脳機能からみた認知症

エイジングライフ研究所が蓄積してきた、脳機能という物差しからアルツハイマー型認知症を理解し、予防する!

九重町ー今度の”夢”は?

2007年03月16日 | 各地の認知症予防活動

P1000018_5 標高777メートルからの眺望はなかなか見ごたえあるものです。
この橋は地元住民の長年の夢を実現させたもの、予想外の観光客を集め、地元の皆さんは大喜びだそうです。

さて九重町では、「生きがいと健康づくり推進大会」に招かれました。
町とともに今回の主催団体である「高齢者の生きがいと健康づくり推進会議」がH13年に行った実態調査の結果「高齢者の生きがいと健康づくりのためには、地域活動(老人クラブ・趣味・ボランティアなど)に参加することが重要である」と結論付けられていました。
そして地域活動に参加したいと思い、参加する人を増やすことを目標に、その実践の場として「ふれあい・いきいきサロン」を企画・展開に取り組んできたという経緯があります。

大会の内容は子供と老人クラブ共演でP1000017_5 P1000006オペレッタ。子供のかわいさにも劣らず、ちょっとタイミングがずれたり高齢者のかわいさも際立っていましたよ。
合唱団の発表。白の上着、黒のボトムの上にオレンジ色紙のお花・緑色の歌詞楽譜・・・素敵でした。

P1000009_2 しあわせ健康体操。竹田市にも、保健師さん作詞の独自の健康体操がありますが、こういうものをボケ予防教室の一つのメニューにしておくことは、とてもいいと思います。(マニュアルB 253p)

さらには「お達者さんに学ぶ」として93歳のかくしゃく老人への『生活ぶり』のインタビューもありました。 頭の下がる方2名!会場からも自分のモットーの発言があったり、質問があったり和やかに盛り上がりました。

ところで、九重町は、19年度からは、「ふれあい・いきいきサロン」をはっきりとボケ予防教室として位置づけて開催しようとしています。
講演後の勉強会で以下の点が確認されました。

  • 脳機能テストは保健師さん
  • 教室の実施は社協中心
  • テーマは右脳中心で大笑いできるもの
  • 実施期間は月2回で半年間
  • 終了後に、地域での継続を条件

実は2月には、久住山の向こう側竹田市、さらに海側の豊後大野市へもお邪魔しました。

2市ともに教室の開催には積極的でした。どこも豊かな自然に恵まれ、独自の地域性を感じました。住民が『わが町こそ!』と自負を持っていると感じた町々でもありました。
教室がそれぞれに継続できた時に、地域を越えて教室の交流会が開けたら!
とてもいい刺激を受けて、教室が活性化しそうです。

楽しい”夢”ではないでしょうか?
九重町の皆さん新しい”夢”ができましたね。


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