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世界の片隅から、愛をささやいてみたり @goo

『サスペンス作家が人をうまく殺すには』読了

2024年04月21日 | 本と雑誌
『サスペンス作家が人をうまく殺すには』 エル・コシマノ著/創元推理文庫


  2人の子どもの親権を元夫と争っているフィンはサスペンス作家。
  レストランで担当者と打合せ中、その物騒な会話を耳にした隣席
  の女性に、本物の殺しを依頼されてしまう。


*あまりほめていないので(すみません)、
 ファンの方は画像の下を見ない方がいいかもしれません。




        2015.07.06 撮影(EGG/釧路市)


去年のクリスマスに妹からプレゼントされた本。
冒頭は、何となくパーネル・ホールの『探偵になりたい』を思い出しますが
圧倒的に人の良いあちらのスタンリーに比べると
こちらのフィンレイは言動に突っ込みどころが満載で、
中盤あたりまであまり好感が持てませんでした。
元シッターの女性が相棒になったあたりからだいぶ落ち着いてきましたが。
この相棒のヴェロが有能で、有能なあまり事態を余計ややこしくするという(^^;

いろいろご都合主義だなあと思うところはあるものの、
伏線を全部回収したのはお見事。
ライトに読めるユーモア・サスペンスです。

・・・と思ったら、まさかのクリフハンガーで終わってしまったので、
これは2作目も読まざるを得ませんv
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