団塊タケちゃんの施術日記

一人二人生の旅立ち

良い医者を選ぶことも養生のうち

2024-05-31 09:01:57 | 健康・病気

両手のしびれを訴えた80歳過ぎの女性は頸椎が神経に当たっていることが原因と診断され、頸椎の一部を切除して除圧する手術を受けました。医師からは「手のしびれは改善しないが、これ以上悪くならないにするため」と説明されました。

両手のしびれはありますが、心持ち軽くなった気がするといいます。問題は3週間の入院生活で足腰がすっかり弱ってしまったことです。手術前は自転車で買い物に行くことができましたが、医師から転倒する恐れがあるため、自転車は乗らないようにと指示されました。日常生活が大きく不自由になりました。

医師は整形外科のガイドラインに従って除圧手術をしましたが、足腰の衰えを防ぐ指導はしてくれませんでした。

貝原益軒の養生訓には「医者を選ぶことも養生のうち」と書かれています。医療情報はネットで検索することができます。医師の説明に納得がいかなければ、納得できる治療をしてくれる医師を探すしかありません。

サケの骨を誤って噛んで右上の小臼歯が割れたとき、整骨院近くにある「抜かない歯科治療」を掲げる歯科医院を受診しました。歯科医師はレントゲン写真も撮らずに「歯の根が腐っている、すぐ抜かなくては」と言いました。歯を抜く歯科医は信頼できませんから、別の歯科医院で治療を受けました。インレーを詰めて、その歯は今でも健在です。

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老いの豊かさを支える第一は生活費

2024-05-30 09:30:12 | 健康・病気

ホリステック(総合)医療に取り組む医師の帯津良一さんの「貝原益軒 養生訓 最後まで生きる極意」(2018年10月30日発行、朝日新聞出版)を読んでいたら、養生訓の研究家の立川昭二さんが老いて生きるためには「一に生活費、二に健康、三に生きがい」をあげていました。

身もふたもないほど、直截的な指摘です。そのうえで、人の世でも心を豊かにして争わずに理にかなったことをすれば、天地が広く感じる。そういう人の命は長い、と続けています。

ひところ、老後を豊かに過ごすためには2000万円の預貯金が必要といわれ、たまげた記憶があります。そこで、少額でも日銭が入る整骨院を始めました。仕事をしていれば、余分なお金を使う心配はないからです。昨日使ったお金は昼食のカレーライスの550円です。

健康は大事ですから、体幹を鍛えるスクワット、腹筋、腕立て伏せを中心に整骨院にあるエアロバイク、レッグエクステンション、バランスボールなどをつかつて、施療の合間に体を動かしています。往復45分の自転車通勤も体によいようです。

生きがいというと何かこだわっている取り組みを示すように感じられるので、私は「好きなこと」ぐらいに受け止めています。患者さんに道楽仕事をいわれる整骨院ですから開院して14年、自分の給料が出るほど稼いだことはありません。年金生活者だからできる仕事です。

少欲知足を心がけると生活費もそんなにかかりません。こんな毎日が「まあまあの老後」と私は受け止めるようにしています。

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井上尚弥を見倣ってイメトレ

2024-05-28 09:35:50 | 社会・経済
ボクシング世界スーパーバンタム級4団体統一王者井上尚弥と挑戦者のルイス・ネリの試合で初回、ネリの左フックをくらって井上が初のダウンを喫しました。井上は片膝を立てカウント8で立ち上がりました。

井上は倒されたときのイメージトレーニング通りにカウント8まで体を休め、ダメージからの回復を待ったそうです。カウント8までとしたのは10カウントでKO負けにならないよう少し余裕をもつためで、ぎりぎりの9では負けに判定される恐れがあるためだといいます。

話は変わりますが「大養生のすすめ わらじ医者よろず診療所長」(早川一光)を読んだら、死のイメージトレーニングをするよう勧めていました。

そこで井上尚弥を見倣って死のイメトレをしてみました。早川医師(故人)は5W1Hでイメトレするよう書いていました。

Whenは「寿命が来たら」、Whereが「自宅で」、Whoは「タケちゃん」、Whatが「死亡する」、Whyは「老衰で」、Howが「仕事をしながら、または家事の手伝いをしながら倒れて」。

早川さんは「人間って生きたように老い、老いてきたように、死んでいく」と書いています。家族に見守られてあの世に行きたいものです。







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コロナに感染して体に起こったこと

2024-05-27 09:06:11 | 社会・経済
コロナウイルスに感染して38度台の熱が続いていたとき、おしっこの出が悪くなりました。時折とまります。前立腺が肥大すると起こる症状です。

コロナウイルスの治療薬ゾコーバ錠を服用すると、体温も36度台の平熱に戻りました。すると、排尿も滞ることなく出るようになりました。メカニズムは分かりませんが、コロナの感染が排尿障害を起こしたのではないかと私は思っています。

カミさんには便秘が発症しました。娘はせきと下痢に悩むようになりました。コロナは各人の体の一番弱いところにダメージを与えるようです。

私は前立腺炎を患ったことがあり、どうやら排尿機能に支障が起こる恐れがあるようです。腎臓から尿管、膀胱、尿道、前立腺に余分の負担をかけない生活をしなくては、と考えています。

それにしても感染ルートはわかりません。患者さんにうつされたのかもしれないと思いましたが、患者さんの中にその後コロナが発症した人はおりませんでしたから、このルートはゼロです。

38.5度の熱が出た6日から考えると、その3~6日前に感染したようです。大型連休で1~4日、大阪と奈良の公園ウォークをして連日2~3万歩に上りましたから、過労気味で免疫力が落ちていたようです。それが原因でどこかで感染したのかもしれません。コロナ対策をしっかりしたうえで、過労にならないよう気を付けるしかないようです。







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コロナに感染しちゃいました④

2024-05-24 09:16:05 | 健康・病気
厚労省のコロナ患者の自宅療養者の手引きで、外出を控えるよう求められた5日間が過ぎた13日から、私がマスクを着けて買い物に行きました。買い物以外は自宅療養です。そのころはのどの痛みはなくなり、熱も平熱でした。

越し方行く末を考える時間はたっぷりありました。音楽を聞いたり、アマゾンプライムで映画を見たりしました(映画は体調が回復するまで見る気が起こりませんでした)が、自分は「文を愉しむ人」とわかりました。大方は読書の時間にあてました。

日ごろゆっくりと読めなかった「不干斎ハビアン 神も仏も棄てた宗教者」(釈徹宗)、「貝原益軒 養生訓 最後まで生きる極意」(帯津良一)、「ノモンハンの夏」(半藤一利)、「硝子戸のうちそと」(半藤末利子)、「生きベタさん」(釈徹宗、細川貂々)、「令和を生きるための昭和史入門」(保阪正康)、「大養生のすすめ わらじ医者よろず診療所長」(早川一光)、「菜根譚」(洪自誠)などなど。

ジャンルも著者もばらばら。ほとんどが図書館で借りた本です。気が向いたときに手に取り、疲れたら本を閉じました。

厚労省の自宅療養者の手引きでは、発症後10日間たつとコロナウイルスの排出が終了するとあります。でも、それより前にコロナ検査を受け、排出がないことが確認出来たら、整骨院の再開も早まると考え、耳鼻咽喉科医院に電話しました。

すると「コロナ検査は定性検査なので少量でも陽性になります」。ウイルスは約100万個を吸い込むと感染するとされます。定性検査では定量検査と異なり、少量でも陽性になる可能性があります。陽性反応が出たら、施療はできません。

それでコロナ検査陽性から11日後の19日に再開することにしました。


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