脳機能からみた認知症

エイジングライフ研究所が蓄積してきた、脳機能という物差しからアルツハイマー型認知症を理解し、予防する!

うつ病マウスvs統合失調症マウス

2007年05月04日 | 前頭葉の働き

面白い記事を読みました。
「うつ病と統合失調症のどちらでも発病させられる実験用マウス(遺伝子組み換えによる)」の話です。

でもね。素朴な疑問。

うつ病のマウスってどうやってわかるの?
マウスにうつ病が起きるの?
当然続いての疑問。
統合失調症のマウスって、どうやってわかるの?
マウスに統合失調症って起きるの?

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テロピア(豪州原産)          山の斜面一面の一大群落

うつ病にしろ、統合失調症にしろ、いずれにしても前頭葉の問題です。
マウスにある前頭葉の働きはいかほどのものでしょうか。
よしんば、脳内の変化が測定できる技術までもが開発されたとしても、最初の疑問に戻ります。
うつ病や統合失調症のマウスってほんとにいるんでしょうか???

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自殺したがったり、「神の子」という幻聴にさいなまれたりするマウス???

ボケの問題だって、どこか共通点があります。
確かにまじめに研究しているのに、到達点はとんでもないところだったりします。例えば計算ドリルをやれば、ボケ予防ができるのでしょうか?

脳は全体が絶妙のバランスを取りながらダイナミックに活動しています。その中心にいるのが前頭葉。コントロールタワーという表現はいい得て妙です。
二段階方式は脳機能テストを重視します。正確なテストを実施することはすべての始まりですが、検査結果だけに振り回されるのではなく、あくまでも目の前の人を人間として理解しようとする姿勢を忘れないようにしましょう。
その人を理解するための入り口が脳機能テストなのです。
そういえば「木を見て森を見ず」という言葉がありましたね。

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カモメたち・・・うつ病になったら、下向くの?統合失調症ならどう飛ぶの?



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