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おはようございます。中小企業診断士の竹内幸次です。今日は川崎市の中小企業の経営革新コンサルティング、午後は東京杉並の中小サービス業のWebコンサルティング、夜は東京商工会議所新宿支部の小規模事業者のためのWEB活用による販促戦略講座で講演「ホームページとブログの表現技術向上策」をします。
▲西新宿でホームページやブログの表現技法について講演します
今日は2007年7月13日から日本でもサービス開始となったSecond Life/セカンドライフについてです。「Web2.0の次はSecond Life」と言われたこともあり、大企業を中心に参入が多くなっています。
Second Lifeは、米国サンフランシスコのリンデンラボ (Linden Lab) 社が運営する3Dオンライン空間のことです。世界には807万人、うち日本人は17万人が登録している仮想空間です。
私も早速使ってみました。利用者登録をして、アプリケーションをダウンロードしてからインストールします。アプリの対応OSはWindows XP/2000、Mac OS 10.3.8以降。
Windows Vistaはまだ対応していないのですね。Vista発売から約半年が経つのに、最新サービスがVistaに対応しない現実。やはり中小企業はまだWindows Vistaを使うべきではないと確信します。
Second Lifeには無料で利用できる「ファースト・ベーシック」と、有料の「プレミアム」の2種類のアカウントがあります。よく話題になる「Second Life内で土地を所有できる」ことはプレミアムでないとできません。「土地を所有する」とは現実的にはサーバーをリンデンラボ社からレンタルするということです。
また、私が使うThinkPad X60/X60s/X40/s30は、ビデオドライバーの関係で起動しませんでした。X31のみ起動しました。やはりノートパソコンでのSecond Lifeはキツイですね。
それにしても、
・Windows Vistaを使いたいからハイスペックパソコンを買った⇒VistaではSecond Life×
・Windows Vistaは重いし不安定だからWindowsXPのまま⇒古いマシンだからSecond Life×
という状況。どうも最近はハードとソフト(Webサービス)のバランスが欠けているように感じます。VistaもSecond Lifeも、もっとハードウエアの要求スペックを下げれば、もっと素直に普及したと思うのです。
Second Life、現状で世界807万人の登録ですが、ミクシィは日本だけで1,000万人超。また、Second Life登録の日本人は17万人ですから、17÷807万人=2%。Second Life登録者の2%が日本人です。
また、オンライン者数は世界で38,000人ほど。オンライン数38,000÷登録807万人=0.5%。日本人は17万人が登録していますから、17万人×オンライン率0.5%=850人と推定。
850人のみがオンラインしているSecond Life。ターゲットがパソコンをバンバン使いこなす若年層等であった場合には、先行者利益はあると思いますが、現状では、話題先行で一般的な中小企業が収益をあげるメディアとはいえません。
しかし、2008年夏には日本でも多くの消費者も利用することが予想されています。それに備えて、注目はしておきましょう!
▲2007年7月13日から日本語版がスタートしたSecond Life
▲動作環境はWindows2000/XP等。Vistaには対応していない
▲ログイン画面。画面を32ビット表示にする必要がある。動作はかなり重い…
Second Life日本語版ベータ
http://jp.secondlife.com/
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