40代の女性は百円ショップで買い物をする小学校三年の息子を車から降ろし、店の前で停車していると、杖をついた爺さんが現れ、助手席の開いた窓ガラス越しに「こんなところで停めたらあかんやろ」と怒鳴りました。
「車を出すからどいて」と言ったのが老人の気に障ったのか、杖を開いた窓ガラスから突き出しました。女性の左ほほに当たり、一瞬脳震とうを起こし、ふらっとしました。老人はそのまま逃げ出したため、女性は車を降り、追いかけました。
爺さんは脚が悪いので、すぐに捕まえることができました。手首を押さえたまま、110番しました。パトカーが急行してきて、女性と老人は最寄りの警察署で事情を聴取されました。警官から診断書を取るよう言われた女性は病院で診断を受けました。
左ほほの打撲傷、頸椎捻挫、脳震とうで全治10日間の診断を受け、鎮痛剤と湿布薬が処方されました。翌日、診断書を持って警察署に行くと、警官は傷害容疑で取り調べること、老人は逃亡する恐れがないことから釈放したこと、生活保護を受けている人なので慰謝料は払えそうにないことなどを説明したといいます。老人はどうやらたびたびこうしたトラブルを起こしている様子でした。
何か腹が立つことがあり、たまたま女性が目の前で車を停めたので八つ当たりしたらしい。爺さんは女性に「杖がちょっと当たっただけ」と言ったそうです。杖を突き出されたら、当たり所が悪ければ大けがをしかねません。
「暴発爺さんの話はネットで話題になりますが、私の身に起こるなんて。頭がくらくらするし、当たったところは痛いし、慰謝料も払えないそうだし、泣き寝入りするしかないのでしょうか」と女性は嘆いています。
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