高尾山などの「寅太の山野草」

中越地震で被災した小千谷市と長岡市にある戊辰史跡の復興を応援しています。
山野草を中心にしたブログです。

コボタンヅル

2009-06-29 23:59:26 | 樹木

 
(1回3出複葉がボタンヅル、2回3出複葉がコボタンヅル)

小牡丹蔓/キンポウゲ科/センニンソウ属。
日当たりの良い林縁や林内などに生える蔓性半低木。ボタンヅルの変種。
葉は2回3出複葉で対生し、小葉には粗い鋸歯がある。花は1.5~2cmで花弁がなく4枚の白いがく片と、雌しべと雄しべが多数ある。痩果には羽毛状の花柱が残る。
名前の由来:葉が牡丹の葉の形に似て、ボタンヅルより葉が小さいことからこの名が付いた。
花期:8~9月。
(高尾山)
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ボタンヅル

2009-06-29 09:48:21 | 樹木


 

牡丹蔓/キンポウゲ科/センニンソウ属。
日当たりの良い林縁や林内などに生える蔓性半低木。
葉は1回3出複葉で対生し、小葉には粗い鋸歯がある。花は1.5~2cmで花弁がなく4枚の白いがく片と、雌しべと雄しべが多数ある。痩果には羽毛状の花柱が残る。
名前の由来:葉が牡丹の葉の形に似ていることからこの名が付いた。
花期:8~9月。
(高尾山)
ボタンヅルの実
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天地人(八王子城その3)

2009-06-29 03:28:43 | 歴史
八王子神社の奥はうっそうと樹木が茂っているが、その木立の向こうにやや小高い岡のようなものが見えた。手前にはその岡を守るように、サイハイラン(采配蘭)がたくさん咲いている。
本丸の案内標識は見当たらないが、草に隠れた細い道を登ってみると、かなり狭い平地に社が建っていた。その隣の石碑には、「八王子城本丸址」とある。
この標高446mの平坦地から周りを見ると、木で囲まれて見通しは利かない。これでは城山に登っても、本丸址に気づかずに、山から降りる人もいるであろう。
むかし、激しい攻防戦のあった山頂付近には、サイハイラン(采配蘭)が異常に多い。城主の北条氏照に、采配を求める声が聞こえてきそうである。
この城主不在の一日の落城には後日談がある。
惨殺した家来や子女の首を小田原に運び城前に並べ、北条勢に見せ付けたという。さしもの相模の雄も降伏し、小田原城と八王子城の氏政、氏照 兄弟は開城、秀吉に切腹を命じられた。



(装飾花がないコアジサイは富士見台の少し手前に咲いていた)

 
(八王子城絵図と本丸の周りに咲いていたサイハイラン)

前回、山頂からの八王子の展望を載せたが、下界がよく見える付近は、松木曲輪とも呼ばれる二ノ丸跡である。本丸跡とサイハイランに別れを告げ、尾根づたいに、西側の「詰めの城」を目指す。
堀切と尾根特有のアップダウンが続き、約30分で石の多い小さな広場に出た。ここが「詰めの城」であり、規模的には見張台程度の建物があったことは想像されるが、不思議にも「天守閣跡」と書かれている。
「詰めの城」から約30分で富士見台であるが、最後の登りはかなりきつくなる。
富士見台の狭い平坦地の周りも、木が茂って眺めは利かない。
条件の良い日には、富士山が見えるといわれる。
ここを縦走すれば、裏高尾に降りられる。途中で両手にステッキを持った老人に出会った。日影方面の小下沢林道から登ってきたとのことである。
十分な山歩きの格好でもないし、この時間から本丸経由で、縦走は無理である。
運よく、もう一人若い登山者がいたので、その人が付き添って裏高尾の蛇滝口に降りることになった。
寅太は同行者と付近の植物を観察しながらの下山であるが、途中で二人に追いついた。老人が急坂で転び、メガネをがけ下に飛ばし、見つかったが壊れて修理中であった。
付き添いに恵まれなければ、遭難であったであろう。寅太の仲間が先頭に立ち先陣を務め、寅太が殿(しんがり)で二人を守るように下山した。

 
(小さな社と、石碑の文字は「八王子城本丸址」)

 
(サイハイランに見送られ、約30分で天守閣跡に着く)

 
(最後の険しい山道を登ると富士見台)

八王子城の縦走は今回が最終回であるが、城の根小屋に菩提寺の閑窓寺があった。またその少しJR高尾駅方面に、廿里(とどり)古戦場の碑があったので紹介する。
 「川はいつも 流れていなければならぬ
      頭はいつも 冷えていなければならぬ
  目はいつも 澄んでいなければならぬ
      心はいつも 燃えていなければならぬ」

反省。そして八王子城の霊魂に合掌。

 
(八王子城入口の根小屋地区にある閑窓寺)

 
(閑窓寺のお言葉と廿里古戦場の碑)

(八王子市)

コメント (6)
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