脳機能からみた認知症

エイジングライフ研究所が蓄積してきた、脳機能という物差しからアルツハイマー型認知症を理解し、予防する!

プレゼント

2019年07月05日 | 前頭葉の働き
5月6月は母の日、父の日があります。幸いなことに心のこもったプレゼントが、毎年届けられます。そのbefore-afterを。
ハンドマッサージャーはこうなりました。

おしゃれなカード!とは思ったのですが、解説を聞いてびっくり。なんと伊勢型紙を使ってカッターで切り抜いて作ってくれたのですって。アップにしてみました。手とクローバー。

筆使いが珍しいとは思ったのですが、まさか切り抜いてあったとは!

母の日に届いたカーネーション。

水は欠かさずやっていても、「花の色は移りにけりな…」

手入れをしました!枯れ枝を整理して肥料も少しやりました。1週間たたないのに蕾が大きくなってくれました。

これだけものが豊かな時代ですから、プレゼントをすることそのものが難しいことになってしまいましたね。プレゼントについてちょっと考えて見ました。脳機能からのアプローチです。
相手の心に届くプレゼントにするは、左脳右脳を使ってそのうえ前頭葉が深く関与する必要があります。
左脳は簡単。予算はいくら、いつ届ければいいかなど数値的なことですから。
右脳は具体的なもののイメージを膨らませたり、色や形の好き嫌いなどの情報を前頭葉に伝えるのですね。
前頭葉は、相手との関わりの深さ、好み、などいくつもの条件を考慮しながら決めていくことになりますが、「相手の人柄」がキャッチされてないと的外れになってしまうでしょう。人柄と言われるものこそ前頭葉そのもの。
つまりプレゼントは、前頭葉と前頭葉のキャッチボールのようなものなんですね。

「あなたならこのリュック喜んで使ってもらえると思って。ピッタリ背中に張り付くのよ」
早速背負ってみた私の回答「近々このリュックを使う予定がないことが残念!早く使いたい!」

私はそんなにお酒はいただきませんが、宮中晩餐会で使われるお酒が届くとビックリ、そして嬉しい。「誰といただこうかな」と考えを巡らすのも楽しいし。

こんなプレゼントも飛び込んできました。
昨夜開いた月下美人の花。夜きれいに開いて、翌朝には閉じてしまう一夜花。

「さっと茹でて三杯酢につけるとおいしいのよ」と言った私の言葉を覚えておいてくれたからこそのプレゼント。

花を開いて、めしべとおしべを取り除いて、ゆでるのです。
独特のぬめりが、お酒のおつまみに最適。

もののやりとりなのですが、そこに気持ちが入り込んでいるほど、充足感に満たされます。こういうことは動物の世界では考えられない…そうです、動物には前頭葉がありませんから。
去年咲いた月下美人の花。Small present for you.

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