秋生のEtude

音楽も映画も舞台も大好き!トキメキと感動を求めて、思い立ったらGO!
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「大江山花伝」

2006年11月14日 23時33分17秒 | 吉野さん同好会
なにげに入ったBOOK OFFで、ゲットしてしまいました!!

「大江山花伝」 夢の碑〈番外編〉 小学館
その節?話題になった木原敏江先生の、鬼が出てくるお話です。

平安時代の中ごろ、丹波の国の大江山に住みついて、都はもとより近隣の国々を荒らしまわっていた鬼たち。
その頭目の名は天下に名高い酒呑童子。そしてその息子の茨木童子。
茨木は幼いときに捨て子として、人間に拾われ15歳まで人間として育ちます。
その幼き日に将来を誓った国守の娘・ふじこ。
そして・・・当時、都の第一の武将と謳われた源頼光の家来で、四天王のひとりといわれた渡辺綱。
鬼退治を命じられた綱は、屋敷の下働きの娘・藤の葉と、大江山に向かいますが、鬼たちに捕らえられ・・・
火事ですべてを失い、ひどい火傷を負った藤の葉(=ふじこ)
見るも無残な顔になって、“死んでしまおう、でも死ぬ前にひと目・・・茨木に会いたい”と綱について来た藤の葉。
そんな藤の葉をふじこ、と知った茨木は・・・

わずかに友情のようなものが綱と茨木に通い、茨木は綱の計画を知っても止めることなく、ただ討たれようと・・・
ふじこには里へ返すためにわざと冷たくし、最後は父の酒呑童子まで手にかけてしまう茨木。
綱にとっても、ただの鬼ではなくなっていた茨木童子。
綱が「茨木童子だけは殺してはいけない」と命じるものの、戦闘の混乱の中、茨木をかばってふじこは息絶え、茨木はふじこを抱きつつ、自ら底なしの滝つぼに身を投じるのです。
哀しいお伽話。・・・切ないです。

しかし・・・木原さんの描く男の人って、どうしてこんなにも美しく、麗しく、あでやかで、色っぽいのでしょう
著作権やら、肖像権やらいろいろあるので、そのままの絵柄をそのまま載せて語れないのが残念で、そして、は、はがゆい~~!!
たとえば、毒入りの酒を呑まされ、頼光たちに攻め込まれ、ひとり、またひとり、と鬼たちが討ち取られていく中、
「・・・追いつめられた最後のひとり、右手に血刀、左手に鬼面、絶壁を背に艶然と立つ緋の長袴・・・」な~んてところはもう、もう・・・ゾクゾクと、身震いするほど、たまらなくカッコいいのです
(はい、同じコミックをお持ちの方は、45ページをご覧ください


きゃ~~っ!!素敵~~っ!!うわ~っ!!
・・・この姿をそのまんま、吉野さんで脳内変換したいっ!!
というか・・・最初からもう変換しちゃってましたが〈汗)
だって、そのまんまイメージなんですもの

というわけで、会長!!
今週の「吉野圭吾同好会」活動報告~大江山花伝編~を終わります!!〈笑)
(・・・こんな妄想でも活動といっていいのでしょうか?



コメント (4)
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