脳機能からみた認知症

エイジングライフ研究所が蓄積してきた、脳機能という物差しからアルツハイマー型認知症を理解し、予防する!

年末年始の「せいさく」活動報告

2010年01月07日 | 私の右脳ライフ

「パソコンを使うようになって、変換すれば漢字になるので字を忘れて困る」とよく言われますが、使い方次第でパソコンはとっても便利ですよ。
「せいさく」を変換しようとしたら、パソコンから「製作は実用的。制作は芸術的」と注意がありました。言われてみたら(パソコンは「言いません」ね。「表示される」だけでした)そのように使い分けていたとは思いますが、あらためて使い分けを納得しました。製作は左脳優位、制作は右脳主体ということになりますね。

今日の報告は「どちらも含まれているな」と判断して、あえて「せいさく」のままにしました。

実は年末にたくさん野菜をいただきました。段ボール箱からつぎつぎに顔を出す野菜たちに、自然に笑みがこぼれていったのですが、これが出てきたときにはとうとう「あ2009_1230_085800p1000312_2 2009_1230_085100p1000311_2

さっそくパソコンでユズの勉強

獅子柚子は姿、香りはまさにユズ。ただちょっと大きすぎて、いわばユズの怪物君なのですが、文旦の仲間だそうです。
確かに、むいた果肉は文旦そっくりでした。
「やっぱりマーマレードでしょう」と決めてまたパソコン頼り。レシピをゲットして挑戦しました。
巨大な皮に、ささやかな果肉というのがわかっていただけますか?

私は九州育ちですから、ここまでやったところでザボン漬が懐かしくなりましたが軌道修正はせずに邁進。
「種にペクチンがあるので種ごと煮込む」ことは知っていましたので、種も大切にとりだしました。皮を湯でこぼし、ゆっくりと煮含めて完成。 もう少したくさんできましたが、すでに食べたので少々減っています。2009_1230_092400p10003132010_0107_231200p1000315_2

以上が製作1です。続いて製作2
2010_0107_231400p1000316 大根の割り干しを作りました。
幸い、風の強い日が続きましたからそれはみごとに乾燥しました。

割り干しの切り方を教えてくれた近所のおばあさんが
「だれが盗っていったのか?と思うほど、嵩が小さくなるよ」といった通り、ほんとに小さく乾きました。2010_0107_231600p1000317

以上は漢字で表現すれば「製作」には違いないのですが、作っている本人としたら「ワクワク感」があって、なんだか仕事っぽくないのです。
割り干しを作っている時などは、毎日どこまで乾いたか確認するために眺め、触り、においをかいで・・・
雨模様だとあわてて取り込み、ちょうど生き物を育てているような感じでした。

とはいっても、切り干しや割り干し大根を作るのが仕事の人にとっては、五感を駆使してもこういうような遊びっぽい取り組みにはならないでしょう。脳の使い方というのは結局のところ状況に大きく左右されるということになります。
状況をどうとらえるかは、前頭葉の出番。
仕事の中にも、一工夫して右脳で楽しめるときには楽しむ姿勢はあってもいいと思います。

一応制作と言わせてもらいましょう。
昨秋から「かな習字」を始めました。たまたま展覧会で王朝継ぎ紙を知り縁あって先生に教えていただけることになりました。
「継ぎ紙だけは教えられません。字を書く料紙ですから、かなを学びなさい」ということになったのです。

色や形、紙の材質など、あれこれと組み合わせてみて、「これって右脳が活性化するなあ」と実感しました。

「平安時代のお姫様だったら、和歌の素養をベースに継ぎ紙をするわけだから、それって、左脳も十分関与してることになる。でも、和歌の知識を使いこなすには大変な努力が必要だし、平安時代に生きていなくてよかった」などと「ちぢにものこそ思ひけれ」でした。

2010_0108_001100p1000318ひとつ趣味が増えると興味関心も増えますね。最近買った本です。
「光琳カルタで読む百人一首」
今まではかなで書かれていると「読めないもの」と決めつけて、読みもしませんでしたが、「ちょっと読んでみようかな」という程度に成長しました。そうしたらこのような本に目がいくようになったのです。


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