2度目にして、最後の観劇になりました。
だってこの日は千秋楽!!
ストーリーもお歌も、そして見どころもよくわかっているだけに、安心感があります。観客席から注がれる熱~い視線、舞台の上ももちろん濃密な空気が漂っていました。
『壁抜け男』 2006.11.19(日) 13:00 自由劇場
キャストは、前回同様ベストメンバー!?
2階席からだったので、狭いながらも奥深い?舞台の全景がばっちり!?
モンマルトルの町、マルシャン通りはちゃんと、レンガ敷きでした(笑)
規則正しくタイプを打つデュティユル。
隣では不真面目、テキトー、サボリ、やる気のない同僚たち。
5時の時報と共に机をたたんでコートの中にしまい込む姿がおかしい。
なにしろ、テンポがいいです。リズミカルで、くるくるくると場面が進行していきます。
取り残され一人になったデュティユルは・・・孤独です。
寂しくトボトボと帰る家路。
あれれれ停電の中、いつの間にか壁を抜けて家の中へ入ってしまっている?かと思えば、また外にいる?
どうなってるんだ医者にいかなくっちゃ!!しらふでいるのに酔っ払ってる感じ?(ああ、私にも覚えがある・・・病院へ行かなくちゃ)
ランパラパラパヤパヤ クルクルパー
・・・とにかく、あの石丸さんがこんなお言葉を!?という楽しい言葉がいっぱい。
医者に言われて、イスに膝を抱えて座る姿が・・・お行儀良くて、かわいいです。
そして、そのデュブール医師、思いっきりアヤシイです(笑)
ゆううつ躁うつ分裂フロイドケロイド甲状腺山の手線リビドコンプレックス・・・どんな病気だよ・・・
新しく来た部長は軍隊仕込の飛び切りワンマン。
デュティユルの仕事ぶりを、けちょんけちょんに罵りますが、
なななな、なんですと?頭だけが壁からにゅ~?錯乱する高井部長。
四つんばい、舌まで出して、はっ、はっ、と犬になりきって退場(笑)
人を驚かす、すごいことが出来るんだ!とちょっと自信のついたデュティユル・・・
悩みながらパン屋に入ってみる・・・でも「僕の指紋がついてしまった」と乞食にあげてしまいます。食べてしまえば心配ないのにね(笑)
翌朝、新聞売りの有賀くん登場。・・・彼って、目元がきりりと涼しげで、少年マンガのヒーローみたいです。すごくきれいで、力強い声。
新聞を見ながら、職探しのデュティユル。そこへ、二人の警官。
おとぼけでいいキャラです。いいコンビネーション。デュティユルはちょっとドキドキ。
・・・ついに壁抜けの技で、宝石店の宝石を手に入れるデュティユル。
♪ぃやったぞ~すごいっ!成功だっぜぇ~・・・少年のようなキラキラの笑顔もう文句なく、かわいいですうわっ~か、かわゆくってまたもや胸がきゅ~~ん
そこへ、ジャガイモは売れるのに、自分は売れなくなってしまった・・・と嘆く娼婦の丹さん。首にそっと盗んだ宝石のネックレスをかけてやるデュティユル。
一夜明け、話題の義賊となった、怪盗・ガルガリ・・・美しい人妻・イザベルを見かけ・・・恋しちゃうのです。
・・・余談ですが、以前に立ち読みした(よい子はしてはいけません)女性週刊誌に石丸さんの記事が載っていて、「孤独な50代のさえない男が若くて美しい女性に恋をする」=「フーテンの寅さん」の心境です。と書いてあったのを思い出しちゃって・・・(石丸さんの寅さんは・・・想像できないけど)
もとい、ここのソロの♪美しい人よ、僕を見てほしい~・・・大、大、大好きなのです彼女に自分の存在を知ってほしくて・・・犯罪を犯そうなんて・・・ああ、男ってなんて単純明快(笑)
そして忍び込んだ銀行の大きな金庫。
あれこれ入っている金庫の中身を入れ替えたり・・・まるでいたずらっ子。
すご~いっ!ぞっ!!そして、駆けつけてきた警官二人とラインダンスもどき、なにやら、本当に楽しそう。弾けてます!!
念願かなって逮捕されたデュティユル。でも、監獄暮らしは何かとお気に召さない?二人の看守と、またまた人生に疲れた、高井刑務所長。(笑)
あ、ここのシマシマの囚人服、マンガみたいでかわいいです。うふっ。
そこへ町の人たちとデモ行進しながら、やってきた元・同僚のM嬢。
♪うふ~~ん!・・・いややや、イっちゃってます(汗)全身からにじみ出るはげしい愛の告白?パワー全開~ノリノリです。
脱獄したデュティユルは、イザベルの元へ。
彼女と心が通じ合って、彼女を暴力夫=高井検事から救おうと、裁判で、検事の罪を告発し・・・
町中のみんなの協力で、検事をやっつけるデュティユル。
少しづつ彼女との距離が縮まって・・・
♪やったー、彼女とキッスしたー!で、はじまる「口笛バレエ」・・・みんなみんな素敵です。
みんなに促され、照れながらイザベルのもとへ。
・・・真実の愛を知ったイザベルは大胆で積極的。でも、デュティユルはちょっとお疲れモード(笑)
いつの間にか医者に言われていたことが本当に・・・
壁から抜けられなくなったしまうデュティユル・・・イザベルは彼に寄り添い、「私も壁の中へ」と二人は1枚の絵になって、このお話は幕を閉じます。
「歌を歌いたいと思います。みなさんもぜひ一緒に歌ってください」
石丸さんのお誘いになんと3回も歌ってしまいました!!
カーテンコールは何度だったか、幕が降りても降りても、みんなその場から立ち去ることなく惜しみない拍手を送り続けました。
みんなと、そしてイザベル役の坂本さんと、何度も舞台に戻ってきてくれた石丸さんそして、必ず坂本さんの手をやさしく取って、エスコートしながら舞台を後にするのも紳士的!!
・・・石丸さんだからこそ、ですね♪
本当に、歌の歌詞の通り、派手さはありません。
でも、全篇に流れるミッシェル・ルグランの哀愁のある曲が小粋で、おしゃれで、ほのかな笑いとペーソスを感じさせてくれます。
質の高い舞台だと思います。
石丸さんは、その、誠実で暖かな人柄がにじみ出るような優しいお声で、本当に少年のような瞳がキラキラ・・・本当にかわいい人です。
それぞれの役がとっても活かされていて、無駄もなければ、邪魔にもなりません。
12人のチームワークの良さが舞台を素敵な色に染めていきます。
観れてよかった・・・
あ、本日、楽日ということで、浅利代表と、飯野おさみさんがいらしてました。
私自身、四季の舞台の予定は来年3月の『オペラ座』までありません
・・・ああ、石丸さん~!!・・・今度はいつお会いできるかしら?
だってこの日は千秋楽!!
ストーリーもお歌も、そして見どころもよくわかっているだけに、安心感があります。観客席から注がれる熱~い視線、舞台の上ももちろん濃密な空気が漂っていました。
『壁抜け男』 2006.11.19(日) 13:00 自由劇場
キャストは、前回同様ベストメンバー!?
2階席からだったので、狭いながらも奥深い?舞台の全景がばっちり!?
モンマルトルの町、マルシャン通りはちゃんと、レンガ敷きでした(笑)
規則正しくタイプを打つデュティユル。
隣では不真面目、テキトー、サボリ、やる気のない同僚たち。
5時の時報と共に机をたたんでコートの中にしまい込む姿がおかしい。
なにしろ、テンポがいいです。リズミカルで、くるくるくると場面が進行していきます。
取り残され一人になったデュティユルは・・・孤独です。
寂しくトボトボと帰る家路。
あれれれ停電の中、いつの間にか壁を抜けて家の中へ入ってしまっている?かと思えば、また外にいる?
どうなってるんだ医者にいかなくっちゃ!!しらふでいるのに酔っ払ってる感じ?(ああ、私にも覚えがある・・・病院へ行かなくちゃ)
ランパラパラパヤパヤ クルクルパー
・・・とにかく、あの石丸さんがこんなお言葉を!?という楽しい言葉がいっぱい。
医者に言われて、イスに膝を抱えて座る姿が・・・お行儀良くて、かわいいです。
そして、そのデュブール医師、思いっきりアヤシイです(笑)
ゆううつ躁うつ分裂フロイドケロイド甲状腺山の手線リビドコンプレックス・・・どんな病気だよ・・・
新しく来た部長は軍隊仕込の飛び切りワンマン。
デュティユルの仕事ぶりを、けちょんけちょんに罵りますが、
なななな、なんですと?頭だけが壁からにゅ~?錯乱する高井部長。
四つんばい、舌まで出して、はっ、はっ、と犬になりきって退場(笑)
人を驚かす、すごいことが出来るんだ!とちょっと自信のついたデュティユル・・・
悩みながらパン屋に入ってみる・・・でも「僕の指紋がついてしまった」と乞食にあげてしまいます。食べてしまえば心配ないのにね(笑)
翌朝、新聞売りの有賀くん登場。・・・彼って、目元がきりりと涼しげで、少年マンガのヒーローみたいです。すごくきれいで、力強い声。
新聞を見ながら、職探しのデュティユル。そこへ、二人の警官。
おとぼけでいいキャラです。いいコンビネーション。デュティユルはちょっとドキドキ。
・・・ついに壁抜けの技で、宝石店の宝石を手に入れるデュティユル。
♪ぃやったぞ~すごいっ!成功だっぜぇ~・・・少年のようなキラキラの笑顔もう文句なく、かわいいですうわっ~か、かわゆくってまたもや胸がきゅ~~ん
そこへ、ジャガイモは売れるのに、自分は売れなくなってしまった・・・と嘆く娼婦の丹さん。首にそっと盗んだ宝石のネックレスをかけてやるデュティユル。
一夜明け、話題の義賊となった、怪盗・ガルガリ・・・美しい人妻・イザベルを見かけ・・・恋しちゃうのです。
・・・余談ですが、以前に立ち読みした(よい子はしてはいけません)女性週刊誌に石丸さんの記事が載っていて、「孤独な50代のさえない男が若くて美しい女性に恋をする」=「フーテンの寅さん」の心境です。と書いてあったのを思い出しちゃって・・・(石丸さんの寅さんは・・・想像できないけど)
もとい、ここのソロの♪美しい人よ、僕を見てほしい~・・・大、大、大好きなのです彼女に自分の存在を知ってほしくて・・・犯罪を犯そうなんて・・・ああ、男ってなんて単純明快(笑)
そして忍び込んだ銀行の大きな金庫。
あれこれ入っている金庫の中身を入れ替えたり・・・まるでいたずらっ子。
すご~いっ!ぞっ!!そして、駆けつけてきた警官二人とラインダンスもどき、なにやら、本当に楽しそう。弾けてます!!
念願かなって逮捕されたデュティユル。でも、監獄暮らしは何かとお気に召さない?二人の看守と、またまた人生に疲れた、高井刑務所長。(笑)
あ、ここのシマシマの囚人服、マンガみたいでかわいいです。うふっ。
そこへ町の人たちとデモ行進しながら、やってきた元・同僚のM嬢。
♪うふ~~ん!・・・いややや、イっちゃってます(汗)全身からにじみ出るはげしい愛の告白?パワー全開~ノリノリです。
脱獄したデュティユルは、イザベルの元へ。
彼女と心が通じ合って、彼女を暴力夫=高井検事から救おうと、裁判で、検事の罪を告発し・・・
町中のみんなの協力で、検事をやっつけるデュティユル。
少しづつ彼女との距離が縮まって・・・
♪やったー、彼女とキッスしたー!で、はじまる「口笛バレエ」・・・みんなみんな素敵です。
みんなに促され、照れながらイザベルのもとへ。
・・・真実の愛を知ったイザベルは大胆で積極的。でも、デュティユルはちょっとお疲れモード(笑)
いつの間にか医者に言われていたことが本当に・・・
壁から抜けられなくなったしまうデュティユル・・・イザベルは彼に寄り添い、「私も壁の中へ」と二人は1枚の絵になって、このお話は幕を閉じます。
「歌を歌いたいと思います。みなさんもぜひ一緒に歌ってください」
石丸さんのお誘いになんと3回も歌ってしまいました!!
カーテンコールは何度だったか、幕が降りても降りても、みんなその場から立ち去ることなく惜しみない拍手を送り続けました。
みんなと、そしてイザベル役の坂本さんと、何度も舞台に戻ってきてくれた石丸さんそして、必ず坂本さんの手をやさしく取って、エスコートしながら舞台を後にするのも紳士的!!
・・・石丸さんだからこそ、ですね♪
本当に、歌の歌詞の通り、派手さはありません。
でも、全篇に流れるミッシェル・ルグランの哀愁のある曲が小粋で、おしゃれで、ほのかな笑いとペーソスを感じさせてくれます。
質の高い舞台だと思います。
石丸さんは、その、誠実で暖かな人柄がにじみ出るような優しいお声で、本当に少年のような瞳がキラキラ・・・本当にかわいい人です。
それぞれの役がとっても活かされていて、無駄もなければ、邪魔にもなりません。
12人のチームワークの良さが舞台を素敵な色に染めていきます。
観れてよかった・・・
あ、本日、楽日ということで、浅利代表と、飯野おさみさんがいらしてました。
私自身、四季の舞台の予定は来年3月の『オペラ座』までありません
・・・ああ、石丸さん~!!・・・今度はいつお会いできるかしら?