秋生のEtude

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『蝉しぐれ』

2006年12月25日 22時59分03秒 | 内野づくし
先週から、毎日楽しみに(録画を)見ている『蝉しぐれ』。
今日は、あの欅御殿からお福さまを連れ出し、二人だけで夜の道を走る・・・
・・・まるで“道行き”?のような場面が印象的なあの!!第6回です。


・・・小船の中でじっと見つめあう文四郎とお福さま。
熱い想いのこもった視線が絡み合う・・・
・・・夜の道を急ぐふたり。
お福さまからお子を受け取り、その手をためらいながらもそっと取る文四郎。
はっとして、見つめあい、つながれた手を確かめるように、もうひとつの手で、その上からそっと重ねるお福さま。
思わずお福さまの口から出る「・・文四郎さん・・・あなたの名前を呼びたかった・・・」
・・・すがってくるお福さまを、こらえきれずにしっかと抱き寄せる文四郎・・・


ああ~~~ここまで書いて、私のほうが心臓が壊れそう・・・
そう、この一連の二人の場面で、なにを隠そう(隠してないって!)文四郎のその“手”に惚れた私・・・

お福さまの戸惑う手を握ったその“手”
お福さまの細い肩を抱き寄せたその“手”
そして、その指先に込められた想い・・・

男の人の手に、そして指先に、これほどの色香を感じたのは、
20年+?年生きてきて、生まれて初めてで
ドキドキドキ・・・とにかく胸の鼓動が治まらなくて
・・・そして落ちました。はい。
ええ、この“手”に

そして、その文四郎=内野聖陽という役者に
・・・またしても、一瞬にして、ぐぐぐっと惹かれてしまったのでした。


もちろん、それだけではありません。
文四郎の、清廉な生き方、静かでそして熱いまなざし、きりりとした立ち振る舞い・・・・・
そしてまた、無念の死を遂げた父への敬愛、母へのやさしさ、友との友情・・・
ふくへのほのかではかなく切ない恋だけでなく、様々な人たちとの心の交流を通して成長していく文四郎・・・
藤沢作品の深さが、見るものをひきつけずにはいられない、魅力的な時代劇ドラマでした。





コメント (8)
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