東御苑は、歯科待合室の雑誌の記事に触発されて急遽行ったわけですが、本来この日は、230万個のレンガを使って忠実に復元された三菱1号館の見学を考えていたのです。9月3日に公開されたばかりです!
東御苑で2時間も散歩したので、ちょっとどうしようかと思ったのですが、やっぱり行きました。
左から1/3あたりの線上の、下から1/8 くらいのところに馬場先門の交差点があります。国道1号線のマークの下。
その角に、戦後GHQが入った安田生命ビルがあって、そのもう一角線路寄り、数字の「2」のところが、三菱1号館でした。
ここから、日本のビジネスセンターたる「丸の内」が始まったのです。
歴史的なことに関心がある方は三菱1号館の「三菱1号館について」をお読みください
三菱の歴史も、日本の歴史も復習することになりましたが、それはさておき、興味深いものに出会いました。三菱財閥のコレクションは「静嘉堂文庫」と言われますが、国宝を始め素晴らしいものがたくさんあることで有名です。
その品々をデジタルで堪能できるようになっていました。
わかりやすく伝えようという工夫が随所にありました。
デジタルでは…という気持ちはわかりますが、美術館に足を運んでも人がたくさんでゆっくり眺められないとか、何しろ距離が遠いとか考えると、この試みは、芸術品を私蔵しないという意味で評価に値すると思いました。
関心が深まったら、静嘉堂文庫に足を運んだらいいんですものね。
変化を求めると思いがけないものに出会うことがよくあります。
こういう姿勢は、大切だと思います。
といっても「外出」だけを意味しているのではなく、簡単にいえば「それなあに?精神を持ち続けましょう」ということでしょうか。「興味を持つ」というのは、言わずと知れた前頭葉機能ですから。
この働きは、たとえ体の自由がきかなくても発揮できるものですよ。
付録がありました。
三菱1号館に到着する前に、安田生命ビルがあったのですが、ゆっくり眺めたのは初めて。
石造りの格調高いビルでこれもまた素晴らしかったです。