脳機能からみた認知症

エイジングライフ研究所が蓄積してきた、脳機能という物差しからアルツハイマー型認知症を理解し、予防する!

骨粗しょう症検診

2007年06月11日 | 二段階方式って?

不肖,私は今年60歳。還暦を迎えます。
  ・意欲はまあまあ。元気なほうかな。
  ・容色は、これはどうしようもない。
  ・体力は、自覚的にはまあまあ。実態は↓↓↓。
さて、市役所から「骨粗しょう症検診」のお知らせが来ました。
今年は還暦ですから、「検診でも何でもこい」の心理状態ですから、もちろん予約をしました。 Dsc01448

保健センターに行くと、中年女性が約20人。
「ウワーあの人は若いなあ」
「フムフムあの人よりは私は若く見えてるはずだ」
「60歳って大体こんな感じ?」
などと勝手に品定めを楽しんでいました。

骨密度を測って結果が出るまで保健師さんによるお勉強。
その間に、今日は60歳の人の検診だと思っていた私が間違っていることがわかりました。
つまり、若い方も年配の方(私より)も混ぜこぜの検診だったのです。
私より若い人も年取って見える人もいて当然。
なあ~んだ。  
ま、これが当たり前の世の中の事象ですね。
歳は歳ということ。

P1000009_3 P1000011 検診結果の読み方や、歯周病予防の話、栄養や運動の話、カルシウムたっぷりの料理試食会の後、再度全員集合。
連絡事項のお知らせがあって
「今からお名前を呼ぶ方は、もう少し詳しくお話を聞きますから残ってください。他の方はそのままアンケートを書いてお帰りください」

伊東市の保健師さん(多分)はごく自然にこのように言ったのです。
オットット。どこかで聞いたせりふだなあ。
集団かなひろいテストの後のせりふ!
自然に言えるようになるまでには、ちょっと時間とエネルギーが要りませんか?
正確に言うと体験がいるのではないでしょうか?
テストから始まって生活指導までがきちんとでき、さらにはその方が改善していったという体験。
そのときに、「あなたのために生活指導してあげます」という気持ちが持てるのです。
「骨密度なら言いやすいけど・・・」
そう「認知症の可能性があるかもしれませんからお話を聞きます」は言いにくいでしょう。
だから「脳機能」というアプローチが有効なのです。

「認知症」という表現は人格を否定するような響きがありますね。だから「脳の健康」とか「脳のイキイキ度チェック」というようなアプローチにするのです。骨も歯も、もちろん体も全部大切ですが、生きていくときにその根底をなすものは「脳機能」だということを生活指導をする皆さんはよく理解しておいてください。
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ところで、私の結果を報告しましょう。正常範囲で直帰組。
でも、保健師さんと1対1で話をしてもらっている人たちに、ちょっぴり羨望の気持ちが湧いたことも報告しておきましょう。


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