8月もそろそろ終わり。
私たちにとっての夏休みは8月31日まででしたが、最近はそうでもないらしいですね。
8月は実務研修会を月末の24~25日に控えていましたから、この8月は何となく宿題が片付いていないような気持ちで過ごしました。
実は昨夜、写真の取り込みに失敗してほとんど消えてしまいました。
なんだか変だったのですが、次へ次へと進めて行った結果が「取り込んだ写真を削除する」にチェックが入っていたために「取り込み失敗」と「写真がなくなる」が同時に起きてしまったというわけです。
こういう時にめげてしまうタイプと、仕方ないから写真なしでやってみようかと思うタイプとありますね。タイプと書きましたが、それこそが前頭葉の違い。
私は後者のほうだと思います。
もう一つのタイプもあります。再確認してみる。(ここでちょっと探す場所を変えてみました)
違うところを探したら、なんとありました!
但し、残念なことに研修会の時の写真はないのです。
これは単に写し忘れたにすぎません。
理由もわかります。私にとっては、研修会の記録を撮るよりも、ちょっとでも参加者の皆さんに、二段階方式の奥深さや面白さをわかってほしいということに、注意が集中していたからです。
もちろん、若い時だったらそう考えながら写真を撮ることもできたでしょうが。
アクトシティ浜松 研修交流センター(会場は6階)
二段階方式の導入というと、当初は
「頭の検査」「ボケ予防教室」と思う人たちが多かったなあと改めて思いました。
最初は、重度の方しか念頭にない皆さんに、予防が可能な対象は「より正常に近い方々」ということをわかっていただくのに、力を注いだ気がします。
相談事例も重度の方が中心でした。
でも「私が住民の方に対して予防をしてあげたい」という熱い思いも強く感じたものでした。20年も前のことになります。
その頃の参加者の方が大先輩となって、今回のお若い参加者を叱咤激励したケースもあって、ほんとうに時間の流れを感じました・・・
先輩が参加された時はH原町から、今はM原市です。
そうですね、平成の大合併もありました。
米沢市の「なごみの部屋」からの参加者は、ごく自然に脳機能検査の要の理解ができていて
「上司が指導してくれました」という返事から、施設でも(収入にならないのに)使うと便利ということが浸透してきていると思いました。
高知市のU田脳神経外科からほんとに久しぶりに参加されたN村さんは、「患者様のためになるように使いこなしたい」といってくれました。
M原市からの参加者は、「明日予定されている検査が楽しみです」
今回は、初めて参加される南相馬市の皆さんがいましたから、よりわかりやすくと準備を進めました。
二段階方式では、認知症を理解するアプローチとして、その人の脳機能はどういう状態かを調べます。
老化が加速された時の脳機能の衰えには順番がありますから(これはエイジングライフ研究所しか主張していません)その確認はとても重要です。
単純な検査だけに、検査のやり方について細かく決められていることは当然です。
その厳密さに対して、ちょっと驚かれた方も多かったみたいですね。
脳機能の状態がわかったところがゴールではありません。これは入口。
それから、生活実態と一致するかどうか、そこに至るまでの生活歴の聞き取り。この二つは脳検査とまったく同様レベルに重要であることをわかっていただけたでしょうか?
サボテンの花(つぼみ)
皆さんの感想で、「使ってみたい」という言葉が多く聞かれました。
使ってくださいね。
「目の前のこの人のこれからの人生がかかっている。より良い人生につながるようにお手伝いしなくては」という思いを忘れずに、使ってください。