団塊タケちゃんの施術日記

一人二人生の旅立ち

革命に青春をかけた10人の生涯を読んで

2020-05-29 12:21:49 | 健康・病気

「革命と青春 日本共産党員の群像」(山岸一章著、新日本出版社、1970年)に書かれていた特高警察の拷問を受けて亡くなった友人男性の叔父は梶哲次とありました。

青山学院3年のとき、軍事教育に反対活動をして退学処分となり、その後、肺結核を発症し、富山県の生家に戻り、闘病生活。農民組合運動の指導者として活躍し、党中央農民部員のとき、特高に検挙されました。ひどい拷問で病状が悪化し、仮出獄した翌日、昭和9年5月に死亡しました。29歳と9か月の生涯でした。

友人は昭和19年生まれですから、叔父さんとは面識がありません。叔父さんの弟から「兄は特高の拷問で虐殺された」と聞いたそうです。新聞記者となり、北海道で勤務していたとき、梶哲次を取り上げた本が出版されたことを聞き、1970年に購入したといいます。

「革命と青春」には、このほか九州地方委員長西田信春さん(福岡署の特高によって虐殺。30歳)、機関紙「無産青年」の配布網を再建した共産青年同盟の高橋まとさん(特高に急襲され、2階から飛び降りた際、脊椎の複雑骨折の重傷。寝たきりとなり、1年後に死亡。24歳)、電灯料金不納同盟の河野登喜雄さん(24歳8か月)ら9人が取り上げられています。

東京帝大、京都帝大、日本女子大などを卒業して革命に青春をかけた若者たちでした。

話は変わりますが、中学生か高校生のとき、読んだ小林多喜二の本にあった多喜二の死体を見た衝撃はいまだに忘れません。太ももが内出血で膨れ上がっていました。小心で臆病な私は、撲殺死だけは御免だと思いました。一方で、仕事とはいえ、拷問で虐殺する「ヒトの怖さ」を感じました。

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「特高に虐殺された叔父の本、知らない」

2020-05-28 09:26:05 | 健康・病気

東京から京都に移転した友人男性の本の整理を手伝ったことがあります。12年ほど前のことです。友人は70代後半ですが、60歳過ぎから網膜色素変性症で目が見えなくなっていました。そこで、引っ越しの手伝いを頼まれたのでした。

その友人から3月下旬、電話がありました。「本の整理をした時、『革命と青春』という本を見た覚えはない」。「本のタイトルまで見ながら整理をしなかったので、まったく記憶にありません」と答えました。

その本には、戦前に共産党活動をしていて特高警察に逮捕され、ひどい拷問を受け、亡くなった叔父のことが書かれているというのです。ヘルパーさんを通じて、京都府立図書館、京都市立図書館に調べてもらったが、所蔵していないとのことでした。

そこで、パソコンで大阪市立図書館の蔵書検索をしたところ、「革命と青春 日本共産党員の群像」(新日本出版社、1970年)がありました。そう告げると、友人は「それそれ、それに間違いない」といいます。

すぐに予約しましたが、図書館は新型コロナウイルスの感染拡大の防止で3月2日から閉館中。大阪府の自粛要請の解除で、図書館が再開されたのは2か月半後の5月16日でした。その日に受け取り、叔父さんの項を読んで、友人の話と一致していることを確認してから、コピーして郵送しました。

後日、友人から電話があり、「叔父の最期を知らない親類も多いので、コピーして送る」と話していました。

 

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フレイルの予防は運動と食事です

2020-05-26 11:46:42 | 健康・病気

心身の衰えを示すフレイル(虚弱症)を放置すると、要介護に進んでしまいます。フレイルを防ぎ、元の健常な状態に戻すカギとなるのが運動と食事です。

体幹を鍛えるスクワット、腹筋、腕立て伏せに取り組むことができればよいのですが、それができない人は、厚労省が推奨する「+10」を心がけては、といいます。+10は今より10分間多く体を動かしましょうという呼びかけです。

三密を避けて、散歩をしたり、ジョギングをしたり、いつもより遠いスーパーに買い物に行ったりする。

食事は筋肉や骨を強くする高たんぱく食やビタミンDを摂ります。筋肉の元になるたんぱく質は体重1キロに対し1グラム以上を摂るのが目標といいます。体重60キロならば、60グラムです。とくに肉や魚などの動物性たんぱく質がお勧めです。

私は整骨院にあるエアロバイク、レッグエクステンション、腹筋台、ダンベルで筋トレ・ストレッチに取り組み、食事にも注意して、フレイルにならないよう心がけています。「年寄りよ 体を鍛えておけ」がモットーです。

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ステイホームでは、フレイルに注意!

2020-05-25 09:15:15 | 健康・病気

新型コロナウイルスの感染予防で、ステイホームが求められていますが、引きこもり生活で運動不足による筋力の低下、精神的・社会的な衰えに注意しなければなりません。こうした心身の衰えはフレイル(虚弱症)と呼ばれ、健常と要介護の中間状態とされます。

フレイルになっているかを調べる15項目のチェックリストがあります。

①運動する頻度が減った②外出する頻度が減った③歩くスピードが遅くなった

④最近ふらつきを感じる⑤びんや缶のふたが開けられない

⑥買い物袋を持って歩けなくなった⑦この半年で2~3キロ体重が減った

⑧最近、わけもなく疲れるようになった⑨物忘れがひどくなった

⑩物事を考えるのがおっくうになった⑪ぼーっとすることが増えた

⑫食べる量が減った⑬一人でいることが増えた

⑭趣味の会やサークルをやめてしまった

⑮糖尿病や心疾患、呼吸器疾患など、食事・服薬の管理が必要な病気にかかった

三つ以上該当すれば、フレイル予備軍の恐れがあります。私は外出自粛で外出する頻度が減った以外はクリアしています。

フレイルを防ぐための方法は次回に。

 

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深い眠りを増やすためには!

2020-05-22 09:28:53 | 健康・病気

「ああ、寝た寝た、ぐっすり寝た」といって起きることがなくなりました。若いときは8時間以上寝ても、寝不足感があって、さらに眠ることができたのに、今はそんなことはありません。

せめて中途覚醒や早期覚醒がない眠りを得たいと思って、深い眠りを増や方法を調べてみました。

①起きている時間を長くし、本当に眠くなるまで床につかない

②ウォーキングなどの運動をしたり、積極的に家事をしたりして活動量を増やす

③生活習慣病をきちんと管理する(糖尿病や高血圧があると、睡眠時間が不十分になりがち)

④体内時計をリセットするため、朝起きたら、太陽の光を浴びる

⑤夕方に適度の運動をして体温を上げると、夜間にかけて体温が下がり眠りに入りやすい

⑦食事は規則正しく

⑧深夜の室内照明は暗くする(夜遅くまで強い光の下にいると睡眠ホルモンのメラトニンの分泌が低下します。テレビやスマホを見ていると睡眠障害を起こします)

これらのことに注意しているのですが、今日も午前3時に目が覚め、ラジオ深夜便を聞きました。

 

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