明しますと、仙人と間違われそうです。


(意外と花期が長いボタンズル

 
(ボタンズルは3出複葉)       (コボタンズルは2回3出複葉)

 
 (センニンソウの花)          (センニンソウの実)


(一面のセンニンソウの花)

(以上陣馬を過ぎ景信山まで)    (次回につづく)
コメント (4)
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