箱根にハイキングに行きました。
箱根は手近な観光地で、たびたび行っていますが、ガイドさんのつくハイキングは初めてです。
元箱根から鎌倉古道を通って石仏・石塔などを見学するというコースでした。
ここからスタート 石畳
あいにくの小雨模様で、合羽を着たり脱いだりという天気でしたが、見るもの、聞くもの(ガイドさんの名解説)に感動すれば雨は気にならないということがわかりました。
「今歩いている石畳にしても、当初は箱根竹を縛ったものを敷き並べた道だったんです。(道際の背丈ほどの竹を指して)これがその箱根竹。雨が降るとすべるんですよ」といった調子です。
「もともと奈良時代から開かれていたのは足柄路。更級日記なんかはこの道ですが、802年富士山の爆発で足柄路がふさがれ箱根路ができたんです。
中世後期になって、武士の台頭とともに箱根路が整備されてきました。整備されても、火山活動の名残はあるし、天下の険といわれるほどの急峻な山道なので『箱根は地獄』という風に思われていたんです」
高さ3メートルもある大きな自然石に仏様が23.5体。そして梵字で3体。
昔の人たちにとって箱根を越えるということが、どんなに大変なことだったのか、神仏に祈らずにはいられないほどの怖れを持って越えたことが、ちょっとだけでも実感できたような気がしました。
お堂の中なので、写真が撮れなかったのですが、関東一の大きさを誇る磨崖仏(六道地蔵)も、最近発掘調査がおわって拝めるようになっていました。
曽我物語の発端は今住んでいる伊東市ですから、なんだか余分にうれしいような気がしました。
これだけの文化財が国道1号線のすぐ横にあるのです。
何度も、ドライブしたことのある道だけに感慨がひとしおでした。
見方を変えると、見えなかったものが見えてくるのですね。
それにしても徒然草「先達はあらまほしき事なり。=案内人が必要です」
認知症だと見方を変えるということはどういうことなのでしょうか?
「脳機能から見る」という視点が、鍵でしょう。早期発見もできるし、ボケた人の発言に振り回されることもなくなります。
生活指導も「的を射る」ことができます。
今日のブログは勉強っぽい・・・と思われたのではないでしょうか?
たくさん、関連サイトとリンクさせておきましたので、興味がある事柄について時間があればチェックしてみてください。
右脳の重要性をいつも強調するのですが、左脳の知識が少しでもあると感動が深まる事を理解してほしくて、わざわざ勉強っぽくしたのです。
さあ、この次は箱根の花たちです。
ハコネマメツツジ シモツケソウ
付録がありました。箱根登山鉄道の夜のアジサイ号の最終日でした!
電車に覆いかぶさってくるように大株になったアジサイをライトアップ。 沿線のアジサイはなんと一万株。