amnjackのNewWeblog

電子工作中心に雑多なカテゴリー構成ですが,興味のあるジャンルがありましたらご覧ください。

Tokina SD400mm バルサム切れ修理

2024年07月05日 | Camera

ことのついでにもうひとつレンズネタで恐縮。

カメラ分解用のトレーを片付ける前にひと仕事でやってみました。

 

ずっと前に試みた修理,古いジャンクレンズだったこともあり,バルサムが手に入らずあきらめてました。

今回折角カメラ用の修理トレーを出してあるので,ちょっと思い出して,また分解してみました。ブツはトキナーのSD400 f5.6。Fマウント マニュアルフォーカスレンズです。

 

問題は後玉のバルサム切れ。光を当てるとよく分かります。これによって画像のシャープさがなくなりどろんとして絵になってしまいます。

早速分解。

マウントの取り外し。

汚い作業台でスミマセン。絞りリングとスペーサとFマウントです。

中玉もチェックしたのですが分解するほど汚れたはいませんでした。掃除の対象は後ろ玉

 

レンズホルダーを取りはずし中のレンズを取り出します。

これがバルサム切れの様子

 

2枚重なっているレンズをバルサムを溶かして分離します。いくつか方法はあるようですが,取りあえず煮沸で・・・

10分くらいにて,冷水につける

力を入れて横にずらすと,べろっと剥がれました。

IPAでお掃除 バルサムオイルは結構べとべと厚く塗ってあります。

セーム革も使って磨き上げ

レンズチェック   まだ汚い  さらに磨き上げ。裏表が分かるようにアルファベットで目印

 

 

今回は高価なバルサム(カナダバルサムは高いし,手に入りにくい)ではなく,100均のUVレジンで代用してみました。

ところが売り場に行ってみたら,透明レジンでも高粘度のものとクリアソフトと2種類あるんですね。少量で実験してみると,高粘度のほうが早く硬化するみたいなので,こっちを使いました。

UVレジンを使うことには賛否が分かれていることは承知しています。確かにパッケージにも黄変しにくいとあります。・・・ということは多かれ少なかれ黄変するってこと??・・何せ旧世代のジャンクレンズですからお金かけません・・・・

 

空気が入らないように張り付け,2枚をずれないように合わせて(ずれると嵌まらない),,自作の375nmのUVライトで照射

・・・初めてUVレジンを使いましたが,結構硬化は早いんですね。これは便利!

ケースにはめ込み

だいぶ綺麗になりました。

元に戻します

このあとが大変!

Fマウントを止めるピスの位置が分からない。絞りレバーの位置を確認しながら,ビス穴さがし!

絞りリングにはクリック感がなかたんだっけ?忘れてますが,構造の何処を見てもそれらしきものはない。もちろん外したパーツもなし。

このまま締めつけました。

 

試し撮り  機械はD90です。

やや露出オーバーですが・・・赤い鉄塔もそれなりにシャープです。(塔が曲がってる・・・)

遙か向こうの山の麓の家 露出オーバーで分かりづらいのでコントラストを上げてみました

それなりに撮れてます(安心!) 

窓ガラスを通して家の屋根

曇りも感じられず,まあピントは出てますね。これで使えるかも。久しぶりだったので露出が不正です。操作忘れちゃってました。

ということで,バルサム切れの対処法を確認できました。

 

実は前玉も・・・

前面からはきれいに見えたんですが,

 

 

結構汚れてる!!

でも,分解方法を検討しながらいずれ掃除するとして,今回は終了とします。

 

 

 

 

 

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最後の1本は失敗でした 1NIKKOR10-30mmVRを

2024年07月02日 | Camera

特に手順は間違えていないとは思うのですが,レンズ修理3つめは失敗でした。

ここまで組み立てないと動作が分からないので,仕方ない。

残念ながらレンズが認識されません。ことによると絞り歯車の以上以外に原因があるのかも知れません。再修理と言ってももう根気が続かないので,しばらくお休みにします。新たに補修パーツを手に入れても動作しない可能性もありますので,直したレンズが使えなくなったら再修理を考えます。2つもあれば十分ですので。

 

手順は3つも取り組んだので,頭に入りました。

 

取りあえずざっと記録

モーターを絞りのパネルに取り付け。

絞りをフレキ3本をうまく出しながらケースにセット。

次いで中玉をセット。(写真忘れました)

・・・・・・・・

 

ひっくり返してモータとVRセンサをケースに取り付け,フレキをラッチで固定。

レンズが汚れてる・・・ISPで磨く。フレキがこのように出ていればOK

フレキにこのプレートを取り付ける。

右が先端から10mm,左は12mmの位置にプレトーを張り付ける。よぎれはISPできれいにする。

今回が金属プレートの貼り付けを最後にしましたが,こっちの方が作業はしやすいです。

 

後は戻していくだけ。

これが無くしやすい摺動部のピンとバネ。無くしたらお仕舞い。(ピンの方はM2のナベを短く切って代用できますね)

実はいっかい飛ばして見つからず,やってみた。これでもOKでした。

 

最後のこのフレキの装着が結構大変です。特にカメラ本体との連結端子は幅が広いだけにうまく入れる野じっくり時間をかけないだめでした。

 

でも,はじめに書いたように,折角ここまでやったのにカメラから認識されませんでした。

このレンズは部品と利用にジャンク箱に保管しときます。

ということで,10-30mmVRレンズの修理記事はお仕舞い。

ほねおりぞんくこたびれもうけってことですね・・・・ ちょびっと残念!!

 

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最後の10-30mmは難関の絞り歯車の交換

2024年07月01日 | Camera

1NIKKOR 10-30mm f3.5-5.6VRは壊れたのを3つも持ってるんです。曲がりなりにも2つは使えるようにしたので,最後のひとつ,これは絞り歯車の交換にチャレンジしてみました。

歯車ってこれです。

直径2mm。米粒の半分以下。ごま粒みたいな感じで,めがねがないとどこかに無くしてしまいそう・・目視ではまったく問題がなさそうですが,交換して直った例がある様なので,挑戦。

解体スタートですが,此処まではもう簡単。バネ付きピンをなくさなければ,簡単です。

この先から見ていきますね。

ピント用のモーターをケースから外します。隣のVR用?のフレキ部分も外します。

ついでここのレンズを外します。たぶん後玉。

ひっくり返して

中玉のストッパーを外し,中玉を抜きます。

前玉とそのストッパー  レンズに手を触れないように・・・・

 

フレキを切らないように注意しながら絞り部分を抜きます。絞りはこのレンズの下

こちら側に抜く

 

金属のプレートは引っかかるので,剥がしました。これで,モーター部にアクセスできます。

 

モーターに張り付いているフレキを剥がす

モータの取り外し。絞りパネルに張り付いているフレキ部分は丁寧に剥がさないと切ってしまいそうです。

此処で歯車に出会う!小さなネジで止まってますので,+の0-2ドライバーで丁寧に抜く。なくさないように!

 

歯車の交換。交換した歯車の何処が悪かったのか,ルーペで見てもはっきりしない。新品の歯車(送料込み1個593円)もちゃんと動作するのかも分からない・・・

確認もしないでただ交換でした。これでだめなら,またユニット交換ですね・・・(高くつくけど・・・)

 

 

・・・・で,今日はここまでにしときます。あとは組み立てるだけですので・・・(それも結構骨が折れるんだけれど・・・・)

問題の歯車を顕微鏡で見てみました。交換したやつです。

ここに亀裂が入ってます。おそらく絞り動作の中で無理な力が加わって壊れたように思えます。ということは,またすぐに壊れるということか・・・

リコール修理してもすぐに壊れたのはこのためか・・・・新品の歯車は見るの忘れました。

ということは,10-30mmVRは歯車交換だけですむならまだしも,結構作業が大変なので壊れたらあきらめるというのが良いのかも。

でも,たったこの歯車の不良だけでレンズが使えなくなるとは・・・・NIKONさんもっとしっかりした物を作ってよ!!  ニコワンから撤退するわけだ!!

 

さて,このレンズ,リアッセンブルして取りあえず動作するか試してみます。そのお話しは後ほど・・・・

 

 

 

 

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そうこうしているうちに こっちも壊れたぁ!!

2024年06月29日 | Camera

黒の10-30mmVRが壊れたので,悩みに悩んで追加で購入したグリーンの玉

黒の玉を直しているうちに,やっぱり壊れました。やはり馬鹿でした。orz・・・・

黒の玉を不完全ながら直して,何とかノウハウはつかめたので,この玉も修理してみます。

今回は絞りユニットというよりVRユニットも含めてのパーツを発見しましたので,これでやってみます。

ちょっと値段は高いのですが,絞りユニットのみのものも3000円くらいに上がってました。だったらこっちの方が手間いらず。ただし,少々お値段が・・・(リンクをご参照)

右側のものです。この写真はすでにバラして,ユニット部分を取り出し,平板をつけなおしたものです。こちらの方が,目に優しい。・・・・細かいところがあまりありませんので・・・

ここからまた元に戻していきます。

いちいちの作業がこれまでの記事と重複するので,やめときます。

とまあこんなふうにアッセンブルです。

J5にセットして,ボタンを回す。

起動しました。焦点も合わせられ,シャッターも切れます。これは完全復旧でした。ラッキー!!

ちゃんと取れてます!!

こうなると,黒の玉がなぜレンズ側から起動できないか探りたくなる。

もう一回バラして組み立て直しました。

見えてきたEXIF用?ブラシのパターンがはじめのところが少し傷ついてはげていました。たぶん,この傷が致命傷だったようです。これはもう直しようがないので,カメラ側からON-OFFします。ほかは問題ありませんので,,,,

すみません写真撮り忘れました!!

このブラシは一番はじめに取り外し,くみ終わったら一番最後に取り付けるのが正解のようです。これもノウハウのひとつになりました。

 

 

この玉は,実はもう一つ壊れてのがありますので,事のついでに,絞り歯車の交換も手がけてみます。

 

でも今日はここまで

 

 

 

 

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Rebuild  1Nikkor 10-30mmVR 半分成功

2024年06月22日 | Camera

一つ一つ確認しながら進めてきました。

フレキの小さなラッチの確認ができましたので,いよいよ組み立てです。

 

これまでの経過は以下

Rebuild  1Nikkor 10-30mmVR その1

Rebuild  1Nikkor 10-30mmVR その2

Rebuild  1Nikkor 10-30mmVR その3

 

鏡胴と前玉の取り付け

前玉は3本突起に合わせる。

ズームリングの取り付け

カム部分を溝に入れて,120°の位置にあるバネ付きのピンを入れる。私は何度も飛ばして,床に落ちたのを探すのが大変でした。這いつくばって探す・・

バネ付きのピンも沿わせて挿入。

 

カム部分の突起にネジ止め

あとはバラした順を辿ってアッセンブル

 

また難関が!!

するりとここまではスムーズの入るのですが,最後の0.5mmが何かに引っかかって押し込めない。内側を見ても何も引っかかりはなさそう。

ここの0.5mmは後玉を固定するとき浮いてしまってネジが締められない。何度やってもだめ。再度分解して様子を見てもだめ。かなり時間を費やしてしまったけど,解決できない。

いろいろかちゃかちゃいじっているうちに,なんとかなりました。

前玉を一番繰り出すとパチンと閉まりました。飾りリングをねじ込んでも鏡胴にぴったりはまります。

 

ここまでやっとEXIFデータ用のブラシを取り付けられます。これを取り付けてからカチャカチャやると端子を痛めます。

 

次の難関

フレームと基板をフレキをうまく引出しながら固定。フレキを挿入する前にアース線や他のバー付きフレキのネジ止め。

そのあと注意深くフレキを挿入。これけっこう難しい。前のラッチのように差し込んでパチンと絞めるのと違い、ゆっくり基板を痛めないように差し込む。うまくしないと接触不良。

時間かかります 

位置を確認しながらスペーサを入れて,金属マウントを取り付けます。その後電子接点をネジ止め,次いでカバーをネジ止め。

ゴムリングは動作確認のあと。

 

肝心な動作は・・・・・

半分成功かな??

鏡胴ねじって電源ON.ピントOK。一応復旧したといえるでしょうが・・・・

 

残念ながらボタンを押して終了の位置に来ても電源が落ちません起動は良いのですが,何処を間違ったのでしょう??カメラ側のスイッチでOFF。フレキの接触不良??

もういっかいバラして組み直そうかとも思いましたが,けっこう神経を使ったので,しばらくお休みします。取りあえず撮れることは撮れますので,半ば成功と言ったところでした。

でもけっこう分解してレンズの構造や組み立てのノウハウは掴めましたので,次には生きるでしょう・・・・時に位置合わせのマーキングはすごく大事でした。何回も迷いました。

 

ということで,これでしばらくお休み

 

なお,参考にさせていたサイトは

YAMAROさんのこれ。

♥ 再び絞りが壊れた1NIKKOR VR 10-30mmf/3.5-5.6を修理してみた

初めての挑戦でしたが,まあ何とかできました。感謝

 

 

 

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Rebuild  1Nikkor 10-30mmVR その3

2024年06月20日 | Camera

一つ一つ疑問を解きながらゆっくり進めていきます。

これまでの経過

Rebuild  1Nikkor 10-30mmVR その1

Rebuild  1Nikkor 10-30mmVR その2

引っかかっていったのは,中玉駆動用のフレキが裏表逆で,これでは導通しないのではないか。ということでした。

 

ラッチの構造を調べた

そこで,もう一度ラッチ部分をルーペでよ~~く観察しました。何せ3mm程度の豆粒ラッチです。

これを開けてみます

トリミングですので,ピンが甘いのはご容赦。黒い蓋部分に点のようなものが見えます!!

別な画像で見ると,裏表逆でも圧着によって導通はできそう。突起の上の方の金色の線でつながるようです。

捨てないで撮っておいたちぎれたフレキにはめ込んで。もちろん裏側を端子面。

テスターの棒を当てて,,,ピーッと鳴りました。裏表逆でも導通してたんですね。でもすごく精巧なラッチです。

ということで問題解決。専門家なら当たり前のことでしょうが,ど素人はこうなんですよね・・・これでこれで先に進めます。

 

でも今日はここまで,,,

 

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Rebuild  1Nikkor 10-30mmVR その2

2024年06月18日 | Camera

前回の続き

絞りモータ部へのフレキの取り付けが完了し,次は絞りバネ部をケースに取り付けます。

左斜め上の大きな穴に大きな板付きフレキと,横に出ているフレキを通します。全開はここでフレキを切ってしまった箇所です。慎重に・・・

これがなかなか厄介

うまく細いフレキも溝に嵌められました。跡はラッチに挟み込むだけ。

ここで大きな疑問が!ここで見えている白いラッチ部分ですが,引き込んだフレキでは端子が反対側を向いています。ラッチを閉じても導通はしないはず。きのうはあれほど注意深く折り曲げ方向を確認したのですが,ここで行き詰まりました。前の画像を点検しても,フレキの出し方は間違ってはいない。ホルダ部分は接着されているので,動かしていない。

はて・・・・・

 

もちょっと先へ進めてからここの問題は検討します。だめならまたバラす。

中玉の取り付け

絞り板の上に中玉を入れます。これがピント用モーターによって上下してピントを合わせる仕掛けのようです。

2本のガイドバーによって上下する。上の白い「コ」の字のパーツがモーターにかみ合う。

ビス3本でカバー

 

モーターの固定

モータから伸びているフレキの先のラッチホルダが先ほどの問題点。

モータと反対側のパーツの取り付け

ここはVRの部分かな?

ここもネジで固定。絞りモータからのフレキを一応取り付けておきました。

ひっくり返してみたところ。上方が前玉。

 

ここまでやっといて,フレキの問題に戻ります。

参考にしたサイトを見てもよく分からないし,自分が分解下記録を見ても,位置的には間違えない。はじめ躓いたフレキの折り方も長さ(ラッチへ向かうフレキは左右で長さが違う)も間違ってない。でも,接続は裏表が逆で導通しっこない。

これが分からないとアッセンブルが進められない。

どなたか経験ある方,助言をいただければ,大変ありがたいです。

 

と,今日はここまで!

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Rebuild 1Nikkor 10-30mmVR その1

2024年06月17日 | Camera

千切ってしまった絞りユニットのモータ部分のフレキが届きました。6月11日に発注ですので,今回は1週間で届きました。

早速リビルドに取りかかりたいのですが,これ以上失敗は許されません。(でも,補修パーツは中華で探すとデスコンでもけっこうあるものですね・・・少し安心。もともとNikon1シリーズはmade in CHINAですので純正品が沢山残ってるのかも知れません)。

分解は少々安易にろくに記録も取らずにやってしまったので,今回はゆっくり一つ一つ確認しながら進めます。

今回は届いたフレキの取り付け。

 

その前にまずは観察

フレキソケットはちゃんと付いてます。

裏側には両面テープが付けてあります。この●穴は何か?

古い方にもありますので,位置決め用みたいです。

モーター側は・・・

非常にちっちゃくて分かりづらいですが,ちゃんとポッチが出てます。ここに穴を合わせれば位置決め完了となりますね。

もひとつ。ちぎれた側のフレキを見ると,上のフレキは裏側に折れるように折れ目がついてました。あれぇ・・・どっちに折ればよかったかな?

これも検証

古い方のフレキを見ると,表側に折り込んであります。接着剤の跡がはっきりありましたので,確認できました。くっつけるのは両面テープでやります。

なお,このフレキ,ホルダー部分(左)は剥がしてしまいました。ランド部分もいっしょにはげたので,修復はもう不可能です(しないけど・・・)。

こんな小さなものもあるんですね・・・

 

このバーの位置は・・

 

接着面より長くなってます。

グリーン側に合わせれば良いみたいです。

それに透明なヒラヒラが付いてる。何に使うのか分からないけど,これも付けておく。

こんな確認で作業ができそうです。

 

 

フレキの折り曲げ

約3mmの両面テープ

折り曲げ線を確認して,フレキが重なるように折り曲げ。

平板の取り付け 

マジックで位置を書いて,古い方を剥がして取り付けました。あとは何処でこのフレキを折り曲げるか?

 

 

絞りユニットへ取り付け

位置決めの穴を意識して取り付け,それからフレキを差し込む。

ここまで完了。

あとはこの絞りユニットをケースにセットして中玉を入れる。

まだまだ作業はつづきます。でも,今日はここまで

 

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早速フレキを切っちゃった 1N10-30mm解体

2024年06月12日 | Camera

絞りユニットまで辿り着き,交換作業をさあ開始!!と 中玉取り付けまで行ったんですが,レンズの脇からフレキを取り出す段になって,そ~っとやったん(つもり)ですが,いちばん細いフレキがポロリ。やっちまいました。

180度折り曲げてレンズ脇に取り出すところ。これは修復不可能。さあどうすんべ・・・

修理をあきらめきれずに,フレキの代替が売っているのか探しました。

見つかったのは without Socketこれなら400円もしないでいけるのですが,ソケットは切れたフレキのものを取り付けられれば良いとしても,そんなことはできっこない。半田付けでは不可能。リフローでもできそうもない。これはあきらめ。

その他はないか・・・いろいろ探し回りました。

 

 

ありましたよ!!

これならいけそうです。細い2本のフレキは重なるように折り込むんですけど。壊れたらあきらめるはずが,少々意地になって,注文。これで壊しちゃったらあきらめるか・・・

ということで,しばらくはお休みです。

このままパーツが動かないようにして,しばらくは放置です。

この後もうまくいくかどうかは,やっぱり自分の力量でははなはだ心許ないです・・・

ちょっとがっかり・・・

 

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解体開始 1NIKKOR10-30mmVR

2024年06月10日 | Camera

恐る恐る10-30mmVRの解体をはじめました。壊してしまってもそれはそれで我慢。

まずは後レンズの取り外しから

 

カメラ本体への接続端子は,一応外してみたけれど,基板の乗せておいても良いようです。上の写真の矢印が取り外しネジの位置。何枚かの外枠を外す。順序を間違えないように・・

 

さてここでフラットケーブルの抜き方が分からない。虫眼鏡で拡大してみたりやってみたが,よく分からず。下手をすればケーブルを傷めてしまう。やっぱりここが素人には難関です。

 

いろいろやってみて,分かりました。

ふらっとケーブルの両端にプラスチックの突起があります。これを丁寧に交互に引っ張る。こういう構造をしてるんですね。良い勉強になった。

 

基板を取り除いて,次は後玉を取り除く。

 

ズームリングのゴムのわっかを外して

 

このあたりからテープを剥いで

 

中に出てくる画像データ保存用のブラシを外す。

 

前玉にアクセスするため,化粧リングを外す。

 

ズームリングを引き抜く。

 

このネジを取り除くと,ケースが抜ける。ただ,ここで歯2カ所バネがあって不用意に抜くとバネが飛んでしまうので要注意だった。

 

これ,無くしたらアウト。

 

内部ユニットが抜けたら,ピント用のモーターをフリーにします。

 

モーターは動いてフレキを切りそうなので,ケースにテープ止めが良い。

 

中玉を抜く。

 

絞り用のモーターが見える

 

ひっくり返して,

プレートを外します。ピント用のモータでここが上下して合焦点させる用ですね。中玉を抜く。

 

その下にある絞りユニットを抜く。

 

ここで絞りユニットを交換すればいいわけだが,フレキの処理が問題。このユニット1832円。

 

私が手に入れた絞りユニットは,モータ部分の配線のみでその先のフレキが付いてなかった。ラッチやフレキはモーター部分に接着されている。仕方なしに地らを入れて接着を剥がした。あとは両面テープでくっつける。写真を撮り忘れたが,モータ部分とフレキはラッチで取り付けられている。黒い部分を上げると,フレキは抜ける。スーッと抜ける。

 

あとは戻せばいいわけだが,モーターの歯車を様子を見て見た。ここが一番の故障の原因とのこと。

モータを固定しているネジは00番のプラスドライバーでは歯が立たない。もっと細いのって一般的にはないですよねぇ・・・

家捜ししてると#0-2というのがあった。これで何とか取り外しできた。

 

問題の歯車ってこれ。特にヒビもなく,歯が折れていることもなさそうだが,歯が少しいびつで均等ではないかな?

ユニットごとの交換なので,これは廃棄でOK。

ちなみにモーターの大きさ 4mmほど

 

あれやこれやで引っかかって一日仕事になってしまいました。目もしょぼしょぼなので,今日はここまでです。

 

めがね2枚重ね。ルーペも使用・・・疲れた。

アッセンブルもゆっくりやります。さてもどせるかな・・・

 

 

 

 

 

 

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1NIKKOR10-30mmVRを解体する。その前に・・・・

2024年06月08日 | Camera

ちょっと前にnikonのNIKION1用レンズ,10-30mmVRが故障し,泣く泣く代替のレンズを購入したことを報告しました。多くの場合,1NIKKORは絞り不良がほとんどのようです。それにしてもnikon1は故障が多すぎる。今の手持ちのJ5は電源スイッチのバネが効かなくなってるし,V3も合焦時のピピッという音が鳴らなくなってます。撮れないわけでもないので,そのまま使ってますが,本当に嫌になってしまいます。<愚痴です>

nikon1については,赤城カメラ(赤城耕一さん)に面白い記述があったので紹介しときます。

 90回 NIKON1 V1 

 95回 NIKON1V3

 

ってことはおいといて・・・

10-30mmVRは故障品を含めて3個,PDレンズを入れて5個もそろったことになります。これなら1個壊しても良いでしょう。

ということで,解体の仕方をいろいろ調べてシミュレーションというかイメージトレーニングをしてきたのですが,,,イマイチ自信がない。後ろレンズを外し中レンズやVRを除き,フレキを切らないように取り外し,やっと絞りの機構にたどり着けるようなので,しかも蓋多義元に戻せるか?

レンズの小ささもあってなかなか自信が持てないでいます。

故障の多くの場合は,絞り部分の固着で無理に力が入って2mm程のプラ製歯車が壊れる(ことが多い)とのこと。小さな歯車を交換すればほとんどが直るということです。

 

応急処置

あせることもないので今しばらくイメージトレーニンづを続けることにして,ネットで見た応急処置について紹介します。

電源を落とすとレンズが自動的の絞りを絞って最小になって終了します。このまましばらく使わないでいると固着が起きるとの仮説。

この場合,以下のようにすると(一時的に?)直る場合があります。とのこと

手順はこうです。

① カメラの電源を入れます

② そのままズームリングを回して,10mmにあわせます。

③ ここで,レンズ取り外しボタンを押してみます。絞りが動作する音が聞こえたらしめたもの。

④ 絞りが開いたままにするには,この状態でバッテリーを外します。多分中の回路には影響はないと思います。(あったらゴメンナサイ!!)

・・・上の写真は応急処置したレンズ(A)で撮影してます。

 

実際壊れた二つをやってみました。

仮にこちらをAとします。ごらんのように絞りが開きました。試し撮りでもちゃんと動作しているようです。

でも,

こちら(仮にB)は,絞りは開きはするものの全開にはなりません。こちらの方が重傷です。

取りあえずレンズをバラすのは,こちら(B)といたします。

 

さて,本当に直せるか・・・・,頑張ってみます。

今交換用の歯車が,我が国に届いたところ。到着を待って作業開始です。

恥ずかしいけど,直せなくても報告します。

 

なお,参考になりそうなサイトは以下です。

♥ 1NIKKORの絞りユニットを買ってみた

再び絞りが壊れた1NIKKOR VR 10-30mmf/3.5-5.6を修理してみた

PERGANTIAN FLEXIBLE LENZA NIKON10-30MM

https://www.youtube.com/watch?v=CIiVTS3b92w

https://www.youtube.com/watch?v=AhpHc8xgcRY

https://www.youtube.com/watch?v=yclQYRF5JnY

https://www.youtube.com/watch?v=cS13dkqqUJo

https://www.youtube.com/watch?v=74XSLppeqNE

 

×印が付いた方がBです。これをバラしましょ!

さて,どうなりますことやら??

 

基板を投下してみるLEDが便利でした。

遙か昔に作ったもので,回路図がはっきりしませんでしたので,再度掲載します。

元記事はこちら

 

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買っちまったぁ!!1Nikkor 10-30VR

2024年05月18日 | Camera

馬鹿です。

もう何度壊れたらあきらめるのかって言われそうですが,これ,標準ズームの中では一番使い勝手が良いので安物を探してました。

ちょっと前までは4000円から5000円も出せば動作品が手に入ったように思うのですが,これ8000円超。

とにかく使えればいいので,色については気にしないことで手に入れました。しばらくオークションを見ているとニコワンレンズが少々価格が上昇気味です。切りの良いところで,ポチりました。

また,いつ壊れるか爆弾を抱えている感じですが,当面これで行きます。

手持ちのレンズ群,10-30mm。手前の2つが壊れてるやつ。右奥のPDズームも基本性能は壊れた10-30と同様ですが,のちに触れるっように使い勝手はリニアな10-30mmの方が自分に合っている。

奥の真ん中は11-27.5mm,VRなし。これは気に入ったレンズですが,残念ながら室内でマクロ気味によって撮れない。

壊れた10-30mmのほうはは10cm近くまで寄れます。

10-30mmPD。これも10-30mm同様に接写気味によれるんですが,ヘリコイドの動きがイマイチで,スイッチが壊れたJ5ではそのスイッチ操作が必要。ってことで,最後にとっておきたいタマです。

てなことで,左奥のグリーンを使うことに。

 

で,今回2つの故障レンズがあるので,きっとジャンクでオクに出しても落札の可能性はないでしょうから,自分で分解してみることにします。おそらくというかほとんど自分では手に負えないことは分かってますが,どうせ捨てるタマです。取りあえず一個。少々お勉強してみます。

いろいろ調べてみると,絞り開閉モーターの歯車が壊れてることがおおいようなので,見て見たい。

 

それに中華では対策の修理パーツが3000円ちょっとで手に入りそうなので,破れかぶれでやってみたい。

目も悪くなってるし,手先も不器用なので,100%近く失敗するでしょうが,お試しです。

・・・・まだ分解してないので,発注はしてませんが・・・・・

 

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1 NIKKOR10-30mmが壊れた

2024年04月29日 | Camera

ここんとこ,いろいろありました。

お出かけや庭のことは奥さんのブログに任せるとして,作業室としてのつれづれ日記。

 

話題その1

もともと脆弱なメカだと思ってそれなりに丁寧に使っていたんですけど,定番の絞り動作が効かず,画面が暗いままとなってしまった。

下に向けて暗いのではなくどっちに向けてもだめ。このレンズはこれで一回リコールしてるんですよね。リコールに出したやつがまた壊れた!

いじっているウチに,電源も入らなくなってしまった。

修理可能機種に入ってないので,万事休す。壊れたのこれで2個目。

さっさと諦めましょう。このレンズは使いやすかったのですが,残念。中古を見つけてもまたすぐ壊れるんだろうなぁ・・・

一応予備レンズは,備えがあります。

10-30mmのPDタイプ。これ使えるんですが,ズームリングがスムーズじゃないんですよね・・それにフィルターが付かない。

もうひとつ。

11-27.5mm。これはコンパクトで,シャープでいいレンズなんですが,わずかにズーム幅が狭い。

取りあえずはこっちで行こうか・・・

N1は本体ともよく壊れるので,諦めてD90とかに戻そうかな・・・・とてもZシリーズは買えないので・・・

nikonにかぎらず,最近のカメラはコンパクトで高機能になってるから,やはり故障が多いのでしょうかね・・・Dシリーズは一回も故障したことないんですが,,昔は信頼のnikonだったんでけどなぁ・・・今は故障のNIKON。ぼやきです

 

話題その2

デサルフェータの動作確認できず。バッテリーにつないだだけだとLEDが付かない。コンパクトに作ってしまったので,オシロとかテスターとかを当てるのが超不便。で,結局放置状態に・・・比較のため,まったく同じ回路で作ってみたが,当たり前だけど,動作は同じ。

先日、免許更新の高齢者講習に行ったとき,目が非常に悪くなっていると言われたので,半田ミスかと思ったがそうでもなさそう。さてこっちも弱った

一応頒布されている基板の回路も追ってみたが,間違ってないんだよなぁ・・・・いまだ分からず

わかりやすく定数等を入れてみたけど・・・

黄色い基板はこの回路配置に忠実にやってみました。

こっちも頭を冷やすため,放置です。

 

話題その3

孫のお供で100均にいたら,こんなの見つけました。300円です。

壊れたレンズで撮ったらこの手ぶれ(この後動作不能に)。USB-CにDACが付いてアナログ出力できるという物。

カメラ不調はここにアップするまで分からなかった。お見苦しい画像ですみません。

USB-Aへの変換アタッチメントでPCに繋いでみました。USBの根元のところにDACチップが埋め込まれているようですね。

以前は高価なデバイスを買っていいパーツを使ってDACを作ったものですが,今はこんなに小さくなってるんですね・・

まあ,音はHiFiとはいえませんが,それなりに鳴ってます。そのうちさらに高音質化されるんでしょうね。どんどん自作の余地がなくなって,買って壊れて捨ててといった生活になっていくのでしょうかね。便利かも知れないけど,つまらない。

USC-C⇔A変換アタッチメント。これけっこう便利。

一応3端子のプラグでも聞けるというので,聴いてみました。

黒い方はPCに差し込むと音飛びが出ます。スマホのUSB-Cからは問題なく鳴らせます。こういうのも相性があるのかな?

アンプに繋いで,アーデンで朗々とというほどでもないので,ほんのお遊びです。

 

カメラ故障で手ぶれが多くてすみません。

 

 

 

 

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MEIKE 6.5mmF2.0

2023年02月06日 | Camera

NIKON 1シリーズは,2月でサポートが切れるという。NIKONのサイトを見てみたが,やはりサポート機種からすべてが消えていた。ニコワンオーナーとしては寂しいかぎりだが,リコールがあったりよく壊れるという評判通りのカメラなので,まあ致し方ないと思う。これからは壊れないように大事に,大事に使おう。NIKON Zで一式そろえるなんて,とてもできない。

最後の悪あがきで,最近ちょっと話題になっていた。魚眼系レンズを手に入れてみた。

MEIKE 6.5mmF2.0です。値段は送料込みで15000円ちょい。完全マニュアル。作りは意外としっかりしていて,アルミの筐体でどっしり感がある。

MEIKEというメーカー(CHINA)は全く知らなかった。

珍しくニコワン用のマウントである(まだ需要があるんだ!)。この他にバリエーションとして,Fマウントや Zマウント,フォーサーズ用とか,ソニーEマウントとか,各社用のマウントは出ているようです。今回はあえてニコワンマウント。Fマウントにしなかったのは,超広角はsigmaの10-20mmがあるし,ニコワンに付けるときは,FT1を介さなければならないし,結構大きくなるし使いづらい。どうせなら専用でいいやといった感じ。

夕方だけど,ちょっと外に出てお試し。結構広い画角だ(対角190°)。

写真は,たぶんISO800,F2.0,1/100だと思う。6.5mm×2.7倍=18mmなので,円にはならない。でも面白い絵になる。階調はまあまあか。

写真データーは,当たり前だが,カメラ側に電子接点がないので,カメラ本体のExifデータは残るが,レンズデーターは出ない。

ISO1600にするとF2.0でこんな感じ。F2はけっこう明るい。周辺がわずかにシェーディングが出ている

 

気になったのが絞りダイアルがクリックしないこと。連続ズームみたいな感じ。ちょっと触れると動きやすい。

ボディー側でシャッタースピードとISO,レンズ側でファインダー見ながら絞りをいじって調整かなんて・・。絞れば当然画面は暗くなる。カメラ内インジケータを見ながら調整する。

フォーカスは超広角なのでパンフォーカス的に使える。最短撮影距離は0.2mということだが,絞ればもう少し寄れる。

 

明るいレンズなので,星野写真でも試してみたいな・・・ここだと光害があるので,群馬天文台あたりにいってみようかな。寒いけど・・・

 

机の上,どれくらい寄ったかは忘れた。

魚眼でレンズが出っ張っているので,フィルターもつかないし、こすって傷付ける心配がある。要注意。

 

簡単なレビューでした。

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泣!あ~やってしもたぁ!!

2022年04月04日 | Camera
孫を連れて,高崎にある観音山古墳とここから出土した国宝展に出かけたのですがその帰り,ポケットにねじ込んでいた愛機Nikon J5を,車から降りるときに路面に落としてしまった!!ああっと思っても後の祭り。涙・・
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ガラスが飛び散り,こんな状態に・・・トホホホ・・・・

 

これまでこんなことがなかった。三脚を倒したこともカメラを落としたことも。
耄碌したのかなぁ・・・がっかりです。

 

で,損害の方なんですが,UVフィルターが欠けたおかげか,ボディの凹みやレンズ本体には故障が見られないようです。液晶も無事。起動,ピント,露出とも,もう少し使ってみないとどうか分かりませんが,とりあえずが大丈夫なようです。
少し案心。
やはり,カメラはストラップで首につるすべし!ですね。
スマホはこうしているのに,今日に限って・・・・全く!自分にがっかりです。
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中身の写真を少々。
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観音山古墳の石室。管理人に話すと入れてもらえます。普段は施錠。

 

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22tもする天井の岩。結構天井は高いです。

 

 

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この銅製の水瓶がきれいでした。

 

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この刀を持った女性の埴輪は全国でこれ1体だけとか・・
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さてと・・・
工作の方は,リレーモジュールで行き詰まって足踏み。
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理屈の上では,モジュールの電源(12V)からトリガー電源をとっても大丈夫なはずなんですが,
こうするとトリガーがかからない。
GNDとGND-Tの接続をON/OFFできるようにピンを立てて何度かお試ししたのですが,
できない。これが分からない!!
DSC_6766a
とりがーGNDと基板のGNDをつなげて12V+をトリガーに接続・・・・
うんともすんとも,,,
??
も一回プログラムの方からやり直してみますけど,,
だめなら別電源となります。2つ電源が必要なのは面倒くさい。

 

今日はこんなとこ。

 

そうそう,てるさんからTeacupはGooblogに以降が可能という情報を得ました。
いま,Teacupのブログデーターを試しに移行中ですが,何せ2G位のデーター量。丸二日たっても終了しません。移行できた段階で,今後のブログの運営をどうするか考えます。消え去るより残したいので,,,

 

【カメラの話題の追加】4/2
UVフィルターをすぐに発注。今日届きました。
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40.5mmのねじもだじょうぶだった!!
安物では評判のいいNEEWERの3点セット(UVフィルター+CPLフィルター+ND4フィルター+フィルターケース+クリーニングクロース)にしました。CPLと ND4は手持ちですが,重ねて使えますので,,,流れる水しぶきでも撮ってみますかね・・
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前もNEEWERだったのですが,UVはコーティングがされてないようです。単なる保護ガラスと割り切って使います。
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