amnjackのNewWeblog

電子工作中心に雑多なカテゴリー構成ですが,興味のあるジャンルがありましたらご覧ください。

ALTEC2.5" multi system box 完成

2016年03月13日 | ALTEC2.5"
今回は,2.5"とはいうものの振動板径が40mmにも満たない小さなSPユニットを使って浪々となるミニスピーカーを作ってみるといった目論見で,タンデムドライブあり,TQWTあり,加えてバスレフ共振ありの,それこそ何でもありの実験箱を作ってみました。(一応経過が追えるように「ALTEC2.5"」のカテゴリニーまとめてみました。)



ダクトはルーターで丸みを付けて塗装。


ちょっとささくれてますが,,,


ダクトのプレートを押し込んで,完成。

いろいろな角度から 記念写真










ということで,このプロジェクトはおしまい!
1月かかったんですね・・・・
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ALTEC2.5" DuctのF特

2016年03月13日 | ALTEC2.5"

ダクトを80mm,70mm,60mmと切り出して特性を測りました。計算上はそれぞれ,80,85,90Hzとなるわけですが,果たして・・・


まずダクトが効いているか確認。ダクト上6cmくらいにマイクを置きました。


サインスウィープによる特性

ホワイトノイズによる特性
ダクトの長さによる有意な差はないようです。試しにダクトなし(板厚12mm)でも見てみましたが,TQWTの特性と大差はありませんでした。また,ダクトを試しに100mmにまで伸ばしてみましたが,ダクトの特性にはあまり変化がありませんでした。
面白いことに,高域の特性(10kHzから上)が10dB近く上がっていりことです。音の切れや分解能が増したと感じたのはこのあたりかも知れません。

次いで,軸上1mの特性。部屋の影響は出ますが,どんな風にブレンドされるかの一例です。





こちらのダクトの長さによる変化は特に目立ちませんでした。80Hz~100HZにかけてと,ホワイトノイズに400~1kHzにかけて落ち込みが見られますが,さてなんでしょう。羽毛のジャケットとか背広とか音を吸収するものをたくさん置いてあるので,こうなのかも知れませんが,楽音を効いていては分かりません。ただし,駄耳です。

で,ダクトをどれにするか,あとは実際に楽音を聴いて判断します。
冨田勲の「惑星」などいろいろな音の成分があるもの聞き比べて,最終的に音圧感が感じられる60mm(90Hz)にしました。


これから仕上げ工作の再開です。


今回使ったマイク。たぶん50HZから下はだめ。広域も10kくらいまでしか信頼性はないと思われます。


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Ductの設定 Altec2.5"

2016年03月06日 | ALTEC2.5"

バスレフダクト用のパネルとボール紙の円筒を切り出しました。


計算は省きますが,この長さ(8.1cm)で,80HZ,上の線の位置が7.1cmで85Hz,下の線が6.0cmで90Hzとなります。内径3.3cm,外径が3.6cmですからちょっと貧弱ですが,これしかありませんので,あとでダンプします。


とりあえず,音楽を流し,片チャンネルで,ダクトのない時と,あるときの変化を聴覚で確かめました。印象としては,低音が少し引き締まる感じ。


楽音では,音の分離(特に低音)は良くなる感じです。
前回同様,測定と試聴を繰り返しながら,一番良さそうなところを探します。

今回は安く上げようとけちって,質の悪いベニヤを買ってきて失敗。巣がたくさんあるし,すぐにささくれます。
でも,最近シナベニヤなどちょっとした木材が売られてないんですね。大がかりなスピーカーはもう作れないかな・・・
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Altec2.5inchSP周波数特性

2016年03月05日 | ALTEC2.5"
Altec2.5inch Tandem-TQWTのスピーカーですが,周波数特性を見てみました。
ただし,マイクも適当なコンデンサーで,部屋も特別なものではないので,データは参考までにということです。


送り出しは,LM3886の3パラアンプ(ピンぼけですみません)。
制作記事はこっち↓
http://moon.ap.teacup.com/who_taro/1219.html

一応,軸上5cm,軸上50cm,ダクト開口部にマイクを置いて,測定ソフトMySpeakerで測ってみました。たぶん部屋の影響はそれほどでないと思います。


軸上5cmはこんな感じ


TQWTのダクト開口部


50cm。すみません,これもピンぼけになっちゃった。

で,肝心な特性ですが,,,,

サインスイープでの特性です。クロが軸上5cm,赤がダクト,青が50cmでの特性です。110Hzくらいに共振点が来てますね。予想よりちょっと上でした。
軸上では,3.5kHz付近のピークがありますが,リスニングポジションでは問題ないようです。試聴では,フルレンジらしい,繋がりのいい音という印象を受けました。低音の量感も6cmとは信じられない。



こちらが,ホワイトノイズでの特性。線の色はサイン波と同じです。
ほぼ同様の特性と言えますかね。
1.5kHzくらいでダクトと直接音が交差してますが,ブレンドされれば10kHzくらいまでは平らでしょうか。

さて,バスレフ動作をどうしましょう。100Hzですぱっと低域が切れてますので,パイプダクトの共振をさせてもあまり効果が出ないかも知れませんね。
でも,面白いからやってみるか・・・・

これだと-10dB付近の80Hzくらいかな。たぶんだめでしょうが,,,

もう少し楽しめそうです。
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試聴 Altec2.5inch

2016年03月02日 | ALTEC2.5"
机上の計だけの,タンデムドライブ+TQWT+バスレフ・・・・何でもありのスピーカーシステムですが,意外と良くできてます。


送り出しがMUSCAT MP3プレーヤ,アンプがLuxman LXA-OT1で聴いてみました。


口径が60mmに満たない小さなユニットですので,かつてのアルテックのような分厚い中音域というわけにはいきませんが,ユニットとしては帯域を欲張らない安定した鳴り方だと思います。特筆すべきはTQWTによる低域方向ののび。タンデムによる無限大バッフルのような特性にくわえて低域が伸び,また,折り曲げ方式も手伝ってか,TQWTに良くある洞窟現象もでないようで,全体として結構朗々と鳴る感じです。
TQWTはユニットを選ばないアバウトさがありますが,小さなフロントユニットにちょっと大きめのインナーユニットを使ったのは成功のようです。

ただ,音以外でちょおっと欠点が,,,能率がすこぶる悪い。インナーユニットがどうも4Ωだったらしく合成インピーダンスが2.6オーム程度とパワーアンプの負担が増します。大きなアンプを使う必要があります。



そこで,試しに我が家のメインシステム LuxのM7iにつないでみました。
tannoy ARDENと同等はいいませんが,かなりいい感じで鳴っています。下に写っているmercuryの16cmコアキシャルよりバランスがいい。低音も同等以上伸びてます。

このままバスレフを付けなくてもいいかなと思いますが,実験箱ですので,休みに測定をしてみて,共振周波数を決めて追加しようと思います。

デザイン的には幅がもう少しあった方が,見た目が安定するでしょうか?



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スピーカユニット取り付け完了

2016年03月01日 | ALTEC2.5"

フロントユニット取り付け完了しました。


ユニットは,このようにボンドで接着としました。



インナーユニットは逆相に接続
視聴後,アッテネートが必要なら,調整。



フロントユニット


バッフルをネジ止め。


しばらくはこれでエージングして,測定ーポートの設置へ

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スピーカーの方は進んでないョ

2016年02月28日 | ALTEC2.5"
Altec2.5inchTQWTの方は進んでません。
塗装がなかなか思うようになりません。あきらめて,端子を付けました。

スピーカーターミナルは,少々けちってプッシュ式にしました。



バッフルは赤にしてしまいました。赤地にウレタンをかけたんですが,このウレタンも古いのかきれいに伸びてくれません。(泣)


ここに取り付けます。空気漏れは多分ないとは思うのですが,念のため,桟を付けました。キャンデーバーです。
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sanding

2016年02月23日 | ALTEC2.5"

ボンドが乾きましたので,出かける前にサンダーかけをします。


ぼろ切れで蓋をして,オービダルサンダーで!とりあえず,240番でざっと。
一回塗ってから,もう少し細かく仕上げましょう。


とまあ,完了!

今日はここまで。週末はちょっと忙しいのだが,,,,,できるかな?

ところで,どんな色を塗ればいいんだろう。意外と黄色もきれいだが,手持ちがない!!黒くしちゃおうかな?
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大ポカ!

2016年02月21日 | ALTEC2.5"

現物に当たらないで,適当に作ったこのコーナーですが,ユニットの取り付け具合を見ようと思ったら,入りません。

ここでこうやって確認してるのに,馬鹿だねぇ!!
L字のところが12mm接着されているので,10mm程度空間がありません。相変わらずちゃんと図面を引かないから,,,

接着したアングルをいったん外して,インナーユニットを交換できない構造として何とか事なきを得ました。

このように,インナ-ユニットを取り付けてから音道を組み立てます。取り外しは箱を壊さない限りできません。


こんな形に組み立てて,,,,


ポリエステルウールを先端部分にさらっと入れて,,,
配線をして・・・・・・


側板の取り付け!
これで,もうやり直しはききません。




Altecのバッフルを付けるとこんな感じ。



これからまだ先は長い。
接着剤が固まったところで,サンダーがけ,塗装,ユニットの最終的な取り付け,調整と試聴・・・・
暇を見ながらぼちぼちやります。

ほかの工作もまだ工作皿に入れっぱなしだし・・・・
そういえば,適当な光電池ってないかな・・・

今日はここまで!
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内部ダクトの組み立て

2016年02月20日 | ALTEC2.5"

例の穴は薄づけパテを3回充填して,何とか埋まりました。けっこう縮むんです。で、あとはサンダーをかければ仕上がりです。
今日はは天候が悪くなるというので,作業室で色々やりました。



幅23mmからおりかえして25mmにする部分。一応スペーサーを入れて安定させました。

インナバッフル。


ちょっと訳あって,ここだけ三角コーナーを切り出してつけました。
この三角コーナーの削り出しがものすごく危ないことしてます。ルーターテーブルを作ればもうすこしスムーズに行くでしょうが,,,(今度の工作の課題にするかな?)
・・・・訳ってたいしたことないですが,フロントバッフルを長い1枚板でつけるつもりだったんですが,サンダーかけたり,ペンキを塗るとき、ちょっと大変かなって思い,音道部分とバッフル部分を2つに分けたということなんですが,音道部分に補強を入れると,その部分だけ狭くなってしまい,テーパーでなくなってしまうことが分かったため・・・つまらない変更です。
三角コーナーは切り出すのがとても危険なため,もうやりません。どこかで売っているかもしれませんが。

これをけがいておいた側板に貼り付ければ,狂いは最小にできると思います




とりあえず内側だけ。
明日出かけなければ,続きをやります。
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穴開けと面取り

2016年02月16日 | ALTEC2.5"
刻んだ板材に加工です。

まずは自在錐で正確にSP取り付け穴を開けます。正確に開けるには,板材にけがいておき,一度自在錐のドリルで歯の位置まで穴を開けて,けがいた円の位置に歯を揃えると結構正確にでます。

インナーユニット。ガタは全くありません。あとでサンドペーパをかけてから取り付けです。

今回使用の板は,軽い板材にペイントが施してありますが,元々は質が悪いので,ドリルでもこのようになってしまうんですね。自在錐の時に注意が必要。

アウター用の穴。外から見えるので,要注意。


穴あけが終わったら,ミニルータで,面取りをしておきます。


アウターユニット部分の面取りですが,やはり安いベニヤなので,ちょっと問題が・・・


上の写真の左側にこのような穴がありました。パテ埋めしてサンダーがけが必要。パテがあったかな??


調子に乗って,各コーナーや折り返しも面取りしました。



インナユニットもRをつけておくと,取り付けが便利。背圧もうまく逃せますね。


アウターの2.5インチは,バッフル面から取り付けた方が見栄えがいいと思うのですが,構造が↓こうなってるんです。

バッフルに当たる部分まで削らないとだめです。しかもねじ穴が2mm。表から2.5mm位のタッピングで取り付ける仕様なんでしょうかね。ま,300円ですから,,,,面倒くさければ,接着剤でやっちゃいます。
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刻みました

2016年02月14日 | ALTEC2.5"
2月だというのに,汗ばむような陽気になっちゃいましたね。半袖の人もちらほらいます。
さて,板材はホームセンターで入手しました。でも,いい板がないし,それに値段も高くなってますね。90×90cmで十分間に合います。
ちょっと汗ばみながら刻みました。

ちょっと軽そうな板ですが,ま,仕方なし。補強が入りますので,何とかなる?!


もちろん,家の中でこれやったら,追い出されますので,お庭で・・・


今回びっくりしたのが,メジャーの狂い。安物のコンベはやはりかなり目盛りの狂いがあることを発見。100cmでも1mmくらい違いが出ます。ちゃんとしたサシガネで揃えました。やっぱりJIS1級規格のもは1つ持っていた方がいいですね。

コンベックスについては、VICさんの所に良い資料がありました。
http://vicdiy.com/tool_select/005/005.html
参考になります。

ただし、自分のテーブル丸鋸では十分な精度が出ませんが,,,,

あとは,SPの穴開け。・・・・これはまた週末かな?
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ちょっと具合悪いところが,,,

2016年02月14日 | ALTEC2.5"

Altec2.5inchとインナーユニットを背中合わせにすると空気室にすっぽり収まるといった魂胆だったんですが,いざ並べてみると,インナーユニットの磁気がものすごくAltecの方に影響するようなんです。防磁タイプの手持ちはないので,インナーユニットの向きを変えて同相の駆動にします。

でも,このユニットバッフルに背面取り付けタイプでネジのところに10mmの下駄があるんですよね。音道の幅が30mmですのでこの取り付け方法では収まらない。交換がきく他のユニットはない。さて・・・・・・
下駄を無くしちゃいましょう。

かなとこの上で,とんとんやって,折り込みを伸ばしました。
ネジ位置だとちょっと強度が心配ですが,そのときはそのとき。
これでいっちゃいます。

朝から図面を書いていました。

適当ですが,,,
残念ながら,板材の在庫はないので,何か使えそうな板材を探します。
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2.5inch ALTEC Lansing

2016年02月13日 | ALTEC2.5"
ALTECといえば,James B Lansingを技術者として迎え,PA用の名器をたくさん作っていたメーカだった。今でも前橋のジャズ喫茶ではA7をマッキンでドライブしているところがある。でも,JBLは何とか生き残っているが,ALTECの方は今は見る影もなくなってしまった。私も以前,405-8Hをバックロードに入れてがんがん鳴らしたことがある。からっとして中高域が分厚いいい音だった。そのALTEC,ひょんなことから2.5インチのユニットがあるというので,手に入れてみた。今更604Eでもないので,これで遊んでみたい。
入手先はここです↓
http://store.shopping.yahoo.co.jp/nfj/o219-f.html


税込みで290円でっせ!というか,なんか時代を感じて,哀れ・・・
これをバスレフに入れて楽しむのもいいが,何かそれでyは面白くない。せっかく安価で手に入ったのだから,失敗覚悟で遊んでみたい。
そこで考えたのが・・・・


タンデムドライブ+TQWT。こんなのあり??ついでに,開口部にポートをつけて70~80Hzで共振するバスレフも欲張ってみたい。
側板は,25cm×25cm。幅は9cm程度を想定。


手持ちのどこからか取り外した7cmのユニット。素性は全く分からない。

ざっと図面を書いて,実測してみたが,TQWTのパイプは95cm。テーパは23mmから60mmとして何とか25cmの側板にあわせた。
一応,344/4L=共振周波数で,L=950で,90Hzとなる。

なお,インナーユニットの位置だが,
D=L/2*√St/Sm ・・・・・ Sm先端部 St=開口部  として 294mmとなる。
この図面で,ちょうど,フロントバッフルのすぐ後ろの板のところが29.5cm。

ついでにバスレフ動作を考慮すると,
〔(226*226)-(87*98)〕*90 で,約3.8Lの空気室となる。
これをここの計算ソフトでやってみると,,
http://www.asahi-net.or.jp/~ab6s-med/NORTH/SP/bassreff_canvas.htm

70Hzの共振として,ちょうど90HzあたりのしゃくれがTQWT動作で持ち上がり,その下がバスレフ動作となる計算になる。

そんなにうまくはゆかないだろうが,とりあえずやってみてのお楽しみ。

板材は買ってこないとないかな・・・

なお,以前作ったTQWTのSPは
http://moon.ap.teacup.com/who_taro/1054.html

http://www.geocities.jp/mkttid/tqwt_mini.html
があります。

ALTEC 405-8Hのバックロードは
http://www.geocities.jp/mkttid/bh4058h.html
このあたりにあります。宣伝が記事にかかってしまってますね。ひどいな!!

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