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世界の片隅から、愛をささやいてみたり @goo

記憶に残る映画(12)

2009年01月27日 | 「記憶に残る」シリーズ
『キャリー』 ブライアン・デ・パルマ監督
◆ホラー


この映画の監督、デ・パルマだったのかー!
『アンタッチャブル』や『殺しのドレス』や
『ミッドナイトクロス』や『ボディ・ダブル』の人ですよね。
(うーむ、結構観ているなあ)
原作はスティーブン・キング。


誰にも言えない力を持っているいじめられっ子の少女キャリーが、
親切な友人の励ましもあってパーティに出席するのだけれど、
そこで本当に残酷な仕打ちをされて、怒りのあまり力が暴走してしまう…という物語。
クライマックスの惨劇は、本当に怖いです。
敵だけではなく味方までも巻き込んでいくのですから。


いまでも覚えているのが、
これを淀川長治さんが解説をしていた「日曜洋画劇場」で
母と二人で観たということ。
最初に、淀川さんは確かに
「ラストにはとてもびっくりしますから、気をつけてくださいね」
と言っていたのにすっかり忘れていて、警告通り母と二人で飛び上がったこと。
そして、その後の解説で淀川さんに
「最初に言ったでしょ」
と言われ、そうだった、してやられた、と笑い合ったこと。
その上、淀川さんが
「この映画で一番怖いのは、高校生のキャリーを演じた
 シシー・スペイセクが、このとき27歳だったことです」
と言ったことも、なんかすごく覚えているのでした。
だって本当に10代に見えましたもの。すごい女優さんですよねえ。


ホラーなんですけど、青春映画でもあり、きわめて印象に残ります。
二度は観られませんけど…哀しいお話でもあるので。
キャストをいま見ると、スター揃いだったことにも改めて驚きます。
ウィリアム・カットなんて、なんて懐かしい!
  

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