AND SO ON

世界の片隅から、愛をささやいてみたり @goo

ある夜の出来事

2007年05月20日 | 日記・エッセイ・コラム
081

Photo by NOION


設定:私は2階建てアパートの1階に住んでいます。
   ワンルームに一人暮らしです。
   夜は、「全ての明かりを消して寝る」派です。
   そして、たいがいは朝まで目が覚めません。


その夜。
何がきっかけかはわかりませんが、私はふと目を覚ましました。
「……?」
状況が今ひとつよく理解できません。
「…えーと」
部屋は暗くてよく見えません。


…誰かがそっと布団を持ち上げてのぞき込んでいます。


何で?


この時点で、私はまだ寝ぼけていました。
私「…どなたですか?」
その人「えっ、あれっ、あのっ」
私「はい?」
その人「すみません! 友だちの部屋と間違えました!」
私「はい???」
その人「あれ、おかしいな、あれ? 違いますよねここ」
私「私、ふゆ。と言いますけど」
その人「すみません、間違えました! えーどこなんだろう?」
私「…え、もしかして玄関のカギ開いてました?」
その人「開いてました! すみません!」
私「いいえ、どういたしまして」
その人「あの、○○さんって部屋どこか知りませんか?」
私「ごめんなさい。私、引っ越して来たばかりなので」
その人「いやぁ、ほんとにすみませんでした!」


その人(若いお兄さんだったようです)は恐縮して帰っていきました。
私「やだなあ、不用心だったわ」(と、カギを閉める)
時計を見ると午前3時だったので、私はそのまま寝直しました。


…朝になって、実家の母にその話をしたところ、
母「うわー怖い、うわー怖い! あんた何平然としてるの?!」
…怒られました。そりゃ怒るよな。
私もいま会話を書き出してみて、自分のあまりのばかさ加減に悶絶。なんだこれは。
でもその時は本当に、びっくりしただけであんまり怖くなかったんですよ。
それより、寝るときにタンクトップとジャージ姿だったので、
起きようにも恥ずかしくて布団から出られないとか、
部屋が散らかっていてそれも恥ずかしかったとかいう方が問題でした(おかしいよあんた)
冷静に考えると、不法侵入だし、もしかしたら泥棒かもしれないわけだし、
若いお嬢さんだったら襲われていたかもしれないし(おばさんでよかった!)
でも、その人が本当に恐縮していたので、逆に気の毒だったくらいで(やっぱりおかしいよ)
もしも「きゃあ!」とか悲鳴を上げていたら、事態は違っていたかもしれませんね。
天然ボケでよかった(いやそういう問題じゃなく)


注:笑い話で済んでいますが、本当は怖い話です。
  お若いお嬢さん方はくれぐれもお気をつけください。
 

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2 コメント

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不思議な体験というか、まさに天然でよかったかと... (Gen)
2007-05-21 00:37:10
不思議な体験というか、まさに天然でよかったかと(失礼!)

年齢など関係なく、お母さんの反応が普通のような気がします。(また失礼!)

自分の行動にコメントを入れられているので
しっかりしておられるようですから大丈夫そう~。

寝る前に戸締りは確認したほうが
いいんじゃあないですか。(またまた失礼しました)
返信する
Genさん (ふゆ。)
2007-05-21 22:05:44
Genさん
こんなアホな話にコメントをありがとうございます~。
しかもご心配くださって…本当にすみません。
戸締まりについては、全く同感です。
もう田舎町に住んでいるんじゃないんですからねー。
返信する

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