私家版 宮城の野鳥フィールドノート since 1976

ミフウズラペア。サンセットを見に行き、19:19撮影。f7.1、ISO400、1/50。♂♀まったりで、手持ち撮影。

2009年10月31日(土)飛島

2009年11月07日 | 酒田市飛島
■2009/10/31(土)11:25-13:35【天気】晴れ
【場所】飛島 
【種名】ウミウ,ヒメウ,トビ,ハイタカ♂,ノスリ,オオセグロカモメ,ウミネコ,キジバト,ヒヨドリ,ルリビタキ,ジョウビタキ+,ノビタキ,ツグミSP,ウグイス,メボソムシクイ++,シジュウカラ,メジロ++,ホオジロ,ミヤマホオジロ++,アオジ,シベリアジュリン,カワラヒワ,スズメ,ハシボソガラス,ハシブトガラス(14科25種)エチゼンクラゲ30cm級4(港内)
【メモ】日曜日以降は船が欠航する可能性があるというので,土曜日にいつものように日帰りをした。船は15分ほど遅れて出航。このわずか15分が日帰りバードウォッチャーには後で効いてくる。最近,航路は往復とも全然見ないで,船内で昼寝パターンだ。
 最初に見た鳥は階段を上がる途中の藪の中にいたメボソムシクイで,全島メボソムシクイだった。上空に小型のタカとカラスが空中戦をしているのが見えた。あとで最終的に写真でも確認したが,ハイタカの成鳥♂とハシブトガラスだった。ハイタカがハシブトガラスをしつこく攻撃するというパターンで,ハイタカは変幻自在に飛んで,カラスを追っていた。
 各畑周辺ではホオジロ類がいっぱいいて,ミヤマホオジロが特に多い。途中でお会いした方に聞くと,鳥はほとんど抜けていないということだった。飛島ならではの渡りの途中のいろんな鳥が種類数,個体数とも抜けてしまっていないと言うことで,日帰りの自分にとっては,これくらいれば十分だった。ツグミ科の鳥もかなりいたが,全然一カ所でじっとしてくれず,確認できなかった。13:30出航なので,小学校には13:00には着いていないといけない。鳥を見るというよりは歩いて目の前に止まっている鳥がいたら見るというパターンだ。途中,ノビタキやベニマシコ,全島メジロを見,オオマツヨイグサの種子を食べているシベリアジュリンなど見ながら,グランドに着く。シベリアジュリンは最初,見つけた時,一瞬コホオアカかと思ったが,よく見ると顔やパターンが全然違っていた。
 坂を下って,ヘリポートに着く。周りの木がでみんななくなって広々とした感じだが,草地にはミヤマホオジロ,メボソムシクイ,その他の鳥がまるでイナゴのようにいる。ミヤマホオジロの採餌を5分ほど観察・撮影し,巨木の森を急いで抜け,ルリビタキ,その他いろいろ鳥が出ようが無視して,小学校に至る。しかし,ここも鳥種としてはヘリポートと同じ状況だった。
 デジカメの記録によれば13:08にメボソムシクイを学校裏で撮影したのを最後に,ものすごい勢いで勝浦港に急ぐ。途中足がつりそうになったが,テキ穴のコーナーを曲がり,何とか乗船した。時間は出航2分前。13:35に防波堤のヒメウを撮影して探鳥終了となった。
 今回は,あまり回数を見たことがないシベリアジュリンを見ることができたのでよかった。小型のエチゼンクラゲが港内に浮いていた。
【写真】
  
■ハシブトカラスをモビングするハイタカ成鳥♂ ハイタカは翼先分離数が6/ノビタキ
  
■ホオジロ成鳥♀/ミヤマホオジロ成鳥♂
  
■ベニマシコ成鳥冬羽/柿の熟した実を食べるメジロ
  
■メジロ/ミヤマホオジロ♀/アオジ冬羽♂
  
■アオジ冬羽♂/シベリアジュリン♀冬羽
  
■ミヤマホオジロ♂。房を梳いた割には種を1個しか食べていない。
  
■ミヤマホオジロ♂/メボソムシクイ


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