私のうちは熱海から車でも電車でも約1時間のところにあります。その結果、通過するということで熱海にいることは多いのですが、熱海にわざわざ遊びに行くことはめったにありません。
昼食付き日帰り入浴券をゲットしたので、「熱海に、温泉に入りに行く」という珍しいことをやりました。
お宮の松の前にあるホテルミクラスが目的地。
初めて駐車場に車を入れて、いつも通過地点だったところを歩いて回るというのも結構発見があって楽しいものでした。
私が学生だったころにすでに
「『金色夜叉』を『きんいろよるまた』と読む若者がいる」と嘆かれていましたから、今はどうなのでしょうか?
(「こんじきやしゃ」です)
熱海は老舗ホテルが次々に倒産していきました。経営母体が変わって全く新しい形での再開が図られたところもたくさんあると聞いています。
今日のホテルミクラスもそのようなホテルです。
お風呂には私一人だったので、ちょっと写真を撮らせていただきました。熱海湾(相模灘)一望です。
ついでにちょっと足を延ばして、伊豆山神社の方まで探検しました。
探検の名に値するような、普段気がつかなかったものをたくさん見ました。
計画をキチンを立てて臨む旅には、またその良さがあります。ただ見るだけでなく、文化や歴史その他食べ物、泊まるところ、交通等々。事前チェックをすることで旅の楽しさも深まるし、事前チェックそのものが楽しみという側面だってあります。
最近はネットが使えるかどうかで生活のあり方まで変わってしまうことを否定できません。高齢者がうまくネットを使えることは、生活の質を落とさずに済むひとつの方法だと思いますよ。
バクチノキ散策路でたまたま見つけたバクチノキ。初めてみました。
周囲1.85M 樹高21Mの天然記念物に指定されている巨木でした。
帰宅してネットで調べて、絶えず樹皮がはがれて幹肌が出ているさまを、「博打で身ぐるみ剥がれる」状態になぞらえたものだと知りました。
予定しない旅には思いがけない出会いという楽しみがあります。
走り湯にも行きたいと思いました。
この上の看板を見て、足湯に入って行ったつもりになっていましたが、ほんとの「走り湯」は今でも現存しているそうで、今考えてもどこにあるのか全くわかりません。
予習も必要なら、それどころかガイドさんまで必要という情けない旅になってしまいました。「先達はあらまほしき」ですね。
でも、また行かなくてはという意欲が残りましたから、やっぱり旅は脳を活性化してくれますね。近くで十分。要は新しい体験に対する姿勢(前頭葉がどう対処するか)が大切です。