脳機能からみた認知症

エイジングライフ研究所が蓄積してきた、脳機能という物差しからアルツハイマー型認知症を理解し、予防する!

3月になりました―春を訪ねて

2019年03月01日 | 私の右脳ライフ

2月は、思いがけない訃報が続いてブログ更新の気持ちになれませんでした。
「満開の河津桜を見たい」と東京の友人が。「一緒にお花見に行って、思い出すことも供養かも」と思いました。故人とのエピソードを思い浮かべるとまざまざと「その人が生きた」ことを実感します。
「満開の」という希望を実現させてあげるのは大変そうでしょう?ところが、パッと咲いてパッと散るソメイヨシノのイメージとは違って、早咲きの桜は花期が長いのです。
南伊豆町青野川の「みなみの桜」川岸4キロに800本です。少し散り始めていましたが、ほんの少しつぼみもあってこれなら「満開」といっても構わないだろうと思いました。(2月25日)

ちなみに2月18日に撮った近所の満開の河津桜

友人が「きれい」と感動してくれたので、お花見の楽しみは倍増でした。
桜を見て、種々思いが沸き上がってきます。桜も景色もきれい。光や風が心地よい。今までの花見のシーンがあれこれ思い出され、それを一緒に歩を進める友に聞いてもらえる。

友人は、「何度も行ったところに連れて行ってもらうのは心苦しい」といっていましたが、とんでもないんです。「今年、見られてよかった…来年も同じように桜をめでられるかしら」というような感想は、今までは思いつきもしなかった!
アップもしてみました。

さくらまつり会場のほんの少し上流に行くと三島神社があります。そこの境内に樹齢千年を超すといわれるクスノキの巨木が二本あります。珍しいことにそのクスノキが根元で合体しているのです。だから夫婦楠といわれています。

青野川下流には菜の花畑が広がっています。3ヘクタール!

銀の湯会館(立ち寄り湯)。もちろん入りましたとも。
暖かい塩湯でした。露天風呂から青空を眺めていると思いがけないプレゼント!風に運ばれた桜の花びらが金属片のようにキラキラ舞ってゆきました。初めて見る景色に思わず声が出てしまいました。

十分満足したのですが、帰りに稲取のつるしびな見学にも連れて行ってあげました。
会場入り口には、小屋組みが見える建物の一番上からつるされている大きなつるしびなが飾られていて、度肝を抜かれました。一つ一つのちりめん細工には、生れ出た女の子の幸せを願う意味があるのです。本来は一針一針に母や祖母たちの祈りが込められていたものでした。

正統的な展示ですね。

これは初めて見ました。キンメダイの鯛の鯛(骨)で作られたつるしびな?

会場に日本三大つるし飾りのコーナーがありました。
福岡県の「さげもん」、山形県の「傘福」と並び日本三大つるし飾りの一つで、稲取が発祥の地だそうです。
考えたら、柳川の立花邸御花で、ウナギを食べて、お座敷に飾られたさげもんを見ました。「稲取のように作品に託した祈りの気持ちはあまり感じられないなあ」と思いながら見て回ったのでした。川下り船の終点が御花だったのです。講演へ行く途中に計画したつかの間の旅の思い出。白秋記念館など思い出がたくさん詰まった充実した旅でした。
傘福は酒田のものです。初めて知ったのは、越後湯沢駅構内に飾られていた大きな傘福でした。酒田の商工会婦人部が昔のものを復興したという説明がありました。
「本間様には及びもないがせめてなりたや殿様に」最上川の川下りとともに行きそびれたエリアです。やっぱり行かなくっちゃあと内心思いました。

N村T子さん。おかげさまで今年も美しい桜を堪能できました。思い出が湧き上がって来たことを半分くらいしか語れませんでした。また来年もお花見をしましょう!酒田への旅へのあこがれがまた沸き上がったことも白状しておきます。


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