忙し過ぎて・・・なかなか書きあげられなかった舞台の感想です。
昨年3月・・・その内容、ピアノの旋律、まるで喉がひりひりするような、そして背筋がゾワゾワするような、その感触に驚愕した舞台『スリルミー』。
私自身は、前回とちがうキャストで観てみたいかも?とチラっと思ったりしたけれど、今回一緒に観る娘その2が
「私、まだかっきーを観たことない」と言うので・・・
『スリルミー』 2014.11.15(土) 12:00開演 天王洲銀河劇場
「彼」 柿澤勇人
「私」 尾上松也
今回も確かに・・・濃密な舞台でした
あの、暗めのピアノの旋律を聴いただけで、身体がこわばっていくような・・・
ただ・・・二人しかいない舞台で相手が変わると受ける印象もかなり変わってくるものなんだと、実感しました
最初に観た(と、いっても2013年の柿澤×松下ペアしか観てないけど)二人が私の中での『スリルミー』とインプットされてしまったせいか、
「彼」と「私」の関係性とか、力の差とか、私自身の中でかなり自分なりのイメージが出来上がってしまっていて、今回の舞台はそういう意味でちょっとちがっていたというか
「私」/尾上松也さん
最近、TVでなにかと観る機会が増えている彼。
・・・まぁ、ガタイがいいことそして想像以上に声が腹から出ていて重みがありよく通っていて、いいお声をしてる。
34年後の刑務所での独白になると前で手を組み、一瞬でオトナの「私」に変わりのはすごいな、と。
「彼」/かっきー
若いなーー。がっしりした「松也私」が隣に並ぶとさらに線が細く見えて、まるで少年のよう。
俺様な発言を繰り返すけれど、どこかしら背伸びをしている感じがしてしまうのは・・・なんでなんだろ?
うーーん。どういったらいいのかな
「私」と「彼」は、「私」<「彼」でないと成立しないんだと思いました。
「私」にとって「彼」は絶対上位。だから「彼」のどんな要求も「私」は断われず、放火をくりかえし、見ず知らずの子供まで殺害する。
そして、自分が「私」より強い立場にあるとわかっているからこそ「彼」は「私」に自分の悪事の手伝いをさせる。身体の関係を報酬として。そこには同等の友情は存在しない。
今回、ヴィジュアルの関係か、いろいろな部分で「私」優位に見えていまい、実際♪わかってよ~と高らかに歌う「松也私」はすごく「柿澤彼」に対してぶつける感情が激し過ぎて、怖いくらいでした。
一連の行為(って書いていいのかな?)も、なんだか前の時のようにはドキドキしない。
イメージとしては、まるで「彼」の方が「私」に組み敷かれている感じ
そしてこの舞台、ストプレのように見えて、実はミュージカル仕立てなので、当然二人はハモって歌うシーンが多々あるのだけれど・・・「松也私」の声が大きくてよく通りすぎて・・・主旋律を歌っているはずの「柿澤彼」の声がかき消されていましたあちゃーー。
見終わって、初めてこの舞台を観た娘その2の感想は・・・
「かっきーって、小さいんだね」・・・
い、いや、それってちがうから・・・
昨年3月・・・その内容、ピアノの旋律、まるで喉がひりひりするような、そして背筋がゾワゾワするような、その感触に驚愕した舞台『スリルミー』。
私自身は、前回とちがうキャストで観てみたいかも?とチラっと思ったりしたけれど、今回一緒に観る娘その2が
「私、まだかっきーを観たことない」と言うので・・・
『スリルミー』 2014.11.15(土) 12:00開演 天王洲銀河劇場
「彼」 柿澤勇人
「私」 尾上松也
今回も確かに・・・濃密な舞台でした
あの、暗めのピアノの旋律を聴いただけで、身体がこわばっていくような・・・
ただ・・・二人しかいない舞台で相手が変わると受ける印象もかなり変わってくるものなんだと、実感しました
最初に観た(と、いっても2013年の柿澤×松下ペアしか観てないけど)二人が私の中での『スリルミー』とインプットされてしまったせいか、
「彼」と「私」の関係性とか、力の差とか、私自身の中でかなり自分なりのイメージが出来上がってしまっていて、今回の舞台はそういう意味でちょっとちがっていたというか
「私」/尾上松也さん
最近、TVでなにかと観る機会が増えている彼。
・・・まぁ、ガタイがいいことそして想像以上に声が腹から出ていて重みがありよく通っていて、いいお声をしてる。
34年後の刑務所での独白になると前で手を組み、一瞬でオトナの「私」に変わりのはすごいな、と。
「彼」/かっきー
若いなーー。がっしりした「松也私」が隣に並ぶとさらに線が細く見えて、まるで少年のよう。
俺様な発言を繰り返すけれど、どこかしら背伸びをしている感じがしてしまうのは・・・なんでなんだろ?
うーーん。どういったらいいのかな
「私」と「彼」は、「私」<「彼」でないと成立しないんだと思いました。
「私」にとって「彼」は絶対上位。だから「彼」のどんな要求も「私」は断われず、放火をくりかえし、見ず知らずの子供まで殺害する。
そして、自分が「私」より強い立場にあるとわかっているからこそ「彼」は「私」に自分の悪事の手伝いをさせる。身体の関係を報酬として。そこには同等の友情は存在しない。
今回、ヴィジュアルの関係か、いろいろな部分で「私」優位に見えていまい、実際♪わかってよ~と高らかに歌う「松也私」はすごく「柿澤彼」に対してぶつける感情が激し過ぎて、怖いくらいでした。
一連の行為(って書いていいのかな?)も、なんだか前の時のようにはドキドキしない。
イメージとしては、まるで「彼」の方が「私」に組み敷かれている感じ
そしてこの舞台、ストプレのように見えて、実はミュージカル仕立てなので、当然二人はハモって歌うシーンが多々あるのだけれど・・・「松也私」の声が大きくてよく通りすぎて・・・主旋律を歌っているはずの「柿澤彼」の声がかき消されていましたあちゃーー。
見終わって、初めてこの舞台を観た娘その2の感想は・・・
「かっきーって、小さいんだね」・・・
い、いや、それってちがうから・・・
今回、ペア変更があって、賛否両論ありましたが、観た方は概ね好評のようでしたが、前回までのようにハマれない私がいました。
自分のブログも前日やっと書いたのですが、けっこうネガティヴに書いちゃいました。
私も他ペアを見ていないのが、受け入れがたい要因かと思いますが、おかきペアは、並んだビジュアルが悪すぎました。
かっきーも、松也私は、手強くて気持ち悪かったって言ってて、演技者として頑張っていたと思うのですが、受ける印象までは変えられないかな。
洸平君の時は、あんなにかっこよく見えた柿澤彼が前半で「馬鹿か?」って思っちゃったので、それはハマれないですよね。
同じ感想の方がいて、ホッとしました。
そうなんです!!
>ハマれない
松也くんは、懸命に演じていたと思うのだけど、なにしろバランスがねーーー
いいお声をしてるし、演技が悪かったとは思っていないけれど、見た目が立派すぎて、二人の関係性に同意できなかったのが残念。
れまでずっと「彼」の言いなりだった「私」が「彼」と一緒にいたいがために「彼」を陥れていくのも、「松也私」はすごく迫力があってなんだか威圧的に見えちゃって・・・
(「洸平私」は、“窮鼠猫を噛む”って感じだったんだけど)
いろいろ人によって好みはちがうでしょうが、過去の映像で観ると、私的には「新納×田代」ペアとか理想的かも。