高尾山などの「寅太の山野草」

中越地震で被災した小千谷市と長岡市にある戊辰史跡の復興を応援しています。
山野草を中心にしたブログです。

ソウシシヨウニンジン

2009-10-21 19:11:39 | 山野草
サントリーの青いバラは以前から話題になっていたが、11月3日から発売すると発表があった。花には各種の色があり、青い花では驚かないが、バラには青い色素を作る遺伝子がなく、今までは不可能とされていた。サントリーではパンジーの青色遺伝子を使い、30億円の開発費をかけ市販(1本2~3千円)にごきつけたとのことである。

以前から高尾山では時々、トチバニンジン(栃葉人参)の赤い実に出会う。この種子の下側にイタズラしたような、黒い斑点が付く種子があることは知っていた。これがソウシシヨウニンジン(想思子様人参)で、東京薬科大学の植物園で見つけた。
想思子(ソウシシ)とは、マメ科のトウアズキ(唐小豆)の種子のことである。

 
(赤に目玉のような黒の模様)   (サントリーの青いバラ)


(トチバニンジンには黒の模様がない)

想思子様人参/ウコギ科/トチバニンジン属。
山地の林内に生える多年草。
葉の形はトチノキの葉に似た掌状複葉で、5~7枚の小葉があり、小葉の形は卵形から披針形で葉縁には鋸歯がある。花は散形花序で淡緑色の5弁花を多数付ける。花後には赤い種子を多数結び、 先のほうに目玉のような黒い斑点がある。
名前の由来:想思子というのは、 マメ科のトウアズキの種子のことで、これに種子が似ていることからこの名が付いた。
花期6~8月。
(東京薬科大学)
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コメント (6)
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