脳機能からみた認知症

エイジングライフ研究所が蓄積してきた、脳機能という物差しからアルツハイマー型認知症を理解し、予防する!

認知症予防講演会in岩見沢市

2005年11月09日 | 各地の認知症予防活動

認知症予防のための実務研修会

日時:11月19日~20日 場所:浜松市アクトシティ

詳細資料はエイジングライフ研究所あてFAXで

FAX:0557-54-2650

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久しぶりの北海道でした。
出発した7日の東京は暑くて半袖だったのに、今日の旭川は雪!

今回うかがった岩見沢市は、去年と今年二人ずつ保健師さんが研修会に参加されました。
http://www.city.iwamizawa.hokkaido.jp/

二段階方式を導入して、ボケ予防をやることの意味がはっきりつかめ
ないと少し不安げだった保健師さんが,、研修の終わりには、
「なんだか見えてきた気がします!」と元気に帰っていったのでした。

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::二段階方式を導入してボケ予防活動をするというときには
::  脳の健康教育という視点を持つ                           
::  そのためには、脳機能テストは不可欠                  
::  ③脳機能テストは、あくまでも生活指導のために行う   
::  ④地域自主活動として、                                         
::    ボケ予防教室が継続できる工夫と働きかけが必要 
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研修会後に宿題が提出されたときから、「これは、使える」と感じてくれたことがよくわかりました。

今回わかったことですが、まず、リハビリ教室参加者の方に実施したそうです。脳卒中の方でも、後遺症にはさまざまなパタンやレベルがあることが、二段階方式では簡便に理解できるのですから、このアプローチはテスター・テスティーともに役立ちます。
それに、「物忘れとかちょっと気になる方の健康相談」を広報で呼びかけたところ、今までにすでに数十人来所されたそうです。そしてその半数の方たちに、前頭葉機能低下がはっきりありました。その人たちの話を聞き取るうちに、生活歴にも納得のいく変化があることがわかってきたと、話してくださる保健師さんの目が輝いています。
うまく生活歴が聞き取れたら(脳の使い方が変化していったきっかけがわかったら)、それは生活指導がほとんどできたことを意味します。岩見沢の保健師さんたちは、うまくいったたびに、皆でその驚きや喜びを共有しているそうです。
勿論、聞き取りの際、何かもう一つすっきりしないこともあるそうですが、そこを感じられるのですから、これからに期待したいと思います。がんばってくださいね。

ケース指導も行いましたが、その時にテスターをやった二人の保健師さんたち、ぴったり20分間。やさしくスムーズなテスター振りでした。このところ全国的に皆さん上手になっています。これからも、マニュアルを読んで確実な検査を心がけてください。(新マニュアルをほめてくれました)

iwamizawa 講演会は立ち見が100人くらいもいたでしょうか、大盛況でした。
市長さんとも少しお話しました。町の将来を考える首長さんにとっては、エイジングライフ研究所が謳うボケ予防はとても魅力的なテーマのようですよ。


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