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世界の片隅から、愛をささやいてみたり @goo

再開『名探偵ポワロ』

2014年10月14日 | ベーカー街界隈
3連休の間に、休止していた『名探偵ポワロ』の視聴を再開。
レンタルですけどね。
(リンク先の「25年間、ご覧いただきありがとうございました」が感慨深いです)


今回レンタルしてきたのは、
第36巻『青列車の秘密』と第37巻『葬儀を終えて』。
正直、『青列車』は借りたの何度目ですか、というくらい、
借りては見ずに返し、を繰り返していました。
たぶん中学生の頃に原作を読んで、あんまり感心しなかったのね(^^;
なので、二の足を踏みまくっていたのです。


が、実際観てみると、結構面白かった(笑)
被害者が惨殺されるのに「面白かった」もないものですが、
登場人物の一人、キャサリン・グレイが可憐でv
あんまり可憐なので、まさか犯人じゃないよね、と戦々恐々としました。
(クリスティーはそれくらいやってのけるから油断できません)
あと、レノックスが軽薄なのかと思ったら、案外いい子でしたv
列車内の殺人、というのが、後年の『オリエント急行』を彷彿とさせますし、
ポワロさんのセリフでも「オリエント急行にはまだ乗ったことがない」という
ファンへのくすぐりのようなものがありますし。
一番びっくりしたのは、尼僧院のくだりでしたが(ポワロさんも驚いていたけど)。


注:いまリンク先のレビューを見てみたら、列車内にみんないる、というのは
  ドラマ版の改変だったようですね。じゃやっぱり、「読んだけど感心しなかった」
  という感想は合っていたようです(ずいぶん昔の感想ですが)。


一方、『葬儀を終えて』は、冒頭のつかみからOK、というすばらしさ。
火葬されたあとに「あの人、殺されたんでしょ」という話が出て、
その話を出した人が翌日殺される、なんて、いかにもザ・ミステリ!という感じ。
舞台となるお屋敷もとっても美しかったし、召使いがずらっと並ぶところとか
『ダウントン・アビー』を観ていると一層興味深く感じました。
ポワロさんに依頼してくる弁護士さんが美声でね、
あとでキャスト表を見たら磯部勉さんでした。さすがだ。
もちろん、大どんでん返しがあるのですが、
犯人の意外性よりも、トリック(?)の意外性の方が強烈で、
やっぱクリスティー怖いよ(^^; と思ってしまいましたよ。
こんなの思いつくなんて!
(これは、読んだはずなのに忘れていました)


さて、以前読んでいた『アガサ・クリスティーの秘密ノート(下)』ですが、
あと1章というところで、『終わりなき世に生まれつく』は先に読んでおけ、
と解説で言われたものですから、途中でストップしております。
しかも『終わりなき世に生まれつく』って、コーチャンフォーで売ってないんですよぉ。
図書館にありますかねえ。
 


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