両手のしびれを訴えた80歳過ぎの女性は頸椎が神経に当たっていることが原因と診断され、頸椎の一部を切除して除圧する手術を受けました。医師からは「手のしびれは改善しないが、これ以上悪くならないにするため」と説明されました。
両手のしびれはありますが、心持ち軽くなった気がするといいます。問題は3週間の入院生活で足腰がすっかり弱ってしまったことです。手術前は自転車で買い物に行くことができましたが、医師から転倒する恐れがあるため、自転車は乗らないようにと指示されました。日常生活が大きく不自由になりました。
医師は整形外科のガイドラインに従って除圧手術をしましたが、足腰の衰えを防ぐ指導はしてくれませんでした。
貝原益軒の養生訓には「医者を選ぶことも養生のうち」と書かれています。医療情報はネットで検索することができます。医師の説明に納得がいかなければ、納得できる治療をしてくれる医師を探すしかありません。
サケの骨を誤って噛んで右上の小臼歯が割れたとき、整骨院近くにある「抜かない歯科治療」を掲げる歯科医院を受診しました。歯科医師はレントゲン写真も撮らずに「歯の根が腐っている、すぐ抜かなくては」と言いました。歯を抜く歯科医は信頼できませんから、別の歯科医院で治療を受けました。インレーを詰めて、その歯は今でも健在です。