AND SO ON

世界の片隅から、愛をささやいてみたり @goo

「どうせこの世は百鬼夜行さ」(by手の目)

2010年08月23日 | 高橋葉介『夢幻紳士』
『もののけ草紙 弐』 高橋葉介著/ぶんか社


千里眼の芸で糊口をしのぐ少女「手の目」のお話・第2巻。
しかし第1巻の話の都合上、すっかり大人の女性になってしまいまして、
これがまた極上のいい女。正直、顔のない女にはダブルスコアで勝ってる(笑)


そうなると、魔実也さんに対する手の目同様、
彼女を慕って行動を共にする小兎(シャオツー)が出てくるわけです。
手の目ったら、いまや魔実也さんや九鬼子先生ばりに無敵ですもの。
それをそばで「すごいなー」と感嘆する存在が必要なんですよね。
しかし小兎、少年だと思っていたら、あっさり少女になっちゃいました。
(作者の趣味ですか?)
彼女を連れて手の目が日本に帰国してから、
物語が凄みを増してきているように思います。
なんてったって、戦中と戦後の日本なのですから。
上空を通過する爆撃機を見上げながら
「ああ また大勢 人が死にやがるな」
とつぶやくひまわり畑の中の手の目なんて、
まるでドラマの幕切れのような鮮烈さでした。


でも、回想として登場した少女の手の目がやっぱり魅力的なのは確か。
葉介さん、この手法確かにまだ使えますので、
今後もたびたびお願いします(笑)
 

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気まぐれ・朝ご飯ブログ(63)

2010年08月23日 | お弁当&朝ご飯
Bf100823


◆本日の朝食

  ・トースト(バター&メープルシロップ)
  ・目玉焼き
  ・焼きソーセージ
  ・コーヒー
  ・オレンジジュース


1ヵ月半ぶりの朝ごはんブログ。


土曜日に同業他社(という言い方が合っているのかどうか)の
人たちと交流会みたいのがあったのですが、その席上、
「朝ご飯はきちんと食べたほうがよい」
「その分、夕食は軽めに。米を食べないくらいの勢いで」
みたいなダイエットの情報をいただいたので、
試しに今週からスタート。
朝ご飯、ちゃんと食べるぞ。


・・・でも、朝6時に食べると昼前にお腹すきますね(^^;
  

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「洋ちゃんは印象派だから」(by福山雅治)

2010年08月22日 | どうでしょう界隈
NHK大河ドラマ『龍馬伝』 第34回「侍、長次郎」


ついにこの日が来てしまいました・・・
先週あたりから、長次郎さんが活躍し始めて、
えらく評価が(劇中で)高まってきていたので、
うわぁ、上げて落とす気だぁ、とその頃から辛かったのですが、
今日は本当に辛かった。
何が一番辛かったって、亀山社中のみんなと
仲たがいしたまま別れてしまったというのが、もうね。
溝が埋まっていたら、死なずにすんだかもしれないから、
あのままなのが理にかなっているんでしょうけれど・・・。
一番現実的にみんなの志を形にしようとしていた人だったのにね。


それにしても、大泉さんは、こういう役どころでこそ光るなあ、
と思ったりするんですよ。
普段が普段だからコミカルな演技が得意な人と思われがちですが、
絶望とか弱さとか孤独とかを演じさせたら、絶品です。
龍馬に「笑ってくれ」と言われて笑ってみせるところなんて、
どうしようかと思いました。
まあ私がもともと「無口で静かで寂しそうな大泉洋」が好きだからなんでしょうけど。


NHKの『龍馬伝』のHPでも、大々的に特集を組んでいただけて、
なんかもうねえ、ちょっといま脱力しています。
本物の長次郎さんにそっくりの写真を撮っていただいたりとか、
『新選組!!』の土方さんみたいで、すごいですよね。
今頃、『サンサンサンデー』で盛大に喋っているんでしょうねえ。
・・・聞けるのは来週かな?


(ちなみにこの記事のタイトルは、昨日の『魂のラジオ』
 福山さんが大泉さんを評して言った言葉です)
(写実というより、自分が感じた印象を倍にして話すかららしい・笑)
(録音聴きました。すごい大騒ぎでした・笑)(そして喋り足りない)
 

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怒涛のDVD

2010年08月21日 | どうでしょう界隈
CUEさんのアナウンスを見ると、
これからしばらくDVDのリリースが怒涛のようです。
何を買って、何を借りて、何をパスするか、結構悩みどころ。
贅沢な悩みですけども(笑)


  大泉さん:ドラマ『わが家の歴史』

  シゲさん:ドラマ『チーム・バチスタ2 ジェネラル・ルージュの凱旋』&『宇宙犬作戦』

  NACSさん:HTB『ハナタレナックス』第1弾


それにしても『ハナタレ』がDVD化されるのですか・・・
唯一「北海道でなきゃ見られない!」という番組だったのですが。
個人的には、あんまり初期のものよりも、
中期(暫定的な言い方ですが)のものの方が好きです。
でも、初期でもHTB局内で肝試しをやった回は面白かったですねー。
追いかけてくる女の子がほんとに怖くてね(^^;
というか皆さん、すでに俳優として立派なお仕事もされているのに、
あんなの出しちゃっていいんですか。と、ちょっと心配(笑)


それとは別に、初期だからシゲさんが「佐藤」なのは
なんか嬉しいというか懐かしいというか。
(すっかり「戸次」に馴染んじゃいましたので)
 




*****
 




まったく関係ありませんが、

織田裕二さん、ご結婚おめでとうございます!

いやなんかびっくりした。って失礼な(^^;

今後も公私共に充実されることを願っていますv
 
 

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まっすぐに

2010年08月21日 | 日記・エッセイ・コラム
本日の朝日新聞<天声人語>に


    まっすぐにわれをめざしてたどり来し
              釧路の葉書雨にぬれたり

                      岡部桂一郎


という短歌が紹介されていました。なぜ釧路。
本当に釧路から来た葉書の歌なのかもしれませんが、
何となく「遠方の地」「最果ての地」的な響きを感じるのは
ひがみすぎでしょうか(最近やさぐれています)。


でも、この歌は好きな感じです。
たぶん「まっすぐに」という言葉がいいのだと思います。
何月の雨にぬれているのかで、印象が変わりそうです。
 

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謎の訪問者・その2

2010年08月20日 | 日記・エッセイ・コラム
201008201803000


またしても謎の訪問者の足跡。


・・・うそです。これはエゾシカだそうですv
大きいのもあれば、小さいのもありました。
 

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『ホタルノヒカリ2』第7話

2010年08月19日 | TVドラマ
なんかこれまでのドタバタ調とは、
ちょっとちがったような気が・・・。


お互い別の相手に「ドキドキした」という秘密を持ってしまった
ホタルと部長。
でもまあ、この二人なのであっさりとバレ(笑)
しかもお互いバカ正直に「ドキドキした」と報告するわけです。


確かに絶対けんかになるに違いない状況ですが、
こんな風にオープンにできるのがこの二人の強み。
ホタルと瀬乃くん、部長と小夏さんが似合っていたとしても、
たぶんこの二人にはこんな風にやりあっているのが
自然体なんだろうなあ、なんて思ったり。


しかし、瀬乃くんも小夏さんもそれとなくアプローチしてくるなあ。
恋愛の駆け引きのようなものなのでしょうか。うーむ、勉強になる(今更ですが)


あ、ただ、小夏さんが浴衣の着付けができないのは百歩譲るとしても、
「左前」を平気でいる、というのはちょっとどうでしょうか。
煮干からだしをとったり、おはぎを手作りしたりする和風美人なのですから、
左前がタブーなんて基本中の基本だと思うのですが。
・・・しかし部長、なぜ女物の浴衣の着付けができる?
脱がした時のために覚えたんだろうか。うわー(苦笑)
 




*****
 




今週のサマンサv


占い師だったり顔が大きかったり詐欺師だったり声が大きかったり(笑)
思いのほかセリフが多かったので、爆笑。
しかし、ちゃんと胡散臭さもかもし出していて、
やっぱりリーダー好きだなあ。
そして、グルだった河野くん(笑) セリフあったねー。
あそこだけ、別空間みたいで面白かったです。


今週の二ツ木さん。


なんかすっかり人間的に落ち着いてしまって、
今週はとても素敵に見えました。
山田姐さんからの高評価もあったからかもしれませんが、
自分の好きな人・大切な人に対して、本当に優しいよねー。
その優しさが、決して八方美人ではなく、
あくまでピンポイントに発揮されているのが二ツ木さんらしさかも。


そんな二ツ木さん、もとい安田顕さんですが、
秋からのドラマにもご出演されるんですね。
いやー売れっ子だ。すごいなあ、舞台もあるのに。
 

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謎の訪問者

2010年08月16日 | 日記・エッセイ・コラム
201008160934001


今朝見つけた、
家と職場の間に一直線に続いていた足跡。
キタキツネにしては大きいような気がします。
結構地面にめりこんでいるので、体重もありそうですし・・・


・・・謎です(笑)


田舎暮らしにほとんど不満はありませんが、
唯一閉口するのが「虫が多い」こと。
大きいのも小さいのもいろいろいます☆
最近は、アブが攻撃的で弱ります。
目には目を、で私も攻撃的になっています(雑誌で叩く!)
 

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『顔のない女』第9話(ネタばれあり)

2010年08月16日 | 高橋葉介『夢幻紳士』
『顔のない女』最新作は「モンスター・メイカー」。


こういう父と束縛される娘の話も、
高橋葉介さんお得意のモチーフですね。
美しい娘が、実は最大のモンスターである、というあたりも。
これで葉介さんに娘がいたら、ちょっと怖い話です(^^;


しかし、『顔のない女』は毎度オチが現代的ですなあ。
まったく切なくならないところとか(笑)
夢幻くんと顔のない女の性格の違いですかね?
 

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NHK『十五歳の志願兵』

2010年08月15日 | TVドラマ
この夏は、いつもより多く戦争関連の番組を見たように思います。
戦争が終結して65年という節目の年だったからでしょうか。


NHKスペシャル『証言記録 シベリア抑留』は、
舞台『ダモイ』やドラマ『望郷』を思い出しながら見ました。
また、同じくNHKスペシャルの『玉砕 隠された真実』は、
ドラマ『あの日、僕らの命はトイレットペーパーよりも軽かった』を
思い出しました。戦陣訓が一般に定着するまでの話だったからです。


そして、今日の『十五歳の志願兵』では、
全国屈指の進学校で、全校生徒がいっせいに出征を志願した、
という実話に基づいて描かれた物語でした。
「優秀だからこそ純粋」と称される少年たちが、
時局講演会での熱烈な演説に感化され、
志願へと一気に傾倒していく様子が、
前述のNHKスペシャルやカウラのドラマとも重なりました。
心情としては学校のやり方に反対していても、
それを大きく声に出せない主人公の父親が、とてもリアルでした。
たぶんあのお父さんが、平均的な日本人の姿ではないかと思います。


大きな流れの中で、
それでも自分の頭で考えそれを明らかにすることができるかどうか。
一時の熱狂に惑わされずに、冷静に判断できるかどうか。
あの場に私がいたとして、起立しないでいられたかどうか。
・・・自信はありません。


ドラマとして見たときに、
風景の美しさや、淡々としているのに緊張感が薄れない様子が
とても印象的でした。
主人公の藤山は、おなじみ池松壮亮くんが演じていましたが、
揺れる心情が伝わってきて、さすがだなあと思いました。
その親友・笠井を演じた太賀くんは、
優秀で冷静で気持ちの強い少年の風貌で、印象的でした。
大人たちも、割とおなじみの俳優さんが多かったのですが、
違和感がありませんでした。


・・・明日は『あの日、僕らの命は』を見返そうかと思っています。
 
  

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