『もののけ草紙 弐』 高橋葉介著/ぶんか社
千里眼の芸で糊口をしのぐ少女「手の目」のお話・第2巻。
しかし第1巻の話の都合上、すっかり大人の女性になってしまいまして、
これがまた極上のいい女。正直、顔のない女にはダブルスコアで勝ってる(笑)
そうなると、魔実也さんに対する手の目同様、
彼女を慕って行動を共にする小兎(シャオツー)が出てくるわけです。
手の目ったら、いまや魔実也さんや九鬼子先生ばりに無敵ですもの。
それをそばで「すごいなー」と感嘆する存在が必要なんですよね。
しかし小兎、少年だと思っていたら、あっさり少女になっちゃいました。
(作者の趣味ですか?)
彼女を連れて手の目が日本に帰国してから、
物語が凄みを増してきているように思います。
なんてったって、戦中と戦後の日本なのですから。
上空を通過する爆撃機を見上げながら
「ああ また大勢 人が死にやがるな」
とつぶやくひまわり畑の中の手の目なんて、
まるでドラマの幕切れのような鮮烈さでした。
でも、回想として登場した少女の手の目がやっぱり魅力的なのは確か。
葉介さん、この手法確かにまだ使えますので、
今後もたびたびお願いします(笑)
千里眼の芸で糊口をしのぐ少女「手の目」のお話・第2巻。
しかし第1巻の話の都合上、すっかり大人の女性になってしまいまして、
これがまた極上のいい女。正直、顔のない女にはダブルスコアで勝ってる(笑)
そうなると、魔実也さんに対する手の目同様、
彼女を慕って行動を共にする小兎(シャオツー)が出てくるわけです。
手の目ったら、いまや魔実也さんや九鬼子先生ばりに無敵ですもの。
それをそばで「すごいなー」と感嘆する存在が必要なんですよね。
しかし小兎、少年だと思っていたら、あっさり少女になっちゃいました。
(作者の趣味ですか?)
彼女を連れて手の目が日本に帰国してから、
物語が凄みを増してきているように思います。
なんてったって、戦中と戦後の日本なのですから。
上空を通過する爆撃機を見上げながら
「ああ また大勢 人が死にやがるな」
とつぶやくひまわり畑の中の手の目なんて、
まるでドラマの幕切れのような鮮烈さでした。
でも、回想として登場した少女の手の目がやっぱり魅力的なのは確か。
葉介さん、この手法確かにまだ使えますので、
今後もたびたびお願いします(笑)