相模原公園の塀の横に生えていた花だが、花と葉の形からホオズキ(酸漿)の仲間とわかるが、植物の本で見たことがない。公園には見学者の相談にのる学芸員が常駐しているが、こんな花を聞くのも情けないと思い、いつか判明するだろうとそのままにしていた。
先日、他の植物の質問の際に、ついに聞くことになった。学芸員は即座に、「ハコベホオズキ(繁縷酸漿)で帰化植物の一つ」と答えてくれた。
南アメリカ原産で明治の中ごろに渡来した多年草。
葉は卵円形で先は丸く全縁互生で、葉腋に釣鐘型の白い花を付ける。
名前の由来:葉がハコべ(繁縷)に似ていることからこの名が付いた。
花期:5~10月。
(神奈川県立相模原公園)
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