■2023年2月10日(土)6:59-8:30:【天気】晴れ・凪【機材】EOSR5+RF100-500
【場所】尻屋岬沖~内浦湾沖
【種名】ミツユビカモメ+++、カモメAdW2、セグロカモメ1W2、オオセグロカモメAdW3、トウゾクカモメJ2、ウミスズメ11(3科6種)
【メモ】昨シーズンは2月4日に観察したので、約1週間遅れだったが、前回よく出たコアホウドリは見つけられなった。代りにミツユビカモメがずっと出ていて、100羽以上はいたと思う。
さて、仙台港を出港する際、船長のアナウンスで、航路は凪状態というような話だったが、朝起きて、左舷デッキに立つと、確かに冬季でこんな凪の海面があるのかというような状態だった。しかし、びっくりしたのは左舷デッキ入口から写真のように雪が薄く積もり、融けているところはつるつるで、長靴でも危なかった。時々、霰が降ってくるという状態で、これはだめだと、右舷に移動した。すると太陽の光もあって、暖かい。左舷と右舷でこれほど寒暖の差があるのは初めてだった。
さて、尻屋岬沖から観察をスタートし、最初に出たのはセグロカモメ1Wが2羽で、続いてオオセグロカモメ成鳥が3羽飛んでいた。ただし、これからの海域も同じだが、特に左舷は遠くに見える陸地との間に、たくさんのカモメ類が飛んでいた。フェリー航路であまり数がいないというだけの話だ。尻屋岬を過ぎる頃から、内浦湾沖まで、ずっとミツユビカモメが飛んでいた。群れでは飛ばず、1羽1羽だが、トータルすると100羽以上はいたと思う。というか、カモメが途中、あれはカモメ?というレベルで飛んでいたくらいで、全部、ミツユビだった。あとは、海面低く飛ぶトウゾクカモメ幼鳥が計2羽、ウミスズメ2羽と9羽の群れが飛んでいたくらいだった。ミツユビカモメは、ほぼ成鳥冬羽で、1Wや2Wは少しはいたくらいだった。上空から餌を見つけてひらりと降下し、海面で捕食する様子を何度も見ることができた。餌は魚や軟体動物らしいが、今回見たものは魚ではないようで、10回以上見たが、同じ餌のようだった。トウゾクカモメは、成鳥かと思ったが、写真を見ると、背中に白斑が残っており、幼鳥のようだった。ウミスズメは、北海道なんだから、別の種類が出てほしかった。
【写真】
左舷デッキ/セグロカモメ1W/オオセグロカモメAdW
ミツユビカモメAdW
ミツユビカモメAdW/コンテナ船の近くを飛ぶミツユビカモメ
トウゾクカモメ幼鳥
護衛艦/ミツユビカモメが獲物を見つけ、ひらりと降下、着水
捕食した餌を咥えて飛んでいく/恵山岬
カモメAdW/ウミスズメ
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