団塊タケちゃんの施術日記

一人二人生の旅立ち

名医の手術でも経過観察は必要です

2012-10-30 09:22:52 | 健康・病気

「小児の先天性心疾患は手術で根治したと思っていても、数十年後に再発する恐れがあります。一生涯、定期的な経過観察が必要です」とNHKテレビが先日、ニュースで報道していました。小児の時に手術した心房切開、心室切開が原因になることもあり、心不全や不整脈などが起こるというのです。手術した小児科と大人になってから診療する循環器内科との連携が大切ですが、そうした連携ができている病院は少ないといわれています。

小児の先天性心疾患だけではなく、手術した患部の経過観察は他の病気でも必要だと思います。前立腺がんを発症した先輩の男性(74)は20年ほど前、白内障の手術を受け、右目に眼内レンズを入れました。担当医は腕の良い眼科医で、その後関西の公立医大の教授になりました。複数の他の眼科医が先輩の眼内レンズを診るたびに「きちんとした手術です。レンズはちゃんと収まっています」と言いました。先輩は「名医といわれる先生に手術してもらって良かった」と心から感謝していました。

それが、昨年春、眼内レンズが突然、水晶体の袋から外れ、硝子体の中に入ってしまいました。網膜を傷つけたら、取り返しのつかない事態になりかねません。病院で緊急手術を受け、硝子体に落ちた眼内レンズを取り出し、新しい眼内レンズを入れたといいます。

「名医の手術」でここ十数年間、定期的な経過観察は一度もしなかったそうです。20年ほど前、きちんと収まっていた眼内レンズも、目の筋肉・靭帯の衰えや水晶体の袋の変性もあり、体の強い振動で外れることもあるそうです。

「名医の手術だと思って、安心し切っていてはあかんぞ」が先輩の忠告です。タケちゃんは眼科の次の定期健診では、眼内レンズの収まり状況を尋ねてみようと考えています。

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放射線治療もつらいよ!

2012-10-29 09:32:20 | 健康・病気

前立腺がんの放射線治療を受けた先輩の男性の話の続きです。患部に放射線を照射すれば、当然、周辺の組織に炎症が起こります。前立腺が炎症を起こして腫脹すると、尿道を圧迫して、おしっこが出にくくなるそうです。

担当医から尿道を広げる薬を出してもらいましたが、74歳の先輩は「薬を飲んでも、ちっともおしっこが出なくてつらかった」といいます。炎症が治まると「ちょろちょろとでも出ると、ほんまにうれしかった」そうです。

私も前立腺肥大の検査を受けたことがありますから、前立腺のすぐ後ろが直腸であることは知っています。医師が肛門から指を入れ、直腸壁を触って前立腺が肥大していないか、を診るのです。肛門から指を入れられる際、緊張して無意識に肛門をきゅっと締めてしまうため、医師から「体を楽にして」と何度も言われたことを思い出します。

前立腺に放射線を照射すると、直腸壁がただれ血便が出ました。先輩は「前は出ないし、後ろは痛いし、さんざんやった」と言います。今は、おしっこもちゃんと出て、血便もなくなりました。「何度も病気をすると、健康のありがたさがようわかる」とも話していました。

私が年1回の人間ドッグ、歯、目の定期健診を受けていることを伝えますと、先輩は「健康に気いつけて、百まで生きろ」と言われてしまいました。

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前立腺がんになってもうた!

2012-10-27 10:11:50 | 健康・病気

前立腺がんが見つかりました。とはいえ、これは私のことではありません。心臓の膜に水がたまる心タンポナーデの手術を受けた新聞社時代の先輩の男性に先日、「お変わりはありませんか」と電話をしました。その返事は「前立腺がんが見つかって放射線治療を受け、2か月入院していた」でした。

74歳の先輩は、昨年は目、耳の病気、そして心タンポナーデと、病魔に襲われ続けました。そして、今年は前立腺がんです。現役時代、「体力は負けんで」と体には自信があったので、定年後も定期的な健康診断を受けることはありませんでした。先輩の知人に、同じく前立腺がんを患った男性がいて「70歳を越したら、一度前立腺がんの検査を受けなければあかん」といわれて、今年5月に検査を受けました。前立腺がんの腫瘍マーカーのPSAが8と出ました。PSAは4を超えると危険ラインになるとされています。

そこで、前立腺の生検をした結果、悪性腫瘍とわかりました。幸い、転移はしていなかったので、担当医と話し合って放射線治療を受けることにしました。8月に入院して2か月間、放射線でがん細胞をピンポイントで焼き切る手術を受けました。

9月末に退院して、自宅療養を続けていますが、3か月に一度、経過を調べるため、通院するそうです。先輩から「七十を越したら、ほんまに弱るわ。タケちゃんも気いつけや」とアドバイスされました。年1回の人間ドッグ、目、歯の定期健診は続けようと改めて思いました。

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動脈硬化も出てもうた!

2012-10-26 09:24:00 | 健康・病気

1年半ぶりの眼科医院の健診で、白内障の発症のほかに、もう一つ指摘されたことがあります。医師は眼底写真を見ながら「網膜の動静脈の一部に動脈硬化が見られますが、これはどうすることもできませんから、様子を見ましょう」と話しました。

眼底写真を見ますと、私の目からも動静脈交叉現象が起こっているのが見てとれます。交叉しているところの静脈が少し細くなっています。ネットで調べると、網膜は大変薄い組織なので、動脈と静脈が交叉している箇所では、動脈と静脈は血管の外膜(一番外側の膜)を共有しています。このため、動脈硬化が静脈を圧迫して静脈が細く見えたり、血流をせき止め、静脈がうっ血することもある、とされています。

人間の動静脈を外部から見ることができるのは眼底だけです。眼底で起こっていることは、全身の動脈でも発症している恐れがあると認識しなければなりません。

実は、網膜の動脈硬化は40代のとき、眼底写真で発症しているとの検査結果が出ました。高血圧の影響(H所見)、動脈硬化(S所見)でH1S1(ともに軽症)との診断でした。その後、降圧剤の服用を始めたり、運動に励んだりした成果が出たのか、人間ドックでは指摘されることがありませんでした。

加齢に伴い、発症したようです。私が見た限り、S1レベルと判断しました。高血圧と同様に、仲良う付き合うつもりです。

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白内障になってもうた!

2012-10-25 09:41:49 | 健康・病気

1年半ぶりに眼科医院の健診を受けました。それまでは、6カ月に1回程度の健診を受けていたのですが、毎年春に人間ドッグを受けて、その際、視力検査をはじめ、眼底写真、緑内障の検査などを受診するので、今年から春は人間ドッグ、秋に眼科医の健診を受けることにしました。

今春の人間ドックでは、検査結果を受けて診断してくれたのが内科医ということもあって、眼科では取り立てての注意は受けませんでした。眼科医院では、医師による細隙燈顕微鏡検査のほか、両目の眼底検査、眼底の三次元画像解析も受診しました。私の左目は黄斑上膜(セロファン黄斑症)の除去手術という硝子体手術を6年前に受けています。硝子体手術をすると、99.9%の確率で術後に白内障を発症するとされるため、同時に眼内レンズを入れる手術をしました。その後、後発白内障が起こりましたが、レーザー治療を受け、クリアに見えます。

眼底の三次元画像解析装置で撮影した際、看護師さんが「右目の眼底の画像がくっきり撮れません。白内障が発症しているようです」と言いました。右目は2回画像解析し、はっきり映っている画像を採用しました。

そして眼科医の診断です。医師には8年以上、私の目を診てもらっています。画面に映った眼底写真、三次元画像を示しながら、「右目に白内障が出ています。しばらく様子を見て視力に支障が出てきましたら、手術を考えましょう」と言いました。

白内障は、目のレンズにあたる水晶体のタンパク質が白く濁る病気で、加齢に伴い発症します。60代で70%、70代で90%、80歳以上になるとほぼ100%の人に起こるといわれています。60代半ばのタケちゃんも該当年齢に十分に達しているので、発症しても不思議なことではありません。でも、やっぱり、ちょっとショックでした。白内障の予防になるというブルーベリーなどをできるだけ口にするようにします。

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