秋生のEtude

音楽も映画も舞台も大好き!トキメキと感動を求めて、思い立ったらGO!
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『マリー・アントワネット』 11/5(日) マチネ

2006年11月05日 21時59分26秒 | 舞台
世界初、の舞台です。
まだはじまったばかりなのと、私の中でこの舞台の本当の姿がまだよく理解できてないのと、でーーーー
本当にざっと、感じたことだけを。(もしかして、すごい辛口!?

*主役の一人、マリー・アントワネット。
涼風さん、かわいいです。・・・っていうか可愛過ぎ!?
わがままで、プライド高くて、お子ちゃまで、そして世間知らず(仕方ないか・・・)少なくとも、1幕では“なぜ、そうなってしまったのか”という王妃の心の闇は描かれていなくて、ただ、やな女(爆)
オルレアン公の屋敷で、マルグリットが民衆の実態を訴えても、まったく聞こうとしないばかりか、人間とも認めていない仕打ち。・・・なんで、フェルセンはこんなわがまま王妃を愛するのか・・・

*もう一人の主役、マルグリット・アルノー。
今日は2日目の玲奈ちゃんでしたが、1幕はかなり抑え気味?2幕で革命の中心になって動き出すあたりから、お歌もバズーガに。
革命の先導者となって立ち上がるあたりは気持ちがいいほど、絶唱。
ラストまでの王妃への心情の変化がちょっとわかりにくいなぁ・・・

*ルイ16世、禅さん。
かわいい・・・白い犬のぬいぐるみ?
王妃を愛していても、不器用な自分をよくわかっていて、王妃のわがままを許してしまうのよね。憎めない人。
最後に投獄された牢で、子どもたちを抱きしめて歌うソロ、「幸せにしてやれなくてすまない、許しておくれ・・・」みたいな。
・・・ここだけがうるっときました家族への愛の深さをビシビシ感じました

*オルレアン公、高嶋兄。
・・・こわいよ~眉毛ないんだもん。それにヒゲのないつるつるな高嶋兄を見たのははじめてかも。
王位を狙ってたんじゃなかった?革命で共和国になったフランスで何をしようというの?(とツッコミ)
・・・歌いだすとやっぱりルキーニの影が・・・

*井上フェルセン・・・
アントワネットにひどい仕打ちをされたマルグリットを追ってきて、声をかける場面、いくら前方下手端っこから見ていて、ローブの後ろ姿しか見えなかったとはいえ・・・う、うそっ!井上くんだとわからなかったの!!(・・・ファン失格
低くて男らしいオトナの声・・・井上フェルセンは今までの井上くんではなかった・・・
・・・・・きゃーーーーーっ!!素敵すぎる~~ぅ!!
井上くんと呼ぶのも???なくらい成長した井上くん・・・うれしいような、寂しいようなビミョウな感じ・・・
愛してはいけない人を愛してしまった運命。守りたい人を守りきれない自責。
前方下手端っこから見た井上フェルセンの背中には、愛の苦悩が重々しく乗っていました。・・・なんか、素敵なんですけど~~っ!?
(残念ながら、前方下手端っこ(しつこい!?)からは、肝心の美しいお顔がほとんど見えなかったのですということで、本日は、井上くんの背中を穴があくほどオペラで凝視してきました)
・・・う~~ん、井上くんの“背中”に萌える日がこようとは・・・

*お久しぶりの山路さん
ボーマルシェ、というのはナレーターなんでしょうか?
いいお声なので、個人的にはOKです(笑)
欲を言えば、もうちょっと、お歌が聴きたかったなぁ・・・

*そして、そしての山口カリオストロ。
・・・出ずっぱり!?そして歌います(歌い上げてるとこは、ある意味On Stage)
そして、踊ってます・・・???よくわかんない踊り(汗)
話の進行は山路ボーマルシェが説明しているので、山口さんのこの舞台での位置づけが、イマイチ不明でした・・・
・・・「この役はどうしても必要ですか?」(by 元きよし・・・演目ちがい)
大きな意味で運命を動かす者、というのでいいの?
んんん~~~。・・・もしかして、語りは山路さん、お歌は山口さん、と役割分担してる?(踊りも山口さん担当?)

題材であるフランス革命・・・基本的な知識が「ベルばら」から入ってしまっているので、革命に至る過程がすご~く端しょられている気がして・・・ん~~歴史をちゃんと学んでいる人にはどう見えるのかな・・・もしくは、まったく知らない人(いないか?)には理解できるのだろうか・・・


最後の最後の場面は、歴史上、変えられない事実とわかっていても、結構衝撃的。
そして、その生々しい場面のまま、カーテンコールというのは・・・
主役の一人がその場に放置されたまま、他のキャストがその前方で挨拶、というのはどうなんでしょう。
豪華な衣装に戻って、とは言わないけれど、せめて薄い幕を1枚降ろして欲しかった・・・舞台の内容が悲劇でも構わないけれど、これはちょっとなぁ・・・


不慣れなもので、よく理解できていません。それなのに(それゆえに?)激しくツッコミばかりの感想になってしまいました(汗)
来月、2度目に観るときまでには舞台も進化しているだろうし、私も少しは慣れているかもしれません。
『MA』・・・2度目を楽しみに待つことにします。




コメント (14)
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