脳機能からみた認知症

エイジングライフ研究所が蓄積してきた、脳機能という物差しからアルツハイマー型認知症を理解し、予防する!

川西町講演会感想集(ちょっと大げさ?)

2011年08月09日 | 認知症予防講演会

川西町と言えば、もう一つ、国内最大級のダリヤガーデンがあります。丁度前日からオープンだったそうで、さっそく見せていただきました。さまざまな色や形のダリヤが咲き始めていました。
名前も素晴らしいのですが、やはり左脳の記憶は私は苦手だと身にしみました。花だけお見せします。
2011_0802_171100p1000181 教えていただいたこと
1.ダリヤには三つの見ごろがある。
  ・8月の咲き始め。一番立派な花をつける。
  ・9月の半ばを過ぎれば、花数がピークになって花の波のようになる。
  ・10月の末ともなれば、花色がさえて何とも言えないほどである。

2.ダリヤ園も、実は三つある。
   ・この見事な本園
  ・苗を育てる育成園
  ・町民が咲かせてる個人宅のダリヤ

2011_0802_170900p1000177 講演会でももちろんお話ししましたとも。
「三回はダリヤ園に足を運んでくださいね」
「一人でなく、お友達と一緒だともっと楽しいですね」
「認知症の予防教室で、自分たちの町の知ってるけど行ったことのない名所に行くこともよくあります」

皆さん、満足そうに聞いてくださいました。

さて講演会の感想集。
O野保健師さんが、アンケートのまとめですと送ってくださいましたので転記します。
皆さん、ありがとうございました。

2011_0802_170400p1000168 2011_0802_170500p1000169

 

「行政への希望」
(初めて講演を聞いてくださったのに、川西町の認知症予防活動のあるべき姿を理解してくださってます)

・町長さんに参加してもらってよかった。
(ご出席くださって、そしてピリッとしたご挨拶もくださってありがとうございました。
とてもよく理解していただいたと感じました。お若い力で、新しい川西町の認知症予防を進めてください。

認知症予防は、行政と町民の共同参画事業のテーマとして最適です。
住民はボケたくない。行政はボケられたら経済的に支え切れない・・・

以下の感想のように町民の皆さんも「ボケて安心な町ではなくボケない町」を希望していらっしゃいますから)2011_0802_170600p1000170_2 2011_0802_173600p1000182_2

行政でどう取り組んでいくか。議員にも聞いてほしかった。
・各地区で脳教室を実施してほしい。
・若い人にも理解してもらうことが大切と思います。
 それにより地域の認知症対策に取り組めるのでは。
・町内で誰でも参加でき、会話できる機会がほしい。
・チェック教室など開催されると嬉しいです。                     

2011_0802_170600p1000171_3 2011_0802_171100p1000180                        

「生き方を見直す」

・趣味と生きがいを持つことが大切と感じました。
・自分で自分の生き方を変えて楽しく生きたいです。
・認知症予防のため、馬車を動かし最後まで自分らしく生きたい。
・いきいきサロンに参加している。
 継続したい。
・講演会に参加できてよかった。
 先生の生き方が大切であるというお話が素晴らしいと思いました。
・今までより友人を誘い趣味をたくさん持つようにしたい。
・眠っていたものが、突然起きたような感覚を感じました。

なんと素敵な表現をしてくださったことでしょうか!)

「その他」2011_0802_170800p1000175

・とてもわかりやすく、大変よかった。
・もっとたくさんの人に聞いて欲しいと
思います。
・また話を聞きたい。
もっとみんなを
誘いたい。
・言葉が明瞭、張りがあり、感銘深く聴講できた。
・夫が中ボケで介護施設利用中。
早く先生の話を聞きたかった。

話し手として、感謝申し上げます。皆さんがいい講演会にしてくださいました。
暑い時ですからどうぞ、お元気で。


アジアのアルカディア(理想郷)川西町

2011年08月09日 | 私の右脳ライフ

山形県東置賜郡川西町へ行ってきました。
先日の「なごみの部屋」の講演会にいらっしゃってた川西町のO野保健師さんからの依頼でした。
エイジングライフ研究所の講演は、二段階方式導入市町村の保健師さんの仕事がやりやすくなるためのお手伝いというスタンスですから、未導入の川西町へ伺うのは例外になります。

「自分のボケ予防だけでなく、地域での認知症予防のための活動はどういう形式で行われるべきかということを住民の皆さんにお話します」ので、「できるだけ多くの方に聞いていただきたいのです」とお伝えしました。

「山形新幹線米沢乗り換え、米坂線で羽前小松下車、何もないところです」と言われましたが、ちょっと調べただけでもずいぶんと魅力的な町でした。
これが米坂線の電車2011_0802_160300p1000163 のマーク

明治11年にイギリス人イザベラバードが、たったひとりの通訳を連れて東北地方を訪れました。

その時の旅行記「日本奥地紀行」は当時の日本の様子がよくわかると評価が高い本です。
その一つは日本がいかに安全な国であったかが納得されますし、もう一つは女性らしい細やかな観察が、文化や人々の暮らし、自然の様子まで行きとどいているので、あたかもそこに居合わせたような感じがします。そのイザベラバードが川西町に泊まり「ここはアジアのアルカディア」と絶賛しているのです。伺う前からワクワクしていましたよ。

アルカディアの塔2011_0803_085600p1000185(の前にO野保健師さん)

どうしても言いたいことがもう一つあります。井上ひさしの生まれたところなんです。
羽前小松下車。
だから、井上ひさしの劇団が「こまつ座」なのですね。

旅に出ると、大きな発見や小さな発見があり、そして小さな体験や出会いもあります。仕事も充実していますが、付録が何とも言えません。

遅筆堂文庫のある町立図書館2011_0803_141700p1000195 2011_0803_140700p1000194         

さて、講演会の報告をしましょう。
200人くらいの方々がいらっしゃいました。O野保健師さんも課長さんも町長さんも、皆さんお喜びでしたが人口17000人高齢化率が30%を超えているとしたら少ないと思います。もっともっと多くの方に聞いていただきたかったと思います。2011_0803_093400p1000189_2

特徴的なこととして、男性の割合が多かったことが上げられると思います。
「地域の認知症予防活動のリーダーになれるような方に参加を呼び掛けてください」とお願いはしてあったのですが、ご自分の問題としてきてくださったのでしょうか。
とてもよく聞いてくださいました。

講演終了後に珍しく質問もあったりして、聴衆の皆さんのおかげでとても活発ないい講演会でした。2011_0803_090100p1000188                                

「送迎希望があったのです」と保健師さんが耳打ちしてくれました。

丁度会場入りの時に二台の送迎車が到着。シャッターシャンスがずれてしまったのですが、このグループはわーわー、キャーキャー言いながら、なんとハグしていました。

そんな生き方ができる人はボケにくいいですね!

講演後、ホールで会った方々が、ニコニコしていらっしゃいます。
「今の生き方でいいと、自信がついたでしょ」とお尋ねすると
「私、踊りも楽しんでます」と握手を求められました。

普通の高齢者の皆さんがこんなにも納得してくださるのは、エイジングライフ研究所の主張「認知症は生き方の問題。脳の老化を加速させるような生活習慣から認知症は忍び寄る」が正しいことの証明ですよね。(種々のデータもありますが)

PCがご機嫌斜めなので、続く。
(次回は、講演会に参加してくださった方々の感想を紹介します。それと川西町が誇る日本一のダリヤ園。オープンしたばかりでした)


ブログ村

http://health.blogmura.com/bokeboshi/ranking_out.html