高尾山などの「寅太の山野草」

中越地震で被災した小千谷市と長岡市にある戊辰史跡の復興を応援しています。
山野草を中心にしたブログです。

イカリソウ

2008-04-27 05:16:39 | 山野草
きのうの日経新聞(朝日新聞から訂正)を見ていたら、贈られて嬉しい和菓子の4位に、かって日本三大銘菓と賞賛された越後の国長岡・大和屋の「越の雪」がランクされているではないか。
しかもこれを推奨した長岡藩主牧野忠精公の文字がある。
三大銘菓の残りのふたつを探したが、紙面には見当たらない。老中として困難な日本の開国を推し進めるだけでなく、現代にも通じる味を残した忠精公はやはり明君に相応しい。
近くの東急で売っており、時たま贈り物で使ったことがあるが、最近この店が駅前から撤退した。

この歴史ある銘菓がいまでも人気があるのなら、今度の帰省で山野草の先生の土産に、越後のもち米と阿波の国(徳島県)の高級な和三盆糖を使った「越の雪」を持ち帰ろうかと思った。
懐かしい越後の雪解けのこの季節には、白いトキワイカリソウ(常磐碇草)が咲いている情景が目に浮かぶ。
もちろん我が家にも数種のイカリソウがあり、イカリソウといえば常緑のトキワイカリソウのことを指している。
ふと圧倒的な数のトキワイカリソウに囲まれ、孤軍奮闘している本物?の関東産のイカリソウ(碇草)がブログに載せてないことに気づいた。

 
(こちらは常緑のトキワイカリソウ)

碇草/メギ科/イカリソウ属。
山地に生えるメギ科の多年草。
葉は2~3回3出複葉、小葉はゆがんだ卵型で基部は心型で縁に刺毛がある花は直径2cmで花弁は4個、主に紫色で基部に1.5~2cmの距がある。
名前の由来:かつての和船で用いられた四本かぎの碇に似ていることからこの名が付いた。
花期:4~5月。
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コメント (8)
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