団塊タケちゃんの施術日記

一人二人生の旅立ち

「顔認証、終了しました」

2019-04-18 09:24:19 | 社会・経済

大型車の整備・修理工場に勤める40代の男性は、最新型の大型トラックの整備をするため、運転席に座ると「顔認証、終了しました」の音声が流れたのに、びっくりしました。「なんだ、これは」と思い、すぐに調べました。

運転席にAIを備えた映像装置が取り付けられており、運転者の顔を認識します。運転者が眠たくなって目をつぶったり、よそ見をしていたりすると、警報音が鳴る仕組みになっていました。スマホを取り出して見ようとしたら、大音量の警報音が響きます。

さらに、運転者が居眠りを始めてハンドルに向かってこっくりするようなことがあると、運転者とハンドル間の距離が近くなると、やはり警報音が鳴って、注意を喚起します。

映像は運転が終了後、上司が見ることができるので、居眠り運転やよそ見運転などは勤務評価に響きます。

最新のバスには緊急停止装置が取り付けられているといいます。運転手が心筋こうそくなどの重篤な病気を発症し、運転ができない事態になったら、運転席の近くにある緊急停止ボタンを近くの乗客が押せば、安全速度になったあと、自動的に停車します。

男性は「AIが導入され、自動車は年々進化している。ただ、高度化するほど、パーツを取り換えればよいようになり、私たち整備士がする仕事がどんどん減ってきている」と話していました。

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天下りポストで年収1550万円、うらやましい!

2019-03-08 09:45:05 | 社会・経済

JT(日本たばこ産業)の株主総会招集の通知(私はタバコを吸いませんが、株主優待目的で100株を所有しています)を読んでいたら、なつかしい名前がありました。高松支局で勤務していたとき、NHKの先輩男性記者だったIさんです。

IさんNHKの経済記者からワシントン特派員、ロンドン総局長、国際報道局長などを歴任し、2011年に副会長で退職しました。その年にJTの社外監査役に就任し、今年3月に退任する予定とあります。

18年度の活動状況として、Iさんは「15回の取締役会のうち14回に出席し、また、13回の監査役会のうち12回に出席し、適宜質問、発言を行うなど監査役の職責を十分に果たしました」とあります。

後任にはNHKの経済部長、経営委員会事務局長、専務理事を勤めた男性の名前が書かれており、JTの社外監査役はNHK幹部の天下りポストなのでしょう。

社外監査役2人の報酬は3100万円ですから、Iさんの年収は1550万円です。資料の読み込みがありますから、一概に言えませんが、取締役会・監査役会に26日間出席した報酬です。日給60万円です。これが2011年から続いていたとすると、Iさんが受け取った報酬は7年間で1億850万円です。

NHKでえらくなると、退職後もこういう天下りポストが得られるのか、うらやましいなあ、と思いました。

新聞社では、これほどの好待遇のポストは聞いたことがありません。論説主幹、大阪本社代表から信濃毎日新聞の論説主幹に招かれた、私が尊敬する大先輩の男性からの年賀状に「頼るは自分だけ、を地に行っている貴兄を尊敬します」とあり、恐縮した覚えがあります。

でも、えらくなると定年後にこうした天下りポストがあると知っていたら、えらくなる努力をもっとすればよかったと悔しい思いもしている、情けないタケちゃんです。

 

 

 

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ニューワールドのキーワードは、ブーカとアントロポセン

2019-03-07 09:49:38 | 社会・経済

京都大学特命教授の久能祐子(さちこ)さんは緑内障の予防薬や慢性便秘薬の治療薬を開発・商品化しました。そうして得た資金をもとに、社会企業家を目指す女性を支援する投資ファンドを設立しました。2015年のフォーブス「アメリカで自力で成功を収めた女性50名」に日本で唯一選ばれました。

久能さんが「跳ぶように考え、這うように証明する」というテーマで話した講演会が京都大であり、聞いてきました。久能さんがニューワールドのキーワードに上げたのがVUCA(ブーカ)とAnthropocene(アントロポセン=人新世)でした。

VUCAはもともと軍事用語で、Volatalitiy(変動性)、Uncertainty(不確実性)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(不透明性)の頭文字を綴った言葉です。新しい世界は、変動しており、不確実で複雑で不透明というわけです。

Anthropoceneは、地質年代を現わす言葉です。地質年代は化石など地層や氷床に刻まれた痕跡によって古生代や恐竜が繁栄した中生代などに区分されます。現在は258万年前に始まった新生代第4紀完新世というのが定説です。

これに対して、地質学者から1950年ごろからAnthropocene(人新世)に入ったという提言がありました。大量のプラスチックや核実験による放射性降下物など半永久的に痕跡を残すものが、人類によってもたらされ「人新世」と呼ぶべきだというのです。

このキーワードをどうクリアするかが、問われているそうです。「普通の人」のタケちゃんには到底、理解できないことですが‥。

 

 

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アホやな! 原価割れで売ってしもうた

2019-01-29 09:36:05 | 社会・経済

確定申告に向けて、損益計算書と貸借対照表などを仕事の合間に作成する作業をしています。弥生会計ソフトに毎月、現金・預金の収支、売掛金などの必要な数字を打ち込み、税理士の先生にチェックしてもらっています。

平成30年1~12月分はチェックずみで正しく打ち込まれているわけですから、1月に預金から引き落とされる前年分の電気代、電話料の未払金、院内で販売しているミドリムシの収支を決算修正として計上した後、会計ソフトに従って打ち込めば、青色申告決算書が完成します。

メールで税理事務所に送ったところ、先生から折り返し問い合わせがありました。「ミドリムシ200粒1袋の仕入れ値は6739円ですが、6500円で販売しています。原価を割って売ったのですか。確認をお願いします」

「原価割れで売るはずがないのに」と思いながら、納品書を確認すると、「200粒1袋6240円」とあります。が、請求額は消費税の8%を加えて6739円です。税抜き前の仕入れ値を見ただけで、「損をしなければよいか」と260円アップの6500円で患者さんに売ってしまっていたのです。

「ホンマに商売人になれないな、私は」と落ち込みました。とはいえ、いまさら患者さんに消費税分を請求することはできません。税理士の先生に事情を説明して了承してもらいましたが、「損して売っているのに気が付かないなんて、本当にアホやな」。 

 

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「人の弱みにつけこんだ商売をするな」

2019-01-10 10:25:08 | 社会・経済

京都は独自の技術開発でものづくり企業大手に育った会社が数多くあります。その一つで、分析・計測機器の総合メーカー、堀場製作所の堀場厚会長兼グループCEO(70)の話は、大企業に成長した営業の基本を聞いた感じがして興味深いものでした。

日本学術会議in京都の分科会「先端産業と科学・学術」のパネリストの堀場さんは、2015年にドイツの自動車会社フォルクスワーゲンが排気ガスの測定結果を意図的にごまかした問題を取り上げ、その不正を発表した研究所が使用したポータブル測定器が堀場製作所製と知ったとき、全世界の同社の営業担当に「このインシデント(事件)を販売に使ってはならない」と指示しました。測定器の優秀さを売り込むチャンスですが、フォルクスワーゲンの弱みにつけこんだ商売をしてはならないと命じたのです。

堀場さんによると、インシデントを使った販売を行うようでは「100年ビジネス」は実現できないといいます。こうした販売態度を貫いたことで、フォルクスワーゲンは排気ガスの分析・測定機器は堀場製作所の製品を採用しているそうです。

堀場製作所は、堀場さんの父、雅夫さん(故人)が1945年、創業し、電解コンデンサーを製造しました。1958年、米国視察団の一員として米国の先端企業を見て回り、人の呼気ガスを分析する機械をつくれば、病気の診断に役立つと考えて製造しました。ところが、全く売れませんでした。在庫の山ができ、経営難に陥りました。

そこに米国で自動車の排気ガスを厳しく規制するマスキー法が1965年に成立しました。呼気ガスから排気ガスに切り替えた分析機器は1万台以上売れる大ヒット製品となりました。世界シェアの80%に上り、堀場製作所の礎を築いたといいます。

 

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