団塊タケちゃんの施術日記

一人二人生の旅立ち

世界人口の爆発は、どんな事態を招くのだろうか

2021-07-30 10:33:29 | 社会・経済

立花隆さんのデビュー作「思考の技術 エコロジー的発想のすすめ」(1971年刊行)の中で、人類史にも触れています。狩猟採集時代の世界の人口は約500万人にとどまっていました。他の動物と同じように、生活の大部分の時間は食べ物を取ることに費やされていました。

それが、約1万年前、農耕と牧畜を始めたことで、人類の個体数は大きく増加します。米や麦などの穀物の栽培、牛や馬、豚などの家畜を飼うことで、食べ物を安定して摂ることができるようになりました。こうして8600万人まで膨れ上がりました。でも、動力源は人力と家畜の力でした。

それが、産業革命で動力機関を発明し、動力源が飛躍的に強力になりました。それをもとに、生産力が急拡大し、人口も爆発的に増えていきました。1961年に30億人になり、「思考の技術」が書かれた3年後の1974年に40億人に達しました。

現在の世界人口は77億人。50年足らずで倍増です。ヒトは地球でも最も高い優占種です。ヒトを捕食する動物はおりません。

立花さんはぶっそうな指摘をしています。「古代から絶滅した生物をみると、その時代の高等な生物から滅びている。三葉虫は甲殻類の頂点だったし、恐竜は爬虫類のチャンピオンだった」

さて、人類は?

 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

人類の時代は、いつまで続くのだろうか

2021-07-29 09:33:10 | 社会・経済

知の巨人といわれた立花隆さんが亡くなったこともあり、デビュー作の「思考の技術  エコロジー的発想のすすめ」(1971年刊行)を読みました。立花さんが31歳のとき書いた作品です。

地球の歴史をエコロジー(生態学)の視点から分析しています。立花さんは「きわめてマクロの視点に立てば、30億年に及ぶ生命の進化史は地球を舞台にくり広げられた壮大な遷移のドラマだったということができよう」と書いています。

「魚類の時代は(次の)両生類の時代を準備し、両生類の時代は爬虫類の時代を準備し、爬虫類の時代は哺乳類の時代を準備した。そして現在は哺乳類の一部である人類の時代である。遷移の系列は人類の時代で終わるということは生物学的常識から考えられない」

進化の歴史から見て、人類と同じように進化してきたのが昆虫だとして、次の時代は超人類か、超昆虫の時代が来るのでは、と推測しています。

それにしても、今から50年前にプラスチック公害を指摘し、分解できないプラスチックが地球汚染の元凶になると訴える先見の明に驚くとともに、50年間、世界がプラスチック公害になんの手を打って来なかったことに愕然としました。

 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

元寇がペストの侵入を防いだのですか

2021-07-27 09:52:01 | 健康・病気

NHKラジオの健康ライフで、早川智・日本大学医学部教授(感染免疫学)の「日本人が乗り越えてきた感染症から学ぶ 元寇でロックダウン⁉~ペスト~」を聞きました。

元寇はモンゴル帝国による日本侵攻です。文永の役(1274年)、弘安の役(1281年)の2回にわたり、モンゴル帝国は大船団を率いて押しかけましたが、台風による強い「神風」が吹いたことなどから侵攻を防ぐことができました。

早川教授の説明では、モンゴル帝国(元)では当時、ペストが大流行し、国民の半数が亡くなったといわれています。日本は元寇があってから、元をはじめ、朝鮮などとの交易を断ち、ロックダウンをしていたので、ペストに侵入を防止することができたといいます。

ペストはヨーロッパでも大流行し、死者は約3000万人に上り、欧州の人口は半減したそうです。

ペストはネズミに寄生するペスト菌によって感染します。第二次大戦後のペニシリンが開発されるまで治療方法がありませんでした。もし、元寇がなく、元との交易からペストが日本に入ってきたら、日本人の半数が死んだかもしれないと思うとぞっとします。

 

 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「馬に食わせるほど書け」

2021-07-26 09:12:13 | 健康・病気

隠蔽捜査シリーズで知られる作家の今野敏さんの座右の銘は「作品の質は量を書かないと上がらないんだ」といいます。親類の漫画家石ノ森章太郎さんが語った言葉だそうです。

それで思い出したのが、新人記者時代、デスクや支局長にことあるごとに言われた「馬に食わせるほど書け」でした。

今から50年前のことです。当時はB5判のざら紙に2行で15文字を書いていました。私も含めて右側に8文字、左側に7文字を書く人が多かったです。新聞記事が1行15文字の時代でした。

書き損じがあったり、原稿が進まなかったりすると、ざら紙を丸めてそばのゴミ箱に放り投げました。ざら紙で顔の汗をぬぐったり、トイレのあと手を拭く人も目立ちました。

振り返りますと、たくさん書いているうちに「こう書けばよいのか」というステージが訪れます。デスクから「原稿がよくなったな」と言われると自信にもなります。その積み重ねで記者として成長していくようです。

「馬に食わせるほど書け」は鯨飲馬食から来た言葉と思うのですが、馬が紙を食べるはずがないのにと思いながら、いつもデスクや支局長の言葉を聞いていました。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

目標心拍数を設定しました!

2021-07-23 09:30:30 | 健康・病気

私はエアロバイクの目標心拍数を1分間に110と設定しています。古稀を過ぎたら、これぐらいが適当だと考えて算出しました。

おおさか健活マイレージ・アスマイルの健康ブログ「心拍数を目安に自分に合った運動を」を読みました。目標心拍数は安静時心拍数と最大心拍数をもとにはじき出すとあります。

安静時心拍数は、私の場合、1分間に55~56です。起床時はそれより低く44~47です。割り切れる数字がよいので、56にします。最大心拍数は220-年齢(私は74)=146。健康の維持に必要な中程度の運動を選ぶと50%(0.5)です。

目標心拍数=(最大心拍数ー安静時心拍数)×運動強度+安静時心拍数

私の場合、運動強度を0.5とすると、(146-56)×0.5+56=101

運動強度を少し強めの0.6にしたら109で、いまの目標設定数とほぼ同じです。110がしんどくなったら、101に設定し直します。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする