団塊タケちゃんの施術日記

一人二人生の旅立ち

大阪の男性の健康寿命が最下位です

2014-05-30 11:47:34 | 健康・病気

20大都市の健康寿命を厚生労働省の研究班がまとめたところ、男性は大阪市が68.15歳で最下位、女性は堺市が71.86歳でワースト1であることがわかりました。男女とも大阪府が最悪でした。

健康寿命は生活に支障なく過ごせる期間で、わかりやすくいえば、自分で食事ができる、一人でトイレに行けることです。75万人を抽出した厚労省の国民生活基礎調査で、「健康上の問題で日常生活に影響がない」と答えた人の割合から計算しました。

それによりますと、健康寿命がトップだったのは男女とも浜松市で、男性は72.98歳、女性は75.94歳でした。大阪市の女性は72.12歳、堺市の男性は69.55歳で、大阪市、堺市の男女は浜松市より3歳以上も下回りました。ちなみに20大都市の平均は男性が70.42歳、女性は73.62歳でした。

平均寿命は男性が79.55歳、女性が86.3歳ですから、大阪市の男性は11年間余、堺市の女性は14年間余、日常生活に支障を来たしながら生きなければならないことになります。

研究班は、健康寿命が長い浜松市は就業率が高く、喫煙率が低いことから、年を取っても働くところがあること、タバコを吸う人が少ないことが関わっているのではないか、とみています。高齢になっても勤労の場があることが健康づくりに貢献し、「百害あって一利なし、でもうまい」といわれる喫煙をやめることが健康寿命を延ばすようです。

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下まぶたがピクピク 顔面ミオキミア?

2014-05-29 09:43:59 | 健康・病気

左目の下まぶたに違和感があり、時々ピクピクとけいれんします。目の周囲の筋肉は眼輪筋ですので「眼輪筋 けいれん」でネットで調べると、該当する病名が表示されました。

顔面ミオキミア、顔面けいれん、です。顔面ミオキミアは眼輪筋の一部がピクピクとけいれんを起こします。まぶたの下に発症します。私のケースはこの症状にぴったりです。眼輪筋は顔面神経で動きますが、目の疲れ、寝不足のときなどに、異常な興奮が発生してけいれんが発症します。顔面神経麻痺、脳幹部の腫瘍でも発症するとありました。

顔面けいれんは、片方の目の周りの軽いピクピクから始まり、次第に同じ側の顔面全体に広がります。脳の血管が顔面神経を圧迫することから発症します。ロッキード事件で逮捕された田中角栄元首相が発症したことで知っている方も多いと思います。

振り返ると、ピクピクが起こる前の1週間は、かつて勤めた会社のOB・OG会、先輩の病気見舞い、知人の映画の会、特別人権相談の担当、マンション総会の出席など、仕事以外の用事が重なり、疲れがたまっていたようです。

ピクピクが出てから1週間がたちますが、けいれんが広がっていませんから、どうやら顔面けいれんではないようです。ピクピクが起こることは減りましたが、違和感は時折感じます。眼輪筋のストレッチがけいれんの改善につながると知り、暇な時間に大鏡の前でストレッチをしています。そんなことをカミさんに話しますと「疲れたら、よくなるわよ。ほっといたらそのうち治るわ」ときっぱり。女の人は強いわ!

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けがした直後はRICEが原則です

2014-05-27 09:31:55 | 健康・病気

左足の裏が痛くて歩くことができない、という30代の男性が土曜日の朝、訪れました。左足の小指側の半分が痛むといい、軽く触っても疼痛を訴えます。ホテルの調理部門で働いている方で、立ち仕事が長時間続く勤務です。重い物を持ったとき、左足裏に激しい痛みが起こったといいます。症状や発症した経緯などから、足底筋膜炎を起こしたと評価しました。

男性は昨日朝、起床したとき、左足裏の一部に痛みが起こりましたが、歩いているうちに痛みが薄らいだので、梅田に買い物に出かけたそうです。夕方に帰宅したころから、足裏の痛みがひどくなりました。揉んだら良くなると考え、足裏を一生懸命揉み解し、温湿布薬があったので、貼って寝ました。ところが、朝起きたら痛みが広がり、歩くのもしんどくなったため、自転車で私の整骨院を来院しました。

痛みが発症したら、RICEの原則を実行してください、と説明しました。RはRest(安静)、IはIcing(冷却)、CはCompression(圧迫)、EはElevation(拳上)です。患部に血液の流入を抑えて、炎症の広がりや浮腫を抑えるためです。Eは患部を心臓より高いところに挙げ、血液の流れ込む量を減らすのです。中でも、一番大事なことはRの安静です。

男性は安静にするどころか、一日中歩き回り、痛くなったら揉みまくって炎症を広げ、温湿布薬で炎症をひどくしていました。男性は「私は足裏の痛みに悪いことばかりをしていたのですか」と尋ねましたから「その通りです」と答えました。

アイスパックで十分に冷却し、足裏以外の周辺の筋肉を手技で緩めました。その日は休みでしたのでゆっくり休むようお願いしました。翌日曜日、来院した男性は「足裏は小指の下が少し痛む程度です」と話しました。この日は冷却したあと、足底筋膜炎の症状を和らげるテーピングをしました。男性は「歩いても痛くありません。明日から仕事ができそうです」と言って帰りました。その後、来院されていませんから、痛みは解消したと推察しています。

痛みが出たら、まずRestです。

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年寄り笑うな行く道だもの

2014-05-26 09:25:55 | 健康・病気

年1回開かれている会社のOB・OG会に出席して、先輩たちの言動を見聞きしますと、私の何年後の姿が見えてきます。定年退職をした人たちの集まりですから、60代から80代の参加者がほぼ全員です。90代の方は大阪の中心部まで出かけてくるのは、さすがにしんどいようで、毎年のように顔を出している私も、お会いしたことはありません。

現役のころは天下国家を論じて意気軒昂な人が多かったのですが、寄る年波から心映えも穏やかになり、温厚な雰囲気を醸し出す先輩が増えてきました。ご本人は加齢に伴う諸症状を素直に受けているのか、体に現れた変化を気にとめていないようです。

すぐに気がつくのは身長が低くなったことです。私と同じくらいの背丈だった先輩が私を見上げていたり、私よりずっと背の高い先輩の目線が私と同じになっています。猫背になったり、身長そのものが縮んだためです。

猫背になるのは肩の僧帽筋や腹筋が衰退し、前かがみ姿勢になったのが原因です。身長は加齢とともに背骨の椎間板から水分が少しずつ減少することから、数センチ低くなるといわれます。

そして、一緒に歩くとよくわかりますが、歩くスピードが落ちています。横を振り向くと、ともに歩いているはずの先輩が2、3歩後ろにいます。そのつど、歩行の速度を落としますが、自分のペースになると、つい先に行ってしまいます。

膝や股関節が痛めた先輩も目立ってきました。軽いびっこを引きますから、伺いますと、やはり膝や股関節に痛みが出ています。こうした現象は、いずれ私にも訪れると覚悟しなければならないでしょう。「年寄り笑うな 行く道だもの」

こうした症状をできるかぎり先送りできるよう、自分なりの努力を重ねています。

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腰の曲がりも、顔の下向きもかなり回復

2014-05-24 09:21:49 | 健康・病気

3日間で腰が大きく曲がり、頸が下向きになった80代の女性が1週間ぶりに来院されました。顔の表情が明るくなり、腰の曲がりも改善し、顔もやや下向きですが、前を向いています。「顔が上がってきました。腰も伸びてきました。よかったですね」と言いますと、ヘルパーの経験がある娘さんに、うつぶせになった姿勢から亀のように頸を上げる運動を続けたといいます。

出かけるときは、娘さんが付き添い、女性の腕を取り、腰が曲がらないように、頸も下に向かないように手助けをしていたそうです。3日間で曲がった腰や下向きになった顔は、1週間ほどの運動や姿勢の維持で、かなり改善しました。

精神的な面でも、尿漏れでトイレ汚しを重ねていましたが、リハビリパンツ(おむつ)を着用し、漏らしても外を汚す心配がなくなりました。「ジャーと漏らして娘から叱られることがなくなり、気分的に楽になりました」と女性は話しました。

服の整理など、同じ姿勢を続ける作業は長時間することがないようにし、こまめに休みを取るようにしているといいます。1週間前は頸肩腰の張りと痛みがひどかったですが、触ってみると、だいぶやわらいでいます。

ただ、腕の力は大きく落ち、うつぶせになった体を腕を立てて起き上がることができません。ずり落ちるようにベッドから両脚を出して足が床についたところで、私が体を支えないと立てません。「頸を亀さんのように上げる運動や外歩きは続けてくださいね」とお願いしました。

高齢者でも、適切な運動を続け、精神的な心配を取り除いてあげれば、体はかなり回復するものだ、と感じました。改むるに憚ることなかれ、です。

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