私家版 宮城の野鳥フィールドノート since 1976

掲載していなかった記録をアップし始めました。あっという間に1年が経ってしまうので。今シーズンの鳥の海の記録も。

2009年11月23日(月)蕪栗沼

2009年11月24日 | 蕪栗沼・白鳥地区
■2009/11/23(月)11:27-14:19【天気】晴れのち曇り,虹,雨
【場所】南方,蕪栗沼,周辺田んぼ
【種名】ダイサギ,コサギ,アオサギ,シジュウカラガン,マガン,カリガネ,オオハクチョウ,コハクチョウ,マガモ,カルガモ,コガモ,オナガガモ,トビ,ノスリ,チュウヒ,オオバン,キジバト,ハクセキレイ,タヒバリ,モズ,スズメ,ムクドリ,ハシボソガラス,ハシブトガラス(10科24種)
【メモ】今日は実家に行くついでに伊豆沼から蕪栗沼をまわった。伊豆沼周辺は3工区にシジュウカラガン1羽と白化マガンがいたくらいで,ガンの群れそのものがほとんどいなかった。蕪栗沼に向かう途中,南方の田んぼで,300羽~500羽単位のマガンの群れに出会った。シジュウカラガンとカリガネがいないか群れを順番に見ていったところ,最後の群れで土手の上に並んでいるカリガネのファミリーを見つけることができた(というかすぐわかるところにいただけだが)。成鳥3羽と幼鳥4羽の構成で,成鳥幼鳥それぞれで個体差があった。写真を30枚くらい撮るうちに自転車がやってきて土手のカリガネとマガンのファミリーが飛んでしまった。群れは丘を越えて蕪栗沼方面へ飛んでいったので,後を追うことにした。途中南方のセブンイレブンで昼食を取り,それから土手の上から田んぼを見つつ蕪栗沼方面に向かった。蕪栗沼北側田んぼにマガンの大群がおり,道路脇に小型バスも見えた。今日は確かワイバードのツアーの日のはずと思い,行ってみるとツアー講師のN氏はじめ,参加者がスコープでシジュウカラガンを観察していた。カリガネもここに来ているはずですよと教えてさしあげ,また道南ツアーでお世話になった方がいらっしゃったので,ご挨拶をした。シジュウカラガンはかなり遠かったが群れでいたので,写真を一応撮った。それから蕪栗沼を半周しようと思ったが,実家にも行かなければならないし,仙台にも4時前には帰らなければならないので,土手からチュウヒの♀成鳥と♀幼鳥が飛んでいるのを見て,今回はとりあえず満足して帰ってきた。次回は蕪栗沼で飛び出しから半日くらいいてゆっくり見るつもりだ。猛禽の行動を見るのもおもしろいし。ハクガンがまだ来ていないのが残念だが,寒波がやってくれば南下してくるかもしれない。シジュウカラガンの群れも今日は遙か彼方だったが,そのうち近くで見られるチャンスもあるだろう。
【写真】
  
■カリガネのファミリーとマガンのファミリー。カリガネは2羽は確実に成鳥で,もう1羽まだ年数のいっていないと思われる成鳥が1羽,あとは4羽の幼鳥だが,これもそれぞれ個体差があった。
  
■カリガネ成鳥/マガン
  
■シジュウカラガン12羽(と思われる)の群れ


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